タナカさんから教えて頂いて番組を知る。その番組は歌舞伎。録画していたそれを見ます。「傾城雪吉原」です! 今月、大阪で演じられている。私は2018年12月19日に歌舞伎座で見ましたっけ。玉三郎の美しさとその舞踊が圧巻です。
玉三郎は70歳ですよ。私の父は70歳で亡くなった。それと同い年に玉三郎がなった。まったく信じられない。私の父は十分にお爺ちゃんだったっけ。玉三郎は可憐な少女ですよ。そして美しすぎる。テレビに釘付けになる。

17時20分に到着。写真を撮りましょう。今日の演目はこちら「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」です。

サ、東銀座駅の地下にエスカレーターで降ります。まずは舞台写真を買います。玉三郎を2枚。

ビーフシチュー、美味しいです! 時間はあるし、ゆっくり食べて大丈夫なのに、なぜか、あわてて食べる。何だろう、、、。食堂のお客が少ないせいか?

食事終了すると良い時間です。歌舞伎座の中に入る。今日のお席は、1階14列17番。
近松門左衛門 作「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」大蛇退治
岩長姫実は八岐大蛇:坂東玉三郎
稲田姫:中村梅枝
素盞嗚尊:尾上菊之助
HPには、次の説明が掲載されている。
「出雲の国では、簸の川に棲みついた八岐大蛇に毎年人身御供を差し出していましたが、今年は稲田姫が捧げられることになりました。夜も更けた頃、どこからともなく姿を現したのは、大蛇の化身である岩長姫。供えられている好物の酒の香りに気がつくと次々に飲み干し、ついに稲田姫を飲み込みます。しかしこの酒は、素盞嗚尊が用意した毒酒。間もなく、素盞嗚尊が大蛇に奪われた十握の宝剣と稲田姫を取り戻すためにやって来て…。
妖艶な雰囲気を漂わせる岩長姫が、酒の甕に気づいて酒を飲み始め、その本性を垣間見せていく場面や、大蛇の分身も加わっての迫力ある立廻りはみどころです。妖しい魅力にあふれる舞踊劇をご堪能ください。」
可憐な稲田姫は梅枝さん。美しいです。その中に、ちょっとおどろおどろしく登場するは岩長姫の玉三郎。玉三郎はこういう役が、きっと好きだよね。ご本人はお酒もほとんど飲まないのに、酒の香りに気がついてゴクゴクと飲む様は見ていてもおかしい。
先月は、ほとんど一人で舞うような演目だったが今月は舞台が華やかになっている。これは嬉しい。来月はさらに三部制になり、一部は二つの舞台が繰り広げられる。なかなか感染者数は減らないが、歌舞伎座は様々な試みをしている。見ている方は嬉しいにつきる。
後半になると玉三郎はさらにおどろおどろしい。衣装も違う。髪型も、そして化粧も。最後は玉三郎か誰かわからぬほどの化粧になる。玉三郎は背が高いから、色男も出来たでしょうね。でも女型です。美女。誰かがそう決めたのでしょうね。その経緯があったのなら見てみたい、なんて思ったりして。それとも本人が女型が良かったのかな?
舞台がはねて外に出ます。まだ余韻がいっぱい。銀座駅の地下鉄丸の内線乗り場まで歩きます。今年の歌舞伎座はこれにて終了。たくさんの思い出を詰めて帰ります。

会社はお休みを頂いて歌舞伎座です! 11時開演に向けて10時に家を出てちょうど良いです。東銀座駅の地下を少し見て、

歌舞伎座の中に入ります。今日のお席は、1階16列23番。1等席の一番後ろ。あっ、今日は桟敷席にもお客様が入ってる! 一人置きだが、やっぱり良いよね!
始まります!
蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし):市川猿之助五変化相勤め申し候
女童熨斗美、小姓澤瀉、番新八重里、太鼓持彦平、傾城薄雲:市川猿之助
源頼光:中村隼人
碓井貞光:中村福之助
金時女房八重菊:市川笑三郎
貞光女房桐の谷:市川笑也
坂田金時:市川猿弥
市川猿之助さんは本当に伸び盛りですね。良い役もたくさんこなしているし、良い後継者です。この役では4回の早替わりがある。息はピッタリ。バッチリと変わりますから拍手喝采。
それにコロナを題材にしたセリフ回しが加わり、楽しい舞台。市川笑也さん、市川笑三郎さんは久しぶりに観ました。すっかり歌舞伎役者さんですね。昔々は、少しだけハラハラしながら観ましたっけ。
舞台はテンポ良く進み、あっという間に終了です。11時40分に終了。40分だけの舞台でしたか。なんか短いなぁ。

ランチは東銀座駅界隈で食べようと思っていたのだが、まだ、お腹はすいてない。少し歩きましょう。まだ12時前だ。1本左側の道「みゆき通り」を北上する。角に中央区立泰明小学校。あっ、撮影禁止って貼ってある。すみませ〜ん。

新宿御苑前で気に入ってるお蕎麦屋「和心蕎花(わしんそか)」さん。13時半に到着。1時間半、歩いたということだ。疲れました。

旬のおすすめ「鯛だしかき玉蕎麦」、1,600円。小盛りは-60円。

美味しいお昼になりました。13時半の入店で「遅い」と心配したが、私の後に、お二人連れ、五人連れが入られて、まだワイワイ食べている。良かった。
ここからはよく知った道。テクテク、歩いて帰り、合計12kmも歩いたようだ。歩くだけでも疲れました。お疲れ様です。
歌舞伎座に参ります! 19時半から始まる第四部、坂東玉三郎を観に参ります。さて、どうする。やっぱり歩きましょう。結構、歩くのが好きなこの頃。いつもの道はわかりきっているから、今日は別の道を通って行こう。
赤坂見附を通り、日枝神社辺りで左折し(前にも通りましたね)、総理大臣邸のそばを通り(今は総理はいません、インドネシアでしょうか)、順調に霞ヶ関。日比谷公園の横に見ながら通りすぎ、帝国ホテルか。前に両親を宿泊させましたっけ。何かそこだけ安い時がありましてね。なんてことを思い出しながら進む。ここまでは実に順調でした。
線路を越えて、ここで間違えた。真っ直ぐ進めば良いものを、なぜか右折した。そして、さらにもう一度、右折している。これで遠くなってしまった。意図した場所に出ないので、この辺りからiPhoneでMapを確認する。レレレのレー、遠くなってしまったじゃないか。ひたすら、戻る、戻る、戻る。そして、出た。歌舞伎座が見える交差点だ。ホッ。
先月と同じ時刻でも日が落ちましたね。季節の移ろいでございます。

最初にお土産処「木挽町」に入り、玉三郎の2021年カレンダーを購入。2,000円。

「歌舞伎茶屋」さんで夕食。今日は「カツカレーうどん(ミニ甘味付)」、850円、アイスコーヒーも、500円。舞台写真を買った時に100円割増になるチケットを頂いたので、1,250円。

そして歌舞伎座の中へ。本日の座席は、1階10列25番。舞台の真正面です。サ、はじまります!
映像×舞踊 特別公演 口上(こうじょう)
口上:坂東玉三郎
玉三郎が一人で登場。先月と同じように「口上」が始まります。「楊貴妃」は平成24年に初演だったそうです。もっと前から演じているように思ったら、案外と最近でした。2012年だ。私は歌舞伎を観る余裕がない年だ。見てないなぁ。残念。
中国に片岡仁左衛門さんと共に勉強に行ったこともあるそうです。そうでしたか。玉三郎が語るには「口上」は先月とほぼ同じだが(会場からは笑いが)、一つ違うのは、提灯にも鳳凰が描かれているのを見せてくださったことです。あとは「同じ」だそうですが、忘れていたりするから新鮮。
夢枕 獏 作 楊貴妃(ようきひ)
楊貴妃:坂東玉三郎
そして、スーッと「楊貴妃」が始まります。今回も映像とのコラボ。映像では平成29(2017年)年12月・歌舞伎座で演じた物を収録。その中には「市川中車」さんだ。私はこの舞台を観ているはず。だが、初めて観るような心地になる。
映像とのコラボはよくよく考えられてます。そして「楊貴妃」は年齢が増してからはよく演じている演目。今日は別の角度からシットリと観ることが出来て良かった。この舞は出来そうに思えて実に難しいと思う。この後、誰がこれを継承していくのだろうと思ってみたり。
歩いて丸の内線「銀座駅」まで行き、電車に乗って帰ります。
「きのこと湯葉のそば(温)」700円と「アイスコーヒー」500円。舞台写真を買ったら100円の割引券を頂いたので、1,100円。ゆっくりしました。

イヤホンガイドを借りました。500円。歌舞伎会カードを持っていても「割引はありません」そうです。「元値が安いので」だそうです。了解。サ、中に入りましょう。座席は、1階10列17番。良いお席です。
第四部:映像×舞踊 特別公演
口上:坂東玉三郎
幕が開くと玉三郎一人がお辞儀している。背景の画像は歌舞伎座。大拍手。玉三郎が御礼の言葉を述べる。そして、歌舞伎座に11月のみ飾られるという「印」というのか「絵」というのかの説明を。上の席の方にも見えるように大きなサイズにして見せてくれました。ヘェ〜。そして、舞台を離れます。舞台の下に移動。その様子を映像が写し出して、私達もそちらに移動したかのような錯覚。花道の下の道(廊下?)は、今回の改築により広くなったそうです。他にも「危なそう」な場所も安全策を取り入れられているそうで、ヘェ〜。このような場所を通りながらお芝居をしているのですねぇ。
鷺娘(さぎむすめ)
鷺の精:坂東玉三郎
口上の後に演奏が始まり、あっという間に「鷺娘」の始まり。玉三郎の鷺娘は平成21年を最後にしたそうで、それからもう10年が経ったのですか。その時は、私は見ていないかもしれないが、その前に何度も「鷺娘」を観ている。玉三郎はその時(平成21年)を「最後に」と思ったようだが、今回「再び」ということで、映像とのコラボです。映像は平成17年5月歌舞伎座のものだそうです。最初は玉三郎がキッチリと踊ります。厳しいことを言ってしまうと、あの若かった時のような動きではないと思う。それはしょうがないというもの。玉三郎は70歳になりました。70歳ってお爺ちゃんですよね。それがこんなに美しく舞うのだから、それがどれほどに凄いことか。
そうして、自然と映像に結びつく。一番、動きが派手なところ、それは映像で見せました。若い時と、そして今と。このように観ることが出来るのは贅沢ですね。そして終盤は玉三郎が舞います。そして幕。拍手。拍手が鳴り止まない。カーテンコールです。わぁーーーー!
拍手が一段と大きくなりました。そして、幕。拍手は鳴り止まない。もう一度、玉三郎が登場。わぁーーー!
これを4度繰り返したでしょうか。最後の最後は花道まで出てくださった。涙が出そうでした。嬉しい。そして、幕。
会場を出る時は、後ろの席から少しずつ退場します。良い舞台でした。イヤホンガイドの返却は外でした。コード部分をビニールに入れて返却します。いろいろな工夫がありますね。
さて私は丸の内線「銀座」駅まで歩いて、そして電車で帰ります。
歌舞伎座・第四部です!
座席は、1階15列16番。
第四部:与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 源氏店
三世瀬川如皐 作
切られ与三郎:松本幸四郎
妾お富:中村児太郎
番頭藤八:片岡亀蔵
和泉屋多左衛門:市川中車
蝙蝠の安五郎:坂東彌十郎
一部、二部、三部とも日本舞踊が中心で、この四部でやっと歌舞伎のお芝居というプログラムになっている。幸四郎さん。本当は良い人だろうけれど、このやさぐれた役をキチッとやさぐれるのは素晴らしいです。「いやさお富久しぶりだな」に心の中で「待ってました!」と叫びます。いやいや本当に「待ってました!」。
児太郎さんが応えます。「そういうお前は」。もうね、泣けて来ます。児太郎さん、年々、良くなってる気がする。早く襲名したいでしょうね。ご本人も松竹も。
中車さんを観たのは昨年12月。いやいや素晴らしいです。これだけの役をキチっとこなすのは並大抵ではありません。お父様の猿翁(前・猿之助)さんは何て言うだろう。息子さんに対しては厳しいのかな? 子供の頃から歌舞伎役者として育ったら、今頃はどうなっていたでしょうね?
幸四郎さんが最後に狐になって去って行くところを観たらジーンと来ました。様々な役者さんが演じたことを思い出します。それを観ることが出来たのは幸せだなぁ。
銀座駅まで歩き丸の内線に乗って帰ります。本日は禁酒しました。禁酒18度目。
歌舞伎座に向かって歩いています。それにしても暑い。国立劇場前の信号を渡る。走る人も少ないようだ。

東銀座駅のある地下に降りて「歌舞伎茶屋」さん。

歌舞伎座・第三部です!
第三部:義経千本桜 吉野山(よしのやま)
佐藤忠信実は源九郎狐:市川猿之助
逸見藤太:市川猿弥
静御前:中村七之助
前回と同様に歌舞伎座に入るところで体温も測られます。問題なし。急いでトイレに入り、汗をかいた下着やTシャツを着替え。サッパリしました。
座席番号は、1階16列11番。
「吉野山」は何度も観ています。一番最近では2018年に静御前は坂東玉三郎で観ました。佐藤忠信実は源九郎狐は中村勘九郎さんだった。今日は市川猿之助さんです。
七之助さん。美しいですねぇ。踊りも良い。お父様が観ていたら何て言うでしょうね。母のような気持ちで見守ります。
猿之助さんは良いです。踊りはハツラツとしている。ジャンプ力もあって素晴らしい。伸び盛りです。猿翁(前・猿之助)さんは何て言うでしょうね。
猿弥さんの逸見藤太も良いです。猿弥さんも歌舞伎の家の息子さんではないのです。一般家庭に生まれた方。それを猿翁(前・猿之助)さんが見出すんだから凄いねぇ。
3人が3人とも若々しくて良い舞台でした。大満足です。
地下に降りて、再び「歌舞伎茶屋」さん。8月のおすすめ「冷しゆばとろろそば」、700円+アイスコーヒーを頂く。歌舞伎界のカードを見せて割引されて、1,100円なり。美味しいです。時間までゆっくりしました。

続きまして、歌舞伎座・第二部です!
第二部:棒しばり(ぼうしばり)
岡村柿紅・作
次郎冠者:中村勘九郎
太郎冠者:坂東巳之助
曽根松兵衛:中村扇雀
座席番号は、1階12列15番。
このお芝居は初めて見たと思います。次郎冠、太郎冠者は主人の曽根松兵衛に「酒を盗み飲まれぬように」と縛られていて普通の動作が出来ない。そんな中でも「酒を飲もう」というのが何ともおかしい。知恵を使って、飲みます。旨そうに飲むんだな、これが。
軽快なテンポで進みます。楽しい。良いお芝居です。おおよそ45分でした。
お芝居が終わって外に出ます。まだ14時半。明るいし暑いです。

9月の看板が出てました。来月は第四部の玉三郎の「鷺娘」を予約しています。楽しみ。

赤坂見附駅にたどりつき、そこから丸の内線に乗って帰ります。お疲れ様でした。それにしても暑い!
やっと! 今月から歌舞伎座があきました。チケットを予約しています。第一部は11時開演。10時5分くらいには到着してしまった。クー、早すぎる。
地下鉄を出てすぐの地下にある「こびき小路」に入る。久しぶりだなぁ〜。舞台写真はここで販売していた。ヘェ〜。

「歌舞伎茶屋」に入る。ヤヤヤ、座席が全部、壁に向かうというレイアウトに変わっていた。お店の方も大変ですねぇ〜。アイスコーヒーを頂く。500円。

イザ中へ。入る時にチケットを見せて、「もぎり」は自分でします。ヘェ〜。座席は一つおきでした。前後左右に人は座っていない。ヘェ〜。桟敷席は誰も座れない。ヘェ〜。
座席番号は、1階7列26番。
幕が開く前に片岡愛之助さんから「諸注意」がありました。了解です。守ります。そして、イザ。
第一部:連獅子(れんじし)
河竹黙阿弥・作
狂言師右近後に親獅子の精:片岡愛之助
狂言師左近後に仔獅子の精:中村壱太郎
浄土の僧遍念:中村橋之助
法華の僧蓮念:中村歌之助
連獅子を見るのは久しぶりです。以前は中村勘三郎さん親子のを見たり、松本幸四郎・市川染五郎(今は名前が違います)親子のを見たりした。さて、愛之助さん、どう演じるだろう。
これがですね、良いですねぇ。かなりお稽古を積まれているのでしょうね。壱太郎さんも良いですよ。ジャンプ力も凄いの(^ー^)。花道でパっとジャンプしてドスンと座り込む。これにはビックリした。
そして、二人の毛振りは、やっぱ若いわ。最初は壱太郎さんの方が早いかと思ったら、途中から愛之助さんは加速する。そして、最後は圧巻。
橋之助、歌之助が演じるのをこうキチっと見たのは初めてかもしれません。こちらも良いですわ。さすが、芝翫の孫。今の芝翫さんのお父様。踊りがうまかった。
楽器演奏の皆様は口元にマスク代わりに黒い布をつけてました。笛の方は、その中に楽器を通して演奏です。黒子さんもしています。つけてないのは歌舞伎役者だけでした。ヘェ〜。
感動しながら幕はおりました。12時に終了。1時間の舞台でした。
外に出ます。また地下の「歌舞伎茶屋」さんに伺い、ランチとしましょう。「歌舞伎うどん」700円+アイスコーヒー100円。歌舞伎会のカードを見せると割安になり、両方で700円でした。

チケットWeb松竹からメール。「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」の公演を、延期することを決定いたしましたので、お知らせいたします。とのことです。5月に開催出来ると良かったけど、新型コロナウィルスの、この状況下ではどうしようもない。時期を待ちましょう。もちろん、観に行きますよ! 海老蔵さん、頑張れ〜〜〜!