歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(夜の部)

会社から歌舞伎座に向かって歩きます。時間があるから、いつもとは違う道を通ってみる。城西大学、城西国際大学がある。へぇ〜。こんな都心で学ぶって凄いねぇ〜。

そして桜田門だ。天気良し。

歌舞伎座に到着。

東銀座の地下に降りる。

お弁当を買い、アイスコーヒーを飲んでゲームしながら休む。

サ、そろそろ参りましょう。玉三郎はこの三役。

今日のお席は、1階2列18番。前から2列目。舞台がよく見えます。

1.神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛住家の場

渡し守頓兵衛:尾上松緑
娘お舟:中村梅枝
傾城うてな:中村児太郎
下男六蔵:中村萬太郎
新田義峯:坂東亀蔵

江戸時代に、あの平賀源内が「福内鬼外」というペンネームで書いた浄瑠璃の傑作。なんという才能の持ち主なんでしょうね。源内さん。

お舟は梅枝さん、うてなは児太郎さん。良いですねぇ〜。世代交代してますなぁ。松緑さんも、こういう役もピシっと来るようになりました。それにしても、寂しいストーリーです。江戸時代には大いに受けたでしょうなぁ。

お弁当は、京樽「花ちらし」1,000円。

2.本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)

白雪姫:坂東玉三郎
鏡の精:中村梅枝
野分の前:中村児太郎
輝陽の皇子:中村歌之助
浦風の局:中村歌女之丞
従者晴之進:坂東彦三郎
家臣郷村新吾:中村獅童

なんと言ってもこれこれ。玉三郎の白雪姫。美しい白雪姫に実の母・野分の前こと児太郎が嫉妬する。恐ろしい〜〜〜。ここでも、児太郎と梅枝とベテラン玉三郎の共演が見事。3人で琴を弾くところも見せ場です。拍手。休憩を挟んで、後半にも見せ場が。7人の小人さん達も好演。どんな役者さんに育ちますかね。楽しみ。

中村獅童の歌舞伎は久しぶりに見ました。良い演技です。獅童さんの人柄が見えるような心地。大病もされて心配していましたが若いって凄いね。注目しております。

最後の場面は良いですねぇ〜。ジーンとなりながら席を立ちます。

イヤホンガイドを返却して外へ。

今年も歌舞伎を観ることが出来て良い年でした。ありがとうございます!

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(昼の部 Aプロ)

会社はお休みして歌舞伎座!

東銀座駅で降り、スーっと入るは歌舞伎座の地下。お弁当を買い、急いで席へ。

今日のお席は、1階16列9番。1等席の一番後ろ。通路の手前。玉三郎の阿古屋だから席をとるのは大変でした。

1.たぬき

柏屋金兵衛:市川中車
妾お染:中村児太郎
太鼓持蝶作:坂東彦三郎
狭山三五郎:坂東亀蔵
隠亡平助:中村萬太郎
芸者お駒:市川笑也
女中お島:市川弘太郎
松村屋才助:中村松江
門木屋新三郎:大谷桂三
隠亡多吉:片岡市蔵
芝居茶屋女房おはま:市川齊入
備後屋宗右衛門:市村家橘
女房おせき:市川門之助

先週も見てますから、ゆったりと観ました。中車が良いですねぇ。何度観ても良いわ。笑也もこういう役もスーっと出来るようになっているんですね。昔はお姫様は良いけど、、、とも思った時がありましたっけ。今やベテランです。それにしても、この筋はよくよく考えられましたね。ありそうであり得ないけど、イヤイヤ、案外とあるかもしれない、なんて思いながら観ている。

35分の休憩。お弁当は「(京樽)京づくし」1,100円。

2.村松風二人汐汲(むらのまつかぜににんしおくみ)

松風:中村梅枝
村雨:中村児太郎

先週とは異なる演目です。私はこの演目は初めて観ました。美しいわ。注目株の二人ですもんね。「汐汲」はお稽古しましたっけ。高校生の時。そのまま発表会でも演じようとしていたが名取襲名の方が「襲名披露」で演じることになり、私は「浅妻船」という演目になったのでした。なんてことを思い出しながら観ておりました。

3.壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋

遊君阿古屋:坂東玉三郎
秩父庄司重忠:坂東彦三郎
榛沢六郎:坂東功一
岩永左衛門:尾上松緑

何と言ってもコレです。玉三郎の阿古屋を観ることの喜び。花道から出た。美しい! そして、楽器の演奏は先週観た児太郎とも違います。別の曲かと思っちゃうほど。そんなわけはないですもんね。いったい、いつお稽古しているのだろう。それも3種類の楽器ですよ。琴、三味線、胡弓。

最後の決めのポーズは美しすぎる。あと何回、玉三郎の阿古屋を観れるだろう。歌舞伎座で演じる時は必ず観ます!

検索サイトで調べると、玉三郎は1997年1月に国立劇場で演じたのが初めてだ。それ以前は中村歌右衛門が演じていた。それから今日の2019年まで。玉三郎が演じているのは14回だろうか。凄い役です、ホント。

イヤホンガイドは休憩を利用して玉三郎が語る場面がある。お弁当を食べながら聞きました。「継承される芸:壇浦兜軍記 阿古屋」また聞きたいわぁ。

幕がおりて外に出ると、あぁ、まだ明るいのです。

歩いて帰りましょう! いつもと違う道を今日も歩いて行きます。

青松禅寺」と書いてあるお寺の前を通る。

いかん、前方に東京タワーが見える。先週の悪夢が。GoogleMapを見ながら、そっちじゃない方に進む。

六本木駅を越えた。順調。青山霊園の横の道を突き進む。たぶん、、、順調。そうこうしていると「表参道」駅近くに出た。大勢の人が行き来している。裏道に入る。

あとで調べると「サウスキャットストリート」だと思う道を渋谷に向かって突き進んでしまった。そうして出たのは渋谷駅。トホホ。逆方向じゃ。疲れてしまい電車に乗る。今日も途中で挫折にて終了。東京の道は難しいのぉ。お疲れさまでした。

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(昼の部 Bプロ)

会社はお休みして向かうは歌舞伎座じゃ。

東銀座駅で降りると地下でお弁当を買い、グルリと見る。ここは素晴らしい空間です。何も買わずにすみません。

お正月らしい。

前からありましたっけ?「黒塚 二代目 市川猿之助丈」。

お弁当を買って地上へ。3人の阿古屋が美しい。玉三郎は白雪姫の衣装も美しい。

今回のBプロの演目。

歌舞伎座は立派だなぁ〜。

イヤホンガイドを借りて、10時半を過ぎたので歌舞伎座の中へ。お席は、1階10列7番。花道のすぐ横。

1.たぬき

柏屋金兵衛:市川中車
妾お染:中村児太郎
太鼓持蝶作:坂東彦三郎
狭山三五郎:坂東亀蔵
隠亡平助:中村萬太郎
芸者お駒:市川笑也
女中お島:市川弘太郎
松村屋才助:中村松江
門木屋新三郎:大谷桂三
隠亡多吉:片岡市蔵
芝居茶屋女房おはま:市川齊入
備後屋宗右衛門:市村家橘
女房おせき:市川門之助

中車さんは「金兵衛」という大変な役、初役です。いやぁ、大人になって歌舞伎の世界に入って、こんなに大活躍するとは想像さえもしませんでした。死んでしまった(と思われた)金兵衛さん。実は生きていた。そういうことは江戸時代までは本当にあったようです。そして、家には帰らずに愛人宅に入り、隠していたお金を手にする。ところが、、、愛人に男がいる。愛人に会わずにお金を持って立ち去る。その後、別の名前で成功する。「金兵衛さんに似た人がいる」と話題に上がる。「いやいや違いますよ」と話しているが、あまりの「そっくり」に皆さんが驚く。愛人はあてにしていたお金もなくなり、質素なナリになってしまった。何というか人間の本質をよく書き表していると思う。この作品は初めて観たかも。

「たぬき」は大佛次郎が書かれた。初演は昭和28年7月の新橋演舞場。金兵衛は二世松緑さんが勤めた。大佛次郎さんの記念館が横浜にあるらしい。行ってみたい。

ところで江戸時代には「火葬」はなかったのではないかと思うのです。私の先祖も土葬だったのでお墓移転の時に難儀したと母が申していました。昭和になって書かれた作品かと合点がいく。そこのところはどうなのでしょうか?(疑問が残りつつ)。

笑也さん、久しぶりに見ます。すっかりベテランですね。そりゃそうだわ。

35分の休憩。お弁当を頂きます。「(京樽)てまり寿司」1,080円。

2.保名

保名:坂東玉三郎

今日はBプロで玉三郎が保名。もう何度も観た気がしていたが、玉三郎の保名は初めてかもしれない。26年ぶりに演じるそうだ。私が保名を観たのは2005年3月の歌舞伎座。片岡仁左衛門が舞った。玉三郎は舞がうまいと思う。しっとりと見入りました。

3.壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋

遊君阿古屋:中村梅枝※
遊君阿古屋:中村児太郎※
岩永左衛門:市川九團次
榛沢六郎:坂東功一
秩父庄司重忠:坂東彦三郎

今日は児太郎さんの阿古屋。お父様もこの役はまだやっていないと思う。大役です。美しい。まだちょっとドギマギする場面もあるけれど、こういう大役につくというのは凄いことです。これから何十年もかけて物にしていって頂きたい。来週は玉三郎の阿古屋を観る。その違いがハッキリ出るだろうなぁ。特に胡弓の演奏。玉三郎のそれを聞くのを楽しみにしている。

今日のイヤホンガイドは玉三郎の語りがあった。お弁当を食べながら聞き、トイレに行きながら聞く。良いお話です。

外に出る。まだ明るい。15時ちょっと過ぎたところ。

いつもの道ではなく遠回りして歩いて帰ろうと思う。GoogleMapも見ずに「こっちの方だろう」とテクテク歩く。東京タワーだ。

有章院霊廊二天門。

東京プリンスホテルと東京タワー。

ここからも東京タワーが美しい。

「増上寺」前を通る。

信号を渡って、向こうから全体を見る。美しいのぉ。

しかし、、、だ。道を間違えている。どこかで逆に進んだのだ。ここですぐに気づくべきだった。さらに南下してしまった。NEC本社ビルのところで右折する。戻ろう。赤羽橋あたりまで来た。また、、、東京タワーを見る。

さらにデカイ東京タワーを見る。

あたりはだんだん暗くなり、、、これは電車に乗りましょう。「六本木一丁目」駅だ。地下に降りる。クリスマスツリーが美しい。

地下鉄に乗る。四谷で乗り換えて丸の内線だ。ヤレヤレ。お疲れ様でした。

歌舞伎座・2019年10月 芸術祭十月大歌舞伎(夜の部)

大雨の中、カッパを着て、靴にもカバーをつけて歌舞伎座に向かって歩く。大雨、強風。膝あたりが濡れてビショビショだ。着替えたいほどに濡れている。とうとう、、、電車に乗ろう。「半蔵門駅」で地下に降りる。

一駅乗って「永田町」で丸の内線に乗り換え。そこは「赤坂見附」駅だった。「銀座」で乗り換えて「東銀座」下車。

スーッと建物の地下部分に入る。嬉しい空間。

お弁当を買い、アイスコーヒーを飲んで、パズルをして遊ぶ。

16時になったので歌舞伎座の中へ。イヤホンガイドを借りる。トイレに行く。2020年カレンダーが発売されている。玉三郎カレンダーを買う。2,000円。写真も買う。今日は3枚。準備OK。

今日のお席は、3列7番。花道のすぐ隣。よく見えます。

1.三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
令和元年度(第74回)文化庁芸術祭参加公演
河竹黙阿弥 作 通し狂言

序幕:大川端庚申塚の場
二幕目:割下水伝吉内の場
   本所お竹蔵の場
三幕目:巣鴨吉祥院本堂の場
   裏手墓地の場
   元の本堂の場
大詰:本郷火の見櫓の場
浄瑠璃:「初櫓噂高音」

和尚吉三:尾上松緑
お坊吉三:片岡愛之助
お嬢吉三:尾上松也(偶数日)、中村梅枝(奇数日)

手代十三郎:坂東巳之助
伝吉娘おとせ:尾上右近
釜屋武兵衛:市村橘太郎
八百屋久兵衛:嵐橘三郎
堂守源次坊:坂東亀蔵
土左衛門伝吉:中村歌六

おとせ役の尾上右近が良いです! これまで全く注目してなかった。すみません。経歴をみると「清元節宗家」の生まれで、曽祖父は六代目、尾上菊五郎とはヘェ〜。これからドンドン伸びるでしょうね。良い役もつきましょう。注目株です。

尾上松緑さんをみると、どうしてもお父様の尾上辰之助さんを思い出す。若くて逝ってしまった。松緑さんは苦労されているでしょうね。立派に演じてます。

片岡愛之助さんも良いです。愛之助さんの歌舞伎はあまり見てなのです。テレビで現代劇を見る方でして。しっかり歌舞伎役者ですねって当たり前だけど。

お弁当は「旬の栗ごはん お好み弁当」、1,500円(税込)。

休憩の時に3階まで上がってみる。写真だ。特に最後の3名は見ましたよぉ〜。こんなに早く逝ってしまうなんて思わなかった。まだまだ見ていたかった。写真も若いし、良いですね。

スパークリングワインを頂く。500円。

2.二人静(ふたりしずか)
世阿彌元淸 原作、坂東玉三郎 補綴

静御前の霊:坂東玉三郎
若菜摘:中村児太郎
神職:坂東彦三郎

中村児太郎も良いが、こうして玉三郎と並んで踊ると、その違いがわかる。ぜひ、ビデオに撮ってもらって見比べて見て欲しい。扇子の先が向く位置、きめのポーズにわずか数ミリの違いがある。そこが違いなんだと思う。玉三郎のその位置は完璧!

お父様が倒れて「福助」の名を襲名する機会が伸びている。でも、その間にも様々な役に挑戦されますね。注目株です。

最後の最後、花道にスーっと玉三郎が消えて行く瞬間、思わず「玉三郎〜」と言ってしまった。聞こえやしないだろうけれどエールを送りたい。いつまでも舞台に立って欲しいのです。

歌舞伎座の外に出ると、あんなに降っていた雨は上がってました。

「今日で今年の見納めか?」と思っていたら、12月に玉三郎が出ることがわかり、また参ります!

歌舞伎@ディアゴステーニ

ディアゴステーニが「歌舞伎」を販売している。買ってきました。

第1号は「勧進帳」。

部屋にいて歌舞伎を見るのは何とも贅沢な気持ち。定期購読を申し込んでしまった。玉三郎は一つしか出てないようで、それが残念だがやむを得ない。届くのが楽しみ。

歌舞伎座・2019年8月 八月納涼歌舞伎(第三部)

歩いて歌舞伎座へ。会社は15時45分に出発。Google Mapの指示通りに歩くが、途中からちょっと細い道を入ってみる。建物の間にこんな小道がある。

その間を通り抜けて行くと国立劇場の裏手に出た。その道を突き進むと、最高裁判所の裏側を通り、三宅坂の交差点に出た。

信号を渡り、皇居ランで通る道をテクテク、テクテク。桜田門が見える。そちらには行かずにまっすぐ進む。

歌舞伎座に到着したのは18時10分前。すぐに地下に降りてお弁当を購入。オ、「歌舞伎茶屋」さんに空き席がある。入りましょう。アイスコーヒーお願いします! ちょっとゆっくり出来ました。

1階に上がり、イヤホンガイドを借りる。

劇場の中へ。トイレも済ませて準備OK。本日のお席は、1階 15列15番。15,000円(税込)。今日は贔屓の坂東玉三郎ですよ! テンション上がります。

今日は途中に休憩が一度あるだけなので、芝居を見る前にブロマイド写真を買います。玉三郎が様々な衣装で出ているので、今日は6枚も買ってしまった。大満足!

歌舞伎座「納涼歌舞伎」第三部です! 18時半スタート。

「新版 雪之丞変化(しんぱん ゆきのじょうへんげ)」
三上於菟吉:原作
日下部太郎:脚本・演出補
坂東玉三郎:演出・補綴

中村雪之丞:坂東玉三郎
中村菊之丞、土部三斎、孤軒老師、脇田一松斎、盗賊闇太郎:市川中車
秋空星三郎:中村七之助

玉三郎の演出は見事! 舞台に巨大モニターを設置して映像を映し出す。あぁ、こういうの初めて見た! 開始の時は映画のように役者の名前がバーンと出て、そこから始まる。それがよく調和されている。

あとでネットを見ると玉三郎は「納涼歌舞伎」には出ていなかったらしい。そう言われれば、なるほど8月には玉三郎を見ていなかった。

七之助とは親子ほどにも年齢が違うが、二人並んでも遜色なし。七之助も良いですねぇ〜。今月は勘九郎が出ていないが兄さんの分も頑張ってます。

中車は本当に凄いですよ。大人になってから歌舞伎の世界に入り、こんな大役もこなすんですからねぇ。いったい、いつお稽古をしているんだろう。ものすごい努力家だと思う。今月は5役も。凄いなぁ〜。

前半が終わりお弁当。日本料理ほうおう はなみち弁当、2,000円。

ふたを開けるとジャーン。この休憩時間が20分しかなくて、大急ぎで食べました。美味しいです!

舞台は続きます。

玉三郎は様々な衣装を着る。道成寺の衣装を着ての舞もある。これを見ることが出来たことは幸せ。近頃は道成寺を全編通しては踊らなくなってしまった玉三郎。前に何度も見ましたね。そして、結構、出ずっぱりだ。これには玉三郎ファンとしては嬉しい次第。

最後は華やかに舞って終了。良い舞台でした。これにまでに観た歌舞伎とは異なる充実感です。素晴らしい。

歌舞伎を観ることに幸せをかみしめつつ、銀座駅に向かいます。

歌舞伎座・2019年7月 七月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座に到着したのは15時頃。すぐに地下に降りてお弁当を購入。地下をウロウロ。

まだ時間がたっぷりある。タリーズコーヒーを見るも満席だなぁ〜。「歌舞伎茶屋」さんはどうだろう。オ、席がある。アイスコーヒーお願いします! 500円なり。

サ、良い時間になりました。1階に上がり、イヤホンガイドを借りる。オ、休憩時間の特別放送は「十三代目 團十郎白猿襲名披露 八代目 市川新之助初舞台」記者会見の模様を特別放送する。これは嬉しい。

七月大歌舞伎だ。

海老蔵の早変わりだ。

八月納涼歌舞伎も出ている。玉三郎を見に参りますよぉ〜!

中に入り、座席に弁当を置いてトイレに行き、ついでに着替え。もうね、汗ダクでして着替えを持って参りました。サッパリしたぁ〜。サ、始まります!

通し狂言星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)
成田千本桜
市川海老蔵十三役早替り宙乗り相勤め申し候
発端:福原平家御殿跡の場
序幕:第一場 大内の場
   第二場 堀川御所の場
   第三場 同 塀外の場

二幕目:第一場 伏見稲荷鳥居前の場
   第二場 渡海屋の場
   第三場 同 奥座敷の場
   第四場 大物浦の場

お弁当は「七月歌舞伎観劇弁当」、1,800円。

美味しいです!

三幕目:第一場 北嵯峨庵室の場
   第二場 下市村椎の木の場
   第三場 同 竹薮小金吾討死の場
   第四場 同 釣瓶鮨屋の場

大詰:第一場 川連法眼館の場
   第二場 同 奥庭の場

下記の役をすべて市川海老蔵
左大臣藤原朝方
卿の君
川越太郎
武蔵坊弁慶
渡海屋銀平実は新中納言知盛
入江丹蔵
主馬小金吾
いがみの権太
鮨屋弥左衛門
弥助実は三位中将維盛
佐藤忠信
佐藤忠信実は源九郎狐
横川覚範実は能登守教経

静御前:中村雀右衛門
相模五郎:市川右團次
若葉の内侍/小せん:中村児太郎
伊勢三郎:市川男寅
亀井六郎:中村鷹之資
お里:中村梅丸
鷲尾十郎:市川福太郎
土佐坊昌俊:市川新十郎
逸見藤太:市川猿四郎
横川覚範:市川新蔵
片岡八郎:大谷廣松
駿河次郎:市川九團次
猪熊大之進:片岡市蔵
お米:市川齊入
百姓吾作:市村家橘
尼妙林:市村萬次郎
お柳実は典侍の局:中村魁春
梶原平三景時:市川左團次
源義経:中村梅玉

それにしても凄いのは海老蔵が出ずっぱりですよ。休む暇なし。身体は大丈夫でしょうか? 早変わりは圧巻。凄いですよ、ホント。私は眠くなる暇もなく惹きつけられました。こんなに出ずっぱりとは思わなかった。凄いなぁ〜。

舞台が終わって外に出ます。余韻に浸りつつ銀座駅まで歩き、丸ノ内線で帰ります。お疲れ様でした。

歌舞伎座・2019年2月 二月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座(夜の部)です! 「二月大歌舞伎」。

少し早めに到着し、すぐに地下に行き、お弁当を購入。イヤホンガイドを借りる。

地下には「お雛様」、3月が近いと春らしくて良いですねぇ〜。

夜の演目はこちら。

歌舞伎座〜〜〜、今日も来ましたよぉ〜。

本日のお席は、1階 2列8番。前回の、すぐ後ろの席。花道のすぐ横。

1.一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実:中村吉右衛門
藤の方:中村雀右衛門
源義経:尾上菊之助
亀井六郎:中村歌昇
片岡八郎:中村種之助
伊勢三郎:尾上菊市郎
駿河次郎:尾上菊史郎
梶原平次景高:中村吉之丞
堤軍次:中村又五郎
白毫弥陀六:中村歌六
相模:中村魁春

すみません、最初の方は寝てしまった。途中からパっと目が冷めて見入ります。花道のすぐ近くだから、最後の方、吉右衛門が本当に涙を浮かべて演技をしているのをジっと見てました。何度、この役を見たでしょうか。当たり役です。菊之助の義経も良いですね。

お弁当は「四季折折(しきおりおり)」、1,050円。

2.當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
工藤祐経:中村梅玉
曽我五郎:尾上左近
大磯の虎:中村米吉
化粧坂少将:中村梅丸
曽我十郎:中村錦之助
小林朝比奈:中村又五郎

華やかな舞踊。女形の米吉、梅丸が美しい。左近は松緑の息子さん。お祖父さんの追善に良い踊りです。きちっとしていて将来が楽しみ。

3.初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言 名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
縮屋新助:尾上松緑
芸者美代吉:坂東玉三郎
魚惣:中村歌六
船頭長吉:中村松江
魚惣女房お竹:中村梅花
美代吉母およし:中村歌女之丞
藤岡慶十郎:中村梅玉
船頭三次:片岡仁左衛門

本日、一番のお目当がこちら。玉三郎と仁左衛門。玉三郎の蓮っ葉な役って似合うんですよね。そして仁左衛門の悪い男も。松緑が良い味を出してます。よくよく稽古しましたねぇ。素晴らしい。最後に玉三郎は松緑に殺されてしまう。そういう悲しい結末も歌舞伎にはある。松緑はかつがれて連れさらわれる。悲しい結末。本当に、あの日、泊まらずに帰っていれば、こんな悲しい話にはならなかったのに。そういう事は現実にもありましょうね。

今日もイヤホンガイドは、「四代目 尾上松緑 特別インタビュー」と「秘蔵の音源がよみがえる! 昭和56年 親子三世代インタビュー再放送」が流れた。恩師・西方節子先生がインタビューされていて、若々しい声が懐かしい。

余韻にひたりながら外に出ます。名残惜しく、また写真を撮る。

玉三郎と仁左衛門の歌舞伎を見る幸せ。どうぞ、いつまでもお元気でいて下さい。