歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第四部)

歌舞伎座・第四部です!

座席は、1階15列16番。

第四部:与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 源氏店
三世瀬川如皐 作

切られ与三郎:松本幸四郎
妾お富:中村児太郎
番頭藤八:片岡亀蔵
和泉屋多左衛門:市川中車
蝙蝠の安五郎:坂東彌十郎

一部、二部、三部とも日本舞踊が中心で、この四部でやっと歌舞伎のお芝居というプログラムになっている。幸四郎さん。本当は良い人だろうけれど、このやさぐれた役をキチッとやさぐれるのは素晴らしいです。「いやさお富久しぶりだな」に心の中で「待ってました!」と叫びます。いやいや本当に「待ってました!」。

児太郎さんが応えます。「そういうお前は」。もうね、泣けて来ます。児太郎さん、年々、良くなってる気がする。早く襲名したいでしょうね。ご本人も松竹も。

中車さんを観たのは昨年12月。いやいや素晴らしいです。これだけの役をキチっとこなすのは並大抵ではありません。お父様の猿翁(前・猿之助)さんは何て言うだろう。息子さんに対しては厳しいのかな? 子供の頃から歌舞伎役者として育ったら、今頃はどうなっていたでしょうね?

幸四郎さんが最後に狐になって去って行くところを観たらジーンと来ました。様々な役者さんが演じたことを思い出します。それを観ることが出来たのは幸せだなぁ。

外に出ます。記念の写真をパチリ。

歌舞伎座よ、来月も参りますよぉ〜。

銀座駅まで歩き丸の内線に乗って帰ります。本日は禁酒しました。禁酒18度目。

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第三部)

歌舞伎座に向かって歩いています。それにしても暑い。国立劇場前の信号を渡る。走る人も少ないようだ。

東銀座駅のある地下に降りて「歌舞伎茶屋」さん。

アイスコーヒーを飲んで涼む。

サ、時間です。参りましょう。

歌舞伎座・第三部です!

第三部:義経千本桜 吉野山(よしのやま)
佐藤忠信実は源九郎狐:市川猿之助
逸見藤太:市川猿弥
静御前:中村七之助

前回と同様に歌舞伎座に入るところで体温も測られます。問題なし。急いでトイレに入り、汗をかいた下着やTシャツを着替え。サッパリしました。

座席番号は、1階16列11番。

「吉野山」は何度も観ています。一番最近では2018年に静御前は坂東玉三郎で観ました。佐藤忠信実は源九郎狐は中村勘九郎さんだった。今日は市川猿之助さんです。

七之助さん。美しいですねぇ。踊りも良い。お父様が観ていたら何て言うでしょうね。母のような気持ちで見守ります。

猿之助さんは良いです。踊りはハツラツとしている。ジャンプ力もあって素晴らしい。伸び盛りです。猿翁(前・猿之助)さんは何て言うでしょうね。

猿弥さんの逸見藤太も良いです。猿弥さんも歌舞伎の家の息子さんではないのです。一般家庭に生まれた方。それを猿翁(前・猿之助)さんが見出すんだから凄いねぇ。

3人が3人とも若々しくて良い舞台でした。大満足です。

外に出ます。お天気が良いですねぇ〜。

記念の写真をパチリ。

本日の出し物はこちら。

地下に降りて、再び「歌舞伎茶屋」さん。8月のおすすめ「冷しゆばとろろそば」、700円+アイスコーヒーを頂く。歌舞伎界のカードを見せて割引されて、1,100円なり。美味しいです。時間までゆっくりしました。

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第二部)

続きまして、歌舞伎座・第二部です!

第二部:棒しばり(ぼうしばり)
岡村柿紅・作

次郎冠者:中村勘九郎
太郎冠者:坂東巳之助
曽根松兵衛:中村扇雀

座席番号は、1階12列15番。

このお芝居は初めて見たと思います。次郎冠、太郎冠者は主人の曽根松兵衛に「酒を盗み飲まれぬように」と縛られていて普通の動作が出来ない。そんな中でも「酒を飲もう」というのが何ともおかしい。知恵を使って、飲みます。旨そうに飲むんだな、これが。

軽快なテンポで進みます。楽しい。良いお芝居です。おおよそ45分でした。

お芝居が終わって外に出ます。まだ14時半。明るいし暑いです。

記念の写真もパチリ。

9月の看板が出てました。来月は第四部の玉三郎の「鷺娘」を予約しています。楽しみ。

時間はあるし、少し歩きましょう。「泰明小学校」の前を通り、

日比谷公園の中を歩き、

憲政記念公園の中を通り、

国会議事堂の前を通り、

赤坂見附駅にたどりつき、そこから丸の内線に乗って帰ります。お疲れ様でした。それにしても暑い!

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第一部)

やっと! 今月から歌舞伎座があきました。チケットを予約しています。第一部は11時開演。10時5分くらいには到着してしまった。クー、早すぎる。

地下鉄を出てすぐの地下にある「こびき小路」に入る。久しぶりだなぁ〜。舞台写真はここで販売していた。ヘェ〜。

歌舞伎茶屋」に入る。ヤヤヤ、座席が全部、壁に向かうというレイアウトに変わっていた。お店の方も大変ですねぇ〜。アイスコーヒーを頂く。500円。

10時半になった。行きましょう。今月の看板。

歌舞伎座だ。嬉しいなぁ〜。

嬉しくて写真を撮りまくり。

イザ中へ。入る時にチケットを見せて、「もぎり」は自分でします。ヘェ〜。座席は一つおきでした。前後左右に人は座っていない。ヘェ〜。桟敷席は誰も座れない。ヘェ〜。

座席番号は、1階7列26番。

幕が開く前に片岡愛之助さんから「諸注意」がありました。了解です。守ります。そして、イザ。

第一部:連獅子(れんじし)
河竹黙阿弥・作

狂言師右近後に親獅子の精:片岡愛之助
狂言師左近後に仔獅子の精:中村壱太郎
浄土の僧遍念:中村橋之助
法華の僧蓮念:中村歌之助

連獅子を見るのは久しぶりです。以前は中村勘三郎さん親子のを見たり、松本幸四郎・市川染五郎(今は名前が違います)親子のを見たりした。さて、愛之助さん、どう演じるだろう。

これがですね、良いですねぇ。かなりお稽古を積まれているのでしょうね。壱太郎さんも良いですよ。ジャンプ力も凄いの(^ー^)。花道でパっとジャンプしてドスンと座り込む。これにはビックリした。

そして、二人の毛振りは、やっぱ若いわ。最初は壱太郎さんの方が早いかと思ったら、途中から愛之助さんは加速する。そして、最後は圧巻。

橋之助、歌之助が演じるのをこうキチっと見たのは初めてかもしれません。こちらも良いですわ。さすが、芝翫の孫。今の芝翫さんのお父様。踊りがうまかった。

楽器演奏の皆様は口元にマスク代わりに黒い布をつけてました。笛の方は、その中に楽器を通して演奏です。黒子さんもしています。つけてないのは歌舞伎役者だけでした。ヘェ〜。

感動しながら幕はおりました。12時に終了。1時間の舞台でした。

外に出ます。また地下の「歌舞伎茶屋」さんに伺い、ランチとしましょう。「歌舞伎うどん」700円+アイスコーヒー100円。歌舞伎会のカードを見せると割安になり、両方で700円でした。

十三代目市川團十郎白猿襲名披露・延期

チケットWeb松竹からメール。「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」の公演を、延期することを決定いたしましたので、お知らせいたします。とのことです。5月に開催出来ると良かったけど、新型コロナウィルスの、この状況下ではどうしようもない。時期を待ちましょう。もちろん、観に行きますよ! 海老蔵さん、頑張れ〜〜〜!

歌舞伎座・2020年2月 二月大歌舞伎(夜の部)

会社から歩いて歌舞伎座へ。いつもとはちょっと違う道を通ってみたりする。それも楽しみの一つ。国立劇場の裏側から細い通路を歩いてこちら側へ。

道路の右側を歩いて三宅坂へ。信号を渡っていつもの道を歩く。桜田門を左手に見ながら進む。

歌舞伎座だ。今日は「夜の部」。

時間が早いので人は少ない。これから多くなりますね。

地下に降りてお弁当を買う。

お雛様を見る。美しいのぉ。

歌舞伎茶屋」に入り、アイスコーヒーを注文する。500円。iPhoneゲームしながら時間を潰す。

16時になりました。イザ「歌舞伎座」へ。中に入ると「片岡當吉郎(かたおか とうきちろう)」さんの写真がドーン。説明書きによると「平成29年9月に日本俳優協会の名大試験に合格」とのこと。3月の歌舞伎座では「ご披露させて戴く運びと相成りました」そうです。楽しみですね!

イヤホンガイドのそばにあるのは「幕間特別放送」として「二十七回忌追善企画」は「父・十三世片岡仁左衛門を語る」ですよ。楽しみ。

今日のお席は「1階2列26番」。前から2列目。とても、よく見える良い席。

1.八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)
 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言 湖水御座船の場
佐藤正清:片岡我當
斑鳩平次:片岡進之介
正木大介:中村萬太郎
鞠川玄蕃:片岡松之助
轟軍次:片岡亀蔵
雛衣:中村魁春

「加藤清正」は「佐藤正清」という名で登場。「二条城で「時政(家康)」に毒酒をすすめられ、森三左衛門の義心に感じて盃を取る」って凄いストーリーです。すぐに死んでしまうわけではなく、必死になって生きている正清(清正)。演じるのは我當さん。我當さんは85歳。お病気もされているが、役の上では若々しい。驚きます。時政(家康)の使いが来るが正清(清正)は生きている。驚くでしょうね。そこはお芝居ですからアレですけれど観客席は息をのみます。よろめきながらも踏ん張り、幕が下がる。

2.羽衣(はごろも)
天女:坂東玉三郎
伯竜:中村勘九郎

本日のお目当てはこちら。玉三郎と勘九郎の舞踊。親子ほどにも年齢が離れているのに、それを全く感じさせない。お父様の勘三郎さんが見たら焼きもちやくかな?(^ー^)。

前に「羽衣」を見たのは、2017年5月「渋谷オーチャードホール」と2018年8月の「歌舞伎座」。鼓動との共演だった。何か別の舞踊を見るような心地。振り付けはどうだったんだろう?玉三郎の衣装は同じですよね?・・・誰かに聞いてみたい。ご存知の方がいらしたらコメントに書いて頂けると嬉しいです。

お弁当は「二月大歌舞伎 観劇弁当」、1,800円。

豪華です!

ホットコーヒーを飲みます。350円。「少なめに」とお願いしてちょうど良いです。

3.人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
 三遊亭円朝 口演 榎戸賢治 作
左官長兵衛:尾上菊五郎
和泉屋清兵衛:市川左團次
女房お兼:中村雀右衛門
和泉屋手代文七:中村梅枝
娘お久:中村莟玉
小じょくお豆:寺嶋眞秀
家主甚八:片岡亀蔵
角海老手代藤助:市川團蔵
角海老女房お駒:中村時蔵
鳶頭伊兵衛:中村梅玉

菊五郎が江戸っこらしくて良いですねぇ。雀右衛門もそのおかみさん役が素晴らしい。雀右衛門が襲名したのは2016年3月。残念ながら見に来てない。やっぱり襲名の時は見たいものです。

お話は本当に嬉しいストーリー。こんな夢のようなお話があったら嬉しいなぁ。50両を巡ってテンヤワンヤの大騒ぎです。もともとは落語のお話だったそうです。前に見た時は玉三郎がお駒役。今回は時蔵さんが演じています。楽しい気持ちになりながら幕間です。

スパークリングワインを頂きます。500円。

4.道行故郷の初雪(みちゆきこきょうのはつゆき)
 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
忠兵衛:中村梅玉
万才:尾上松緑
梅川:片岡秀太郎

梅川を演じるのは秀太郎。実年齢(78歳)を聞くとビックリするが舞台では若々しい。「自身を身請けするために恋人の忠兵衛が公金の封を切る大罪を犯したため、共に追われる身となる悲劇のヒロイン」という役。梅玉さんとの立ち回りが見事。そして松緑さんだ。このところ毎月のように松緑さんを見ている。何というか親のような気持ち。立派になってますねぇ〜。

片岡我當、秀太郎、仁左衛門の3兄弟を見ることが出来て嬉しい本日でした。玉三郎も美しくて大満足。

残念ながら「写真」はまだ売ってないそうです。ガッカリ。別の日に買いに来るかどうか、、、。迷う。

歌舞伎座の外に出る。

銀座を歩いて丸の内線の乗り場に行きます。帰りましょう。

歌舞伎座・2020年2月 二月大歌舞伎(昼の部)

9時40分に家を出発して歌舞伎座へ。会社はお休みを頂いています。今日は昼の部。東銀座駅を出てすぐ地下はショッピングモールのようになっていて、東京大学LEGO部という展示も。

うまいこと作りますねぇ。

いつもの場所でパチリ。あっ、あっちに雛飾りがあったのか。次回はちゃんと見に来よう。

お弁当を買って1階にあがる。今月の演目はこちら。

昼の部は「菅原伝授手習鑑」だ。

今日は良い天気。

イヤホンガイドを借りて、「八海山」の前でも写真を撮りまして、イザ中へ。

歌舞伎座に入るとすぐに「十三世 片岡仁左衛門 二十七回忌追善」の写真。

今日のお席は、1階14列14番。舞台の真正面で良い席です。

十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
〈加茂堤〉
桜丸:中村勘九郎
斎世親王:中村米吉
三善清行:嵐橘三郎
苅屋姫:片岡千之助(片岡孝太郎の息子、片岡仁左衛門の孫)
八重:片岡孝太郎

勘九郎が良いです。見るたびに良くなっている気がする。頑張っているんだなぁ。お父さんの勘三郎さんが観たらアレコレと指導が入るんだろうなぁ。仁左衛門さんは息子と孫と共に演じて感無量。お孫さんがいるというのは良いですねぇ〜。仁左衛門さんは若々しく孫がいるようにも見えないが本当の年齢(75歳)をきけばやっぱりお祖父ちゃんだよね。こうやって伝承しているのは嬉しいことです。

11時半頃からお弁当。今日は「すき焼き弁当」、1,700円。

〈筆法伝授〉
菅丞相:片岡仁左衛門
園生の前:片岡秀太郎
梅王丸:中村橋之助
腰元勝野:中村莟玉
左中弁希世:市村橘太郎
荒島主税:中村吉之丞
三善清行:嵐橘三郎
水無瀬:坂東秀調
戸浪:中村時蔵
武部源蔵:中村梅玉

すみません、途中で寝てしまった。弁当食べた後は眠くなります。パタっと起きてからはしっかり見ました。仁左衛門の「冠が落ちる」ところ、本当に「自然に」落ちたように見えて驚いた。仕掛けがあるのだろうがそうとも見えずに「あっ」と思ったらそういうシーンだったわけだ。上手いなぁ〜。

幕間にホットコーヒーを買って飲む。

〈道明寺〉
菅丞相:片岡仁左衛門
判官代輝国:中村芝翫
立田の前:片岡孝太郎
奴宅内:中村勘九郎
苅屋姫:片岡千之助
贋迎い弥藤次:片岡亀蔵
宿禰太郎:坂東彌十郎
土師兵衛:中村歌六
覚寿:坂東玉三郎

本日のお目当てはこちらです。玉三郎の覚寿。前に見たのは2010年3月。前の歌舞伎座。その時は「十三代目片岡仁左衛門十七回忌、十四代目守田勧弥三十七回忌の追善公演」でした。10年経って十三代目片岡仁左衛門二十七回忌。守田勘弥は四十七回忌になるんですね。

玉三郎の老け顔はしっかりと老け顔です。化粧がうまいというかピタリとはまってるから凄い。芝翫は若い時から観てますから、何というか良い演技をしてます。若い時は「大丈夫か?」なんて思ったこともあったが、やっぱり芝翫の子ですね。お父様の芝翫さんにも見せたいなぁ。兄さんの福助さんも歌舞伎座に出るようになって、私はまだ観ていないけれど、そこまで回復されたのは良かったです。歌右衛門の名前を襲名するのも近いでしょうね。

舞台が終わって興奮冷めやらぬまま外へ。

歌舞伎座よ、今日もありがとう〜!

新橋演舞場・2020年1月 初春歌舞伎公演(夜の部)

新橋演舞場に参りました。前回は昨年の1月。そちらも海老蔵さんと娘の麗禾ちゃん、息子の勸玄君と一緒に演じていました。信号待ちなう。

劇場前でお弁当を買って、イヤホンガイドを借りた。準備OK。お正月らしい飾りが良いですねぇ〜。

劇場に入る。羽子板。立派。こういうのを見るのもお芝居の楽しみ。

今日のお席は、1階20列22番。1階の一番後ろの席だった。16,000円(税込)。

幕間が1回しかないから、先に写真を買っておきましょう。海老蔵さん、娘さん、息子さん、それぞれ1枚ずつ。わっ、私の前でお会計をしている方は一人で13枚くらい買っている。凄いわぁ〜。

ロビーには海老蔵さんのお母様と妹さんが接客していらした。話してみたいが列が長い。残念。

17時開演。始まります。

1.神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)め組の喧嘩

序 幕
大 詰
第一場 島崎楼店先の場
第二場 島崎楼広間の場
第三場 八ツ山下の場

二幕目 神明社内芝居前の場
   
三幕目
第一場 焚出し喜三郎内の場
第二場 浜松町辰五郎内の場
第一場 神明町鳶勢揃いの場
第二場 角力小屋前の場
第三場 喧嘩の場
第四場 神明社境内の場

め組辰五郎:市川海老蔵
女房お仲:片岡孝太郎
辰五郎倅又八:堀越勸玄
九竜山浪右衛門:中村亀鶴
柴井町藤松:市川九團次
島崎楼抱おさき/背高の竹:大谷廣松
三ツ星半次:市川男寅
伊皿子の安三:中村玉太郎
おもちゃの文次:中村莟玉
宇田川町長次郎:市川新十郎
喜三郎女房おいの:中村歌女之丞(かめのじょう)
三池八右衛門:片岡松之助
神路山花五郎:澤村由次郎
露月町亀右衛門:片岡市蔵
尾花屋女房おくら:市川齊入
葉山九郎次:市村家橘
四ツ車大八:市川右團次
江戸座喜太郎:市川左團次
焚出し喜三郎:中村梅玉

海老蔵さんはやせましたか? キリリと凛々しい。20才代にも見える。若々しくて立派。こういう役はあってますね。「成田屋」と声をかけてみたい。かけられない。勇気もない。

息子の勸玄君も良い演技です。笑いをとったりして、それも何度も。舞台が好きなんでしょうね。にじみ出てます。片岡孝太郎さんは綺麗です。演技も良い。素晴らしい。そして左團次さんだ。左團次さんを見るのは嬉しいことです。Wikipediaを見ていたら79歳と書いてある。そうでしたか。いつまでも若々しい演技。どうぞ、お元気で。

幕間には急いでお弁当を食べます。お弁当は、幕の内弁当「はぎ」、1,350円。

食べ終わるとトイレに行き、そして「スパークリングワイン」を買う。740円。

席に戻ろうとロビーを通ると海老蔵さんの妹の「市川翠扇(すいせん)」さんには一人のご婦人が話しているだけだ。並ぶ。そして、お伝えする。「初めて歌舞伎を見たのは、お父様の鳴上なんです。1979年の5月。まだ生まれていないのでは?」と聞くと「ハイ、まだ生まれる前です」とな。「それから歌舞伎が大好きになりました」と伝える。いま、Wikipediaを見ると翠扇さんは1979年の5月26日に生まれている。その少し前に観たわけだ。話をさせて頂き、ありがとうございます。なぜだか涙が出そうになった。ワインを持って席につく。

2.新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)仲国

仲国:市川海老蔵
胡蝶の精:市川ぼたん
虫の精:市川九團次
同:大谷廣松
同:市川男寅
同:中村玉太郎
仲章:中村莟玉
小督局:中村児太郎

楽しみの演目です。娘のぼたんさんが舞う。キチッとした舞です。女性は歌舞伎役者にはなれない。ぼたんさんもなれないのです。けれど舞踊は出来る。新派などで女優も出来る。そして子供のうちは歌舞伎座の舞台にも立てる。短い間だろうとは思うけれど頑張ってください。応援しています。最後はお父様の海老蔵さんとのラストシーン。ジーンときちゃうなぁ。

20時10分に終了。イヤホンガイドは保証金を払っていないから返金なし。トイレに寄って外に出る。丸ノ内線の銀座駅まで歩く。いつもとは違う道を行ってみる。途中から地下に入り、あとはいつもの道。歌舞伎を見るのは本当に楽しみです。

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(夜の部)

会社から歌舞伎座に向かって歩きます。時間があるから、いつもとは違う道を通ってみる。城西大学、城西国際大学がある。へぇ〜。こんな都心で学ぶって凄いねぇ〜。

そして桜田門だ。天気良し。

歌舞伎座に到着。

東銀座の地下に降りる。

お弁当を買い、アイスコーヒーを飲んでゲームしながら休む。

サ、そろそろ参りましょう。玉三郎はこの三役。

今日のお席は、1階2列18番。前から2列目。舞台がよく見えます。

1.神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛住家の場

渡し守頓兵衛:尾上松緑
娘お舟:中村梅枝
傾城うてな:中村児太郎
下男六蔵:中村萬太郎
新田義峯:坂東亀蔵

江戸時代に、あの平賀源内が「福内鬼外」というペンネームで書いた浄瑠璃の傑作。なんという才能の持ち主なんでしょうね。源内さん。

お舟は梅枝さん、うてなは児太郎さん。良いですねぇ〜。世代交代してますなぁ。松緑さんも、こういう役もピシっと来るようになりました。それにしても、寂しいストーリーです。江戸時代には大いに受けたでしょうなぁ。

お弁当は、京樽「花ちらし」1,000円。

2.本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)

白雪姫:坂東玉三郎
鏡の精:中村梅枝
野分の前:中村児太郎
輝陽の皇子:中村歌之助
浦風の局:中村歌女之丞
従者晴之進:坂東彦三郎
家臣郷村新吾:中村獅童

なんと言ってもこれこれ。玉三郎の白雪姫。美しい白雪姫に実の母・野分の前こと児太郎が嫉妬する。恐ろしい〜〜〜。ここでも、児太郎と梅枝とベテラン玉三郎の共演が見事。3人で琴を弾くところも見せ場です。拍手。休憩を挟んで、後半にも見せ場が。7人の小人さん達も好演。どんな役者さんに育ちますかね。楽しみ。

中村獅童の歌舞伎は久しぶりに見ました。良い演技です。獅童さんの人柄が見えるような心地。大病もされて心配していましたが若いって凄いね。注目しております。

最後の場面は良いですねぇ〜。ジーンとなりながら席を立ちます。

イヤホンガイドを返却して外へ。

今年も歌舞伎を観ることが出来て良い年でした。ありがとうございます!

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(昼の部 Aプロ)

会社はお休みして歌舞伎座!

東銀座駅で降り、スーっと入るは歌舞伎座の地下。お弁当を買い、急いで席へ。

今日のお席は、1階16列9番。1等席の一番後ろ。通路の手前。玉三郎の阿古屋だから席をとるのは大変でした。

1.たぬき

柏屋金兵衛:市川中車
妾お染:中村児太郎
太鼓持蝶作:坂東彦三郎
狭山三五郎:坂東亀蔵
隠亡平助:中村萬太郎
芸者お駒:市川笑也
女中お島:市川弘太郎
松村屋才助:中村松江
門木屋新三郎:大谷桂三
隠亡多吉:片岡市蔵
芝居茶屋女房おはま:市川齊入
備後屋宗右衛門:市村家橘
女房おせき:市川門之助

先週も見てますから、ゆったりと観ました。中車が良いですねぇ。何度観ても良いわ。笑也もこういう役もスーっと出来るようになっているんですね。昔はお姫様は良いけど、、、とも思った時がありましたっけ。今やベテランです。それにしても、この筋はよくよく考えられましたね。ありそうであり得ないけど、イヤイヤ、案外とあるかもしれない、なんて思いながら観ている。

35分の休憩。お弁当は「(京樽)京づくし」1,100円。

2.村松風二人汐汲(むらのまつかぜににんしおくみ)

松風:中村梅枝
村雨:中村児太郎

先週とは異なる演目です。私はこの演目は初めて観ました。美しいわ。注目株の二人ですもんね。「汐汲」はお稽古しましたっけ。高校生の時。そのまま発表会でも演じようとしていたが名取襲名の方が「襲名披露」で演じることになり、私は「浅妻船」という演目になったのでした。なんてことを思い出しながら観ておりました。

3.壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋

遊君阿古屋:坂東玉三郎
秩父庄司重忠:坂東彦三郎
榛沢六郎:坂東功一
岩永左衛門:尾上松緑

何と言ってもコレです。玉三郎の阿古屋を観ることの喜び。花道から出た。美しい! そして、楽器の演奏は先週観た児太郎とも違います。別の曲かと思っちゃうほど。そんなわけはないですもんね。いったい、いつお稽古しているのだろう。それも3種類の楽器ですよ。琴、三味線、胡弓。

最後の決めのポーズは美しすぎる。あと何回、玉三郎の阿古屋を観れるだろう。歌舞伎座で演じる時は必ず観ます!

検索サイトで調べると、玉三郎は1997年1月に国立劇場で演じたのが初めてだ。それ以前は中村歌右衛門が演じていた。それから今日の2019年まで。玉三郎が演じているのは14回だろうか。凄い役です、ホント。

イヤホンガイドは休憩を利用して玉三郎が語る場面がある。お弁当を食べながら聞きました。「継承される芸:壇浦兜軍記 阿古屋」また聞きたいわぁ。

幕がおりて外に出ると、あぁ、まだ明るいのです。

歩いて帰りましょう! いつもと違う道を今日も歩いて行きます。

青松禅寺」と書いてあるお寺の前を通る。

いかん、前方に東京タワーが見える。先週の悪夢が。GoogleMapを見ながら、そっちじゃない方に進む。

六本木駅を越えた。順調。青山霊園の横の道を突き進む。たぶん、、、順調。そうこうしていると「表参道」駅近くに出た。大勢の人が行き来している。裏道に入る。

あとで調べると「サウスキャットストリート」だと思う道を渋谷に向かって突き進んでしまった。そうして出たのは渋谷駅。トホホ。逆方向じゃ。疲れてしまい電車に乗る。今日も途中で挫折にて終了。東京の道は難しいのぉ。お疲れさまでした。