歌舞伎座・2020年10月 十月大歌舞伎(第四部)

歌舞伎座に参ります! 19時半から始まる第四部、坂東玉三郎を観に参ります。さて、どうする。やっぱり歩きましょう。結構、歩くのが好きなこの頃。いつもの道はわかりきっているから、今日は別の道を通って行こう。

赤坂見附を通り、日枝神社辺りで左折し(前にも通りましたね)、総理大臣邸のそばを通り(今は総理はいません、インドネシアでしょうか)、順調に霞ヶ関。日比谷公園の横に見ながら通りすぎ、帝国ホテルか。前に両親を宿泊させましたっけ。何かそこだけ安い時がありましてね。なんてことを思い出しながら進む。ここまでは実に順調でした。

線路を越えて、ここで間違えた。真っ直ぐ進めば良いものを、なぜか右折した。そして、さらにもう一度、右折している。これで遠くなってしまった。意図した場所に出ないので、この辺りからiPhoneでMapを確認する。レレレのレー、遠くなってしまったじゃないか。ひたすら、戻る、戻る、戻る。そして、出た。歌舞伎座が見える交差点だ。ホッ。

歌舞伎座に到着。17時25分。

先月と同じ時刻でも日が落ちましたね。季節の移ろいでございます。

地下に降ります。

最初にお土産処「木挽町」に入り、玉三郎の2021年カレンダーを購入。2,000円。

舞台写真は2枚購入。

「歌舞伎茶屋」さんで夕食。今日は「カツカレーうどん(ミニ甘味付)」、850円、アイスコーヒーも、500円。舞台写真を買った時に100円割増になるチケットを頂いたので、1,250円。

そして歌舞伎座の中へ。本日の座席は、1階10列25番。舞台の真正面です。サ、はじまります!

映像×舞踊 特別公演 口上(こうじょう)
口上:坂東玉三郎

玉三郎が一人で登場。先月と同じように「口上」が始まります。「楊貴妃」は平成24年に初演だったそうです。もっと前から演じているように思ったら、案外と最近でした。2012年だ。私は歌舞伎を観る余裕がない年だ。見てないなぁ。残念。

中国に片岡仁左衛門さんと共に勉強に行ったこともあるそうです。そうでしたか。玉三郎が語るには「口上」は先月とほぼ同じだが(会場からは笑いが)、一つ違うのは、提灯にも鳳凰が描かれているのを見せてくださったことです。あとは「同じ」だそうですが、忘れていたりするから新鮮。

夢枕 獏 作 楊貴妃(ようきひ)
楊貴妃:坂東玉三郎

そして、スーッと「楊貴妃」が始まります。今回も映像とのコラボ。映像では平成29(2017年)年12月・歌舞伎座で演じた物を収録。その中には「市川中車」さんだ。私はこの舞台を観ているはず。だが、初めて観るような心地になる。

映像とのコラボはよくよく考えられてます。そして「楊貴妃」は年齢が増してからはよく演じている演目。今日は別の角度からシットリと観ることが出来て良かった。この舞は出来そうに思えて実に難しいと思う。この後、誰がこれを継承していくのだろうと思ってみたり。

幸せな気持ちで外に出る。

歌舞伎座よ、今月もありがとう〜。

歩いて丸の内線「銀座駅」まで行き、電車に乗って帰ります。

歌舞伎座・2020年9月 九月大歌舞伎(第四部)

歌舞伎座です! 17時45分到着。

第四部。

十月も第四部に来ますよぉ。

地下に降りまして、舞台写真を書います。玉三郎を4枚。

「歌舞伎茶屋」さんで夕食。

「きのこと湯葉のそば(温)」700円と「アイスコーヒー」500円。舞台写真を買ったら100円の割引券を頂いたので、1,100円。ゆっくりしました。

イヤホンガイドを借りました。500円。歌舞伎会カードを持っていても「割引はありません」そうです。「元値が安いので」だそうです。了解。サ、中に入りましょう。座席は、1階10列17番。良いお席です。

第四部:映像×舞踊 特別公演
口上:坂東玉三郎

幕が開くと玉三郎一人がお辞儀している。背景の画像は歌舞伎座。大拍手。玉三郎が御礼の言葉を述べる。そして、歌舞伎座に11月のみ飾られるという「印」というのか「絵」というのかの説明を。上の席の方にも見えるように大きなサイズにして見せてくれました。ヘェ〜。そして、舞台を離れます。舞台の下に移動。その様子を映像が写し出して、私達もそちらに移動したかのような錯覚。花道の下の道(廊下?)は、今回の改築により広くなったそうです。他にも「危なそう」な場所も安全策を取り入れられているそうで、ヘェ〜。このような場所を通りながらお芝居をしているのですねぇ。

鷺娘(さぎむすめ)
鷺の精:坂東玉三郎

口上の後に演奏が始まり、あっという間に「鷺娘」の始まり。玉三郎の鷺娘は平成21年を最後にしたそうで、それからもう10年が経ったのですか。その時は、私は見ていないかもしれないが、その前に何度も「鷺娘」を観ている。玉三郎はその時(平成21年)を「最後に」と思ったようだが、今回「再び」ということで、映像とのコラボです。映像は平成17年5月歌舞伎座のものだそうです。最初は玉三郎がキッチリと踊ります。厳しいことを言ってしまうと、あの若かった時のような動きではないと思う。それはしょうがないというもの。玉三郎は70歳になりました。70歳ってお爺ちゃんですよね。それがこんなに美しく舞うのだから、それがどれほどに凄いことか。

そうして、自然と映像に結びつく。一番、動きが派手なところ、それは映像で見せました。若い時と、そして今と。このように観ることが出来るのは贅沢ですね。そして終盤は玉三郎が舞います。そして幕。拍手。拍手が鳴り止まない。カーテンコールです。わぁーーーー!

拍手が一段と大きくなりました。そして、幕。拍手は鳴り止まない。もう一度、玉三郎が登場。わぁーーー!

これを4度繰り返したでしょうか。最後の最後は花道まで出てくださった。涙が出そうでした。嬉しい。そして、幕。

会場を出る時は、後ろの席から少しずつ退場します。良い舞台でした。イヤホンガイドの返却は外でした。コード部分をビニールに入れて返却します。いろいろな工夫がありますね。

さて私は丸の内線「銀座」駅まで歩いて、そして電車で帰ります。

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第四部)

歌舞伎座・第四部です!

座席は、1階15列16番。

第四部:与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 源氏店
三世瀬川如皐 作

切られ与三郎:松本幸四郎
妾お富:中村児太郎
番頭藤八:片岡亀蔵
和泉屋多左衛門:市川中車
蝙蝠の安五郎:坂東彌十郎

一部、二部、三部とも日本舞踊が中心で、この四部でやっと歌舞伎のお芝居というプログラムになっている。幸四郎さん。本当は良い人だろうけれど、このやさぐれた役をキチッとやさぐれるのは素晴らしいです。「いやさお富久しぶりだな」に心の中で「待ってました!」と叫びます。いやいや本当に「待ってました!」。

児太郎さんが応えます。「そういうお前は」。もうね、泣けて来ます。児太郎さん、年々、良くなってる気がする。早く襲名したいでしょうね。ご本人も松竹も。

中車さんを観たのは昨年12月。いやいや素晴らしいです。これだけの役をキチっとこなすのは並大抵ではありません。お父様の猿翁(前・猿之助)さんは何て言うだろう。息子さんに対しては厳しいのかな? 子供の頃から歌舞伎役者として育ったら、今頃はどうなっていたでしょうね?

幸四郎さんが最後に狐になって去って行くところを観たらジーンと来ました。様々な役者さんが演じたことを思い出します。それを観ることが出来たのは幸せだなぁ。

外に出ます。記念の写真をパチリ。

歌舞伎座よ、来月も参りますよぉ〜。

銀座駅まで歩き丸の内線に乗って帰ります。本日は禁酒しました。禁酒18度目。

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第三部)

歌舞伎座に向かって歩いています。それにしても暑い。国立劇場前の信号を渡る。走る人も少ないようだ。

東銀座駅のある地下に降りて「歌舞伎茶屋」さん。

アイスコーヒーを飲んで涼む。

サ、時間です。参りましょう。

歌舞伎座・第三部です!

第三部:義経千本桜 吉野山(よしのやま)
佐藤忠信実は源九郎狐:市川猿之助
逸見藤太:市川猿弥
静御前:中村七之助

前回と同様に歌舞伎座に入るところで体温も測られます。問題なし。急いでトイレに入り、汗をかいた下着やTシャツを着替え。サッパリしました。

座席番号は、1階16列11番。

「吉野山」は何度も観ています。一番最近では2018年に静御前は坂東玉三郎で観ました。佐藤忠信実は源九郎狐は中村勘九郎さんだった。今日は市川猿之助さんです。

七之助さん。美しいですねぇ。踊りも良い。お父様が観ていたら何て言うでしょうね。母のような気持ちで見守ります。

猿之助さんは良いです。踊りはハツラツとしている。ジャンプ力もあって素晴らしい。伸び盛りです。猿翁(前・猿之助)さんは何て言うでしょうね。

猿弥さんの逸見藤太も良いです。猿弥さんも歌舞伎の家の息子さんではないのです。一般家庭に生まれた方。それを猿翁(前・猿之助)さんが見出すんだから凄いねぇ。

3人が3人とも若々しくて良い舞台でした。大満足です。

外に出ます。お天気が良いですねぇ〜。

記念の写真をパチリ。

本日の出し物はこちら。

地下に降りて、再び「歌舞伎茶屋」さん。8月のおすすめ「冷しゆばとろろそば」、700円+アイスコーヒーを頂く。歌舞伎界のカードを見せて割引されて、1,100円なり。美味しいです。時間までゆっくりしました。

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第二部)

続きまして、歌舞伎座・第二部です!

第二部:棒しばり(ぼうしばり)
岡村柿紅・作

次郎冠者:中村勘九郎
太郎冠者:坂東巳之助
曽根松兵衛:中村扇雀

座席番号は、1階12列15番。

このお芝居は初めて見たと思います。次郎冠、太郎冠者は主人の曽根松兵衛に「酒を盗み飲まれぬように」と縛られていて普通の動作が出来ない。そんな中でも「酒を飲もう」というのが何ともおかしい。知恵を使って、飲みます。旨そうに飲むんだな、これが。

軽快なテンポで進みます。楽しい。良いお芝居です。おおよそ45分でした。

お芝居が終わって外に出ます。まだ14時半。明るいし暑いです。

記念の写真もパチリ。

9月の看板が出てました。来月は第四部の玉三郎の「鷺娘」を予約しています。楽しみ。

時間はあるし、少し歩きましょう。「泰明小学校」の前を通り、

日比谷公園の中を歩き、

憲政記念公園の中を通り、

国会議事堂の前を通り、

赤坂見附駅にたどりつき、そこから丸の内線に乗って帰ります。お疲れ様でした。それにしても暑い!

歌舞伎座・2020年8月 八月花形歌舞伎(第一部)

やっと! 今月から歌舞伎座があきました。チケットを予約しています。第一部は11時開演。10時5分くらいには到着してしまった。クー、早すぎる。

地下鉄を出てすぐの地下にある「こびき小路」に入る。久しぶりだなぁ〜。舞台写真はここで販売していた。ヘェ〜。

歌舞伎茶屋」に入る。ヤヤヤ、座席が全部、壁に向かうというレイアウトに変わっていた。お店の方も大変ですねぇ〜。アイスコーヒーを頂く。500円。

10時半になった。行きましょう。今月の看板。

歌舞伎座だ。嬉しいなぁ〜。

嬉しくて写真を撮りまくり。

イザ中へ。入る時にチケットを見せて、「もぎり」は自分でします。ヘェ〜。座席は一つおきでした。前後左右に人は座っていない。ヘェ〜。桟敷席は誰も座れない。ヘェ〜。

座席番号は、1階7列26番。

幕が開く前に片岡愛之助さんから「諸注意」がありました。了解です。守ります。そして、イザ。

第一部:連獅子(れんじし)
河竹黙阿弥・作

狂言師右近後に親獅子の精:片岡愛之助
狂言師左近後に仔獅子の精:中村壱太郎
浄土の僧遍念:中村橋之助
法華の僧蓮念:中村歌之助

連獅子を見るのは久しぶりです。以前は中村勘三郎さん親子のを見たり、松本幸四郎・市川染五郎(今は名前が違います)親子のを見たりした。さて、愛之助さん、どう演じるだろう。

これがですね、良いですねぇ。かなりお稽古を積まれているのでしょうね。壱太郎さんも良いですよ。ジャンプ力も凄いの(^ー^)。花道でパっとジャンプしてドスンと座り込む。これにはビックリした。

そして、二人の毛振りは、やっぱ若いわ。最初は壱太郎さんの方が早いかと思ったら、途中から愛之助さんは加速する。そして、最後は圧巻。

橋之助、歌之助が演じるのをこうキチっと見たのは初めてかもしれません。こちらも良いですわ。さすが、芝翫の孫。今の芝翫さんのお父様。踊りがうまかった。

楽器演奏の皆様は口元にマスク代わりに黒い布をつけてました。笛の方は、その中に楽器を通して演奏です。黒子さんもしています。つけてないのは歌舞伎役者だけでした。ヘェ〜。

感動しながら幕はおりました。12時に終了。1時間の舞台でした。

外に出ます。また地下の「歌舞伎茶屋」さんに伺い、ランチとしましょう。「歌舞伎うどん」700円+アイスコーヒー100円。歌舞伎会のカードを見せると割安になり、両方で700円でした。

十三代目市川團十郎白猿襲名披露・延期

チケットWeb松竹からメール。「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」の公演を、延期することを決定いたしましたので、お知らせいたします。とのことです。5月に開催出来ると良かったけど、新型コロナウィルスの、この状況下ではどうしようもない。時期を待ちましょう。もちろん、観に行きますよ! 海老蔵さん、頑張れ〜〜〜!

歌舞伎座・2020年2月 二月大歌舞伎(夜の部)

会社から歩いて歌舞伎座へ。いつもとはちょっと違う道を通ってみたりする。それも楽しみの一つ。国立劇場の裏側から細い通路を歩いてこちら側へ。

道路の右側を歩いて三宅坂へ。信号を渡っていつもの道を歩く。桜田門を左手に見ながら進む。

歌舞伎座だ。今日は「夜の部」。

時間が早いので人は少ない。これから多くなりますね。

地下に降りてお弁当を買う。

お雛様を見る。美しいのぉ。

歌舞伎茶屋」に入り、アイスコーヒーを注文する。500円。iPhoneゲームしながら時間を潰す。

16時になりました。イザ「歌舞伎座」へ。中に入ると「片岡當吉郎(かたおか とうきちろう)」さんの写真がドーン。説明書きによると「平成29年9月に日本俳優協会の名大試験に合格」とのこと。3月の歌舞伎座では「ご披露させて戴く運びと相成りました」そうです。楽しみですね!

イヤホンガイドのそばにあるのは「幕間特別放送」として「二十七回忌追善企画」は「父・十三世片岡仁左衛門を語る」ですよ。楽しみ。

今日のお席は「1階2列26番」。前から2列目。とても、よく見える良い席。

1.八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)
 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言 湖水御座船の場
佐藤正清:片岡我當
斑鳩平次:片岡進之介
正木大介:中村萬太郎
鞠川玄蕃:片岡松之助
轟軍次:片岡亀蔵
雛衣:中村魁春

「加藤清正」は「佐藤正清」という名で登場。「二条城で「時政(家康)」に毒酒をすすめられ、森三左衛門の義心に感じて盃を取る」って凄いストーリーです。すぐに死んでしまうわけではなく、必死になって生きている正清(清正)。演じるのは我當さん。我當さんは85歳。お病気もされているが、役の上では若々しい。驚きます。時政(家康)の使いが来るが正清(清正)は生きている。驚くでしょうね。そこはお芝居ですからアレですけれど観客席は息をのみます。よろめきながらも踏ん張り、幕が下がる。

2.羽衣(はごろも)
天女:坂東玉三郎
伯竜:中村勘九郎

本日のお目当てはこちら。玉三郎と勘九郎の舞踊。親子ほどにも年齢が離れているのに、それを全く感じさせない。お父様の勘三郎さんが見たら焼きもちやくかな?(^ー^)。

前に「羽衣」を見たのは、2017年5月「渋谷オーチャードホール」と2018年8月の「歌舞伎座」。鼓動との共演だった。何か別の舞踊を見るような心地。振り付けはどうだったんだろう?玉三郎の衣装は同じですよね?・・・誰かに聞いてみたい。ご存知の方がいらしたらコメントに書いて頂けると嬉しいです。

お弁当は「二月大歌舞伎 観劇弁当」、1,800円。

豪華です!

ホットコーヒーを飲みます。350円。「少なめに」とお願いしてちょうど良いです。

3.人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
 三遊亭円朝 口演 榎戸賢治 作
左官長兵衛:尾上菊五郎
和泉屋清兵衛:市川左團次
女房お兼:中村雀右衛門
和泉屋手代文七:中村梅枝
娘お久:中村莟玉
小じょくお豆:寺嶋眞秀
家主甚八:片岡亀蔵
角海老手代藤助:市川團蔵
角海老女房お駒:中村時蔵
鳶頭伊兵衛:中村梅玉

菊五郎が江戸っこらしくて良いですねぇ。雀右衛門もそのおかみさん役が素晴らしい。雀右衛門が襲名したのは2016年3月。残念ながら見に来てない。やっぱり襲名の時は見たいものです。

お話は本当に嬉しいストーリー。こんな夢のようなお話があったら嬉しいなぁ。50両を巡ってテンヤワンヤの大騒ぎです。もともとは落語のお話だったそうです。前に見た時は玉三郎がお駒役。今回は時蔵さんが演じています。楽しい気持ちになりながら幕間です。

スパークリングワインを頂きます。500円。

4.道行故郷の初雪(みちゆきこきょうのはつゆき)
 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
忠兵衛:中村梅玉
万才:尾上松緑
梅川:片岡秀太郎

梅川を演じるのは秀太郎。実年齢(78歳)を聞くとビックリするが舞台では若々しい。「自身を身請けするために恋人の忠兵衛が公金の封を切る大罪を犯したため、共に追われる身となる悲劇のヒロイン」という役。梅玉さんとの立ち回りが見事。そして松緑さんだ。このところ毎月のように松緑さんを見ている。何というか親のような気持ち。立派になってますねぇ〜。

片岡我當、秀太郎、仁左衛門の3兄弟を見ることが出来て嬉しい本日でした。玉三郎も美しくて大満足。

残念ながら「写真」はまだ売ってないそうです。ガッカリ。別の日に買いに来るかどうか、、、。迷う。

歌舞伎座の外に出る。

銀座を歩いて丸の内線の乗り場に行きます。帰りましょう。

歌舞伎座・2020年2月 二月大歌舞伎(昼の部)

9時40分に家を出発して歌舞伎座へ。会社はお休みを頂いています。今日は昼の部。東銀座駅を出てすぐ地下はショッピングモールのようになっていて、東京大学LEGO部という展示も。

うまいこと作りますねぇ。

いつもの場所でパチリ。あっ、あっちに雛飾りがあったのか。次回はちゃんと見に来よう。

お弁当を買って1階にあがる。今月の演目はこちら。

昼の部は「菅原伝授手習鑑」だ。

今日は良い天気。

イヤホンガイドを借りて、「八海山」の前でも写真を撮りまして、イザ中へ。

歌舞伎座に入るとすぐに「十三世 片岡仁左衛門 二十七回忌追善」の写真。

今日のお席は、1階14列14番。舞台の真正面で良い席です。

十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
〈加茂堤〉
桜丸:中村勘九郎
斎世親王:中村米吉
三善清行:嵐橘三郎
苅屋姫:片岡千之助(片岡孝太郎の息子、片岡仁左衛門の孫)
八重:片岡孝太郎

勘九郎が良いです。見るたびに良くなっている気がする。頑張っているんだなぁ。お父さんの勘三郎さんが観たらアレコレと指導が入るんだろうなぁ。仁左衛門さんは息子と孫と共に演じて感無量。お孫さんがいるというのは良いですねぇ〜。仁左衛門さんは若々しく孫がいるようにも見えないが本当の年齢(75歳)をきけばやっぱりお祖父ちゃんだよね。こうやって伝承しているのは嬉しいことです。

11時半頃からお弁当。今日は「すき焼き弁当」、1,700円。

〈筆法伝授〉
菅丞相:片岡仁左衛門
園生の前:片岡秀太郎
梅王丸:中村橋之助
腰元勝野:中村莟玉
左中弁希世:市村橘太郎
荒島主税:中村吉之丞
三善清行:嵐橘三郎
水無瀬:坂東秀調
戸浪:中村時蔵
武部源蔵:中村梅玉

すみません、途中で寝てしまった。弁当食べた後は眠くなります。パタっと起きてからはしっかり見ました。仁左衛門の「冠が落ちる」ところ、本当に「自然に」落ちたように見えて驚いた。仕掛けがあるのだろうがそうとも見えずに「あっ」と思ったらそういうシーンだったわけだ。上手いなぁ〜。

幕間にホットコーヒーを買って飲む。

〈道明寺〉
菅丞相:片岡仁左衛門
判官代輝国:中村芝翫
立田の前:片岡孝太郎
奴宅内:中村勘九郎
苅屋姫:片岡千之助
贋迎い弥藤次:片岡亀蔵
宿禰太郎:坂東彌十郎
土師兵衛:中村歌六
覚寿:坂東玉三郎

本日のお目当てはこちらです。玉三郎の覚寿。前に見たのは2010年3月。前の歌舞伎座。その時は「十三代目片岡仁左衛門十七回忌、十四代目守田勧弥三十七回忌の追善公演」でした。10年経って十三代目片岡仁左衛門二十七回忌。守田勘弥は四十七回忌になるんですね。

玉三郎の老け顔はしっかりと老け顔です。化粧がうまいというかピタリとはまってるから凄い。芝翫は若い時から観てますから、何というか良い演技をしてます。若い時は「大丈夫か?」なんて思ったこともあったが、やっぱり芝翫の子ですね。お父様の芝翫さんにも見せたいなぁ。兄さんの福助さんも歌舞伎座に出るようになって、私はまだ観ていないけれど、そこまで回復されたのは良かったです。歌右衛門の名前を襲名するのも近いでしょうね。

舞台が終わって興奮冷めやらぬまま外へ。

歌舞伎座よ、今日もありがとう〜!

新橋演舞場・2020年1月 初春歌舞伎公演(夜の部)

新橋演舞場に参りました。前回は昨年の1月。そちらも海老蔵さんと娘の麗禾ちゃん、息子の勸玄君と一緒に演じていました。信号待ちなう。

劇場前でお弁当を買って、イヤホンガイドを借りた。準備OK。お正月らしい飾りが良いですねぇ〜。

劇場に入る。羽子板。立派。こういうのを見るのもお芝居の楽しみ。

今日のお席は、1階20列22番。1階の一番後ろの席だった。16,000円(税込)。

幕間が1回しかないから、先に写真を買っておきましょう。海老蔵さん、娘さん、息子さん、それぞれ1枚ずつ。わっ、私の前でお会計をしている方は一人で13枚くらい買っている。凄いわぁ〜。

ロビーには海老蔵さんのお母様と妹さんが接客していらした。話してみたいが列が長い。残念。

17時開演。始まります。

1.神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)め組の喧嘩

序 幕
大 詰
第一場 島崎楼店先の場
第二場 島崎楼広間の場
第三場 八ツ山下の場

二幕目 神明社内芝居前の場
   
三幕目
第一場 焚出し喜三郎内の場
第二場 浜松町辰五郎内の場
第一場 神明町鳶勢揃いの場
第二場 角力小屋前の場
第三場 喧嘩の場
第四場 神明社境内の場

め組辰五郎:市川海老蔵
女房お仲:片岡孝太郎
辰五郎倅又八:堀越勸玄
九竜山浪右衛門:中村亀鶴
柴井町藤松:市川九團次
島崎楼抱おさき/背高の竹:大谷廣松
三ツ星半次:市川男寅
伊皿子の安三:中村玉太郎
おもちゃの文次:中村莟玉
宇田川町長次郎:市川新十郎
喜三郎女房おいの:中村歌女之丞(かめのじょう)
三池八右衛門:片岡松之助
神路山花五郎:澤村由次郎
露月町亀右衛門:片岡市蔵
尾花屋女房おくら:市川齊入
葉山九郎次:市村家橘
四ツ車大八:市川右團次
江戸座喜太郎:市川左團次
焚出し喜三郎:中村梅玉

海老蔵さんはやせましたか? キリリと凛々しい。20才代にも見える。若々しくて立派。こういう役はあってますね。「成田屋」と声をかけてみたい。かけられない。勇気もない。

息子の勸玄君も良い演技です。笑いをとったりして、それも何度も。舞台が好きなんでしょうね。にじみ出てます。片岡孝太郎さんは綺麗です。演技も良い。素晴らしい。そして左團次さんだ。左團次さんを見るのは嬉しいことです。Wikipediaを見ていたら79歳と書いてある。そうでしたか。いつまでも若々しい演技。どうぞ、お元気で。

幕間には急いでお弁当を食べます。お弁当は、幕の内弁当「はぎ」、1,350円。

食べ終わるとトイレに行き、そして「スパークリングワイン」を買う。740円。

席に戻ろうとロビーを通ると海老蔵さんの妹の「市川翠扇(すいせん)」さんには一人のご婦人が話しているだけだ。並ぶ。そして、お伝えする。「初めて歌舞伎を見たのは、お父様の鳴上なんです。1979年の5月。まだ生まれていないのでは?」と聞くと「ハイ、まだ生まれる前です」とな。「それから歌舞伎が大好きになりました」と伝える。いま、Wikipediaを見ると翠扇さんは1979年の5月26日に生まれている。その少し前に観たわけだ。話をさせて頂き、ありがとうございます。なぜだか涙が出そうになった。ワインを持って席につく。

2.新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)仲国

仲国:市川海老蔵
胡蝶の精:市川ぼたん
虫の精:市川九團次
同:大谷廣松
同:市川男寅
同:中村玉太郎
仲章:中村莟玉
小督局:中村児太郎

楽しみの演目です。娘のぼたんさんが舞う。キチッとした舞です。女性は歌舞伎役者にはなれない。ぼたんさんもなれないのです。けれど舞踊は出来る。新派などで女優も出来る。そして子供のうちは歌舞伎座の舞台にも立てる。短い間だろうとは思うけれど頑張ってください。応援しています。最後はお父様の海老蔵さんとのラストシーン。ジーンときちゃうなぁ。

20時10分に終了。イヤホンガイドは保証金を払っていないから返金なし。トイレに寄って外に出る。丸ノ内線の銀座駅まで歩く。いつもとは違う道を行ってみる。途中から地下に入り、あとはいつもの道。歌舞伎を見るのは本当に楽しみです。