歌舞伎座・2021年5月 五月大歌舞伎(第二部)

雨。歩いて出発。しかし、風が強くて傘の骨がへし折られてしまった。新宿三丁目から電車に乗る。正午に東銀座駅に到着。

玉三郎ですよ。シネマ歌舞伎の広告です。美しい〜。

「歌舞伎茶屋」さんで「カレーそば」と「アイスコーヒー」を頂く。

美味しい。

地上に出ると雨は上がっていた。

本日のお席は、1階2列25番。良いお席です。

仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
浄瑠璃 道行旅路の花聟
早野勘平:中村錦之助
鷺坂伴内:中村萬太郎
腰元おかる:中村梅枝

舞踊。美しい。こういう舞をしてみたかったなぁ。うっとり見入る。しかし内容は悲しい。「殿中で刃傷事件がおきたとき、判官の供で来ていた早野勘平(はやのかんぺい)は恋人おかるに誘われて館を離れていて、主人の一大事に駆けつけられなかった。 取り返しのつかぬ大失態に、腹を切って詫びようとする勘平を、おかるは必死に説得して思い止まらせる。そしてひとまず二人でおかるの実家、京都山崎へと落ち延びていく。」というもの。大変な時代じゃ。

六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
早野勘平:尾上菊五郎
女房おかる:中村時蔵
千崎弥五郎:中村又五郎
判人源六:市村橘太郎
母おかや:中村東蔵
一文字屋お才:中村魁春
不破数右衛門:市川左團次

おかる勘平ですよ。悲しい。悲し過ぎる物語だ。勘平は死ななくても良かったのに。おかるは遊女屋に売られていく。勘平は昨夜、撃ち殺してしまった人から50両のお金を盗んでしまった。撃ち殺した相手が舅であったと思い自害する。しかし、舅の傷口は刀でえぐられたもの。勘平が鉄砲で撃ったのは舅の敵・定九郎であったことが判明する。そのことにより仇討ちの連判状に名前を加えてもらい、姑に見守られて息絶える。悲しい話です。

イヤホンガイドを返却して外に出る。雨は上がっている。丸の内線・銀座駅まで歩いて電車に乗って帰る。

今日は花道がほとんど空席だった。1階は東の花道にお一人だけ座っていた。そんなこともあるのですね。満席になって欲しいものですね。