第23回 サロマ湖100kmウルトラマラソン

4時に起きると、、、雨。。。
そんなー。天気予報では曇り→晴れなのに、、、。

ともかく急いで仕度。
宿では「時間が早すぎて朝食が出せない」ということなので、昨夜のうちに買っておいた「おにぎり」と「みそ汁」を頂く。サプリメントや胃薬も飲む。

昨晩、少し、胃の調子が悪くて「ガスター10」を飲んでおいた。今日はどうということもないが、飲んでおくことにした。

荷物は55kmのエイドステーションに運んでもらうための赤い袋と、ゴール地点に運んでもらうための青い袋に分けて入れる。
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スペシャルドリンクも受け付けてくれるが、エイドが充実しているそうなので、自分専用は用意していない。

ウェアは予定通りに、長袖に半袖を重ね着してタイツをはく。手袋も持つ。アームウェアも最初から付けることにした。それから(お手製のゴミ袋ではなく)100円ショップで買ったレインコートを羽織ることにした。ちょっと大げさな気もするが、寒いとお腹の調子をくずすので、とにかく着ることにした。
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ゼッケン番号は「4193」
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サ、準備OK。スタート地点に向かう。
なんと申しますか、出場者の方々の体つきが、皆さんすごいです。よく走り込んだ身体です。

10秒前からカウントダウン。

10・9・8…
今日、ここに立てたことに感謝する。

7・6・5…
最後まで諦めないで

4・3・2…
がんばるゾ!

1・ワーーーー!と歓声を上げながら、ゆっくりと歩き出す。そして次第にゆっくりとした走りへ。

ん・なんだか身体が重い。
雨は、小雨から霧雨程度に変わった。ランナーにとっては走りやすい天気。

ゆっくり行こうと思っているが、ついつい、ちょっと早めに入っている。
すると、すぐ前で「これ早すぎるよ、もうちょっとゆっくり」と言ってるおじさんがいたので、付いていくことに。まわりからドンドン追い越されるが、気にしないで、後ろを付いていく。
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まだ5kmにも到達していないというのに、トイレに行きたくなってしまった。最初のトイレで入ることに。ここは仮設トイレではなくて公共のものを利用です。女子トイレはいつも並びます。すると「紙がない」という自体が発生。私はNさんから「ティッシュだけは持っていった方がいい。何が起きるかわからないから」というご指導のもと、事なきを得て、再び道路へ。

まだ走り始めたばかりなのに、トイレによるロスタイム。

先ほどのペースメーカーのおじさんはいないし、時計を見ると遅い。焦る。
少しだけ早めに走り出す。

Nさん、Hさんの応援を受けて、まだ元気です!
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最初は、会場付近を走って、その後サロマ湖に向かって走る。折り返し地点では、1人を除く全員に出会えて心強いです。私は一番後方から攻めております。

それにしても、なんだか今日は身体が重い。肩がだるい。どうしたのだろう?

エイドは適切に用意され、パンフレットには書いてなかったが、オレンジジュースやりんごジュースまであって助かる。飲む・食べる。

5kmおきに時計を確認すると、予定よりも遅い。まずい。もう少し急がないと。でも、急ぎすぎては体力がなくなる。難しい。

雨はほとんど上がり、暖かくなってきた。20kmのエイドでレインコートを脱いで、捨ててもらった。
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エイドでは、あんぱんやオレンジ、すいかなども出る。エイドに辿り着くのが楽しみに。今日はiPodは付けてない。これからは大会ではiPod持つのはやめようと思っている。

皆さんの足音を聴きながら、まわりの風景を楽しみながら、ゆっくり進む。

30km、、、40km、、、そしてやっと42.195kmに到着。
ここからは、私の未知の領域に入ります。
すでにヘロヘロで、この倍以上も走れるのかしら?と気が遠くなります。

50kmの関門を通過。
かなり遅いです。全然、計画通りにいけてない。これ、ひょっとしたら間に合わない???

けれど、足にきていて思うようには早く走れない。
それに50kmを過ぎたら、少しアップダウンがあり、余計に足にダメージが。

55kmのエイドステーションにたどり着きました。
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ここでおにぎりを食べたりするそうですが、、、もう時間がない!
応援のNさん、Hさんが、私の赤い袋を持って待っていてくださいました。寒い中ありがとうございます。お礼の言葉もそこそこに、、、
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「ア、、、アイシングー」
55kmのエイドステーションにはアイシングがあると聞いていたので、一直線にそちらに。そして両足を冷やして、靴下を取り替えました。

気分が少しすっきり。そうして、お尻の下辺りをポンポンと叩いて頂いて、スタート。何も食べない。時間がない。飴だけを数個頂いて、それを口に入れて、歩き出します。
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ちょこっと足を止めただけなのに、走れない・・・。
少し歩いて、気合いを入れて、イザっと走り始めた時には、もう制限時間に間に合わないかも。。。

それでも、絶対にあきらめない。
最後まで走る!

どうやら、私はビリを走っています。
私の後ろの人達は、制限時間に間に合わないだろうから、55kmでリタイアしてしまったらしい。通り過ぎる車が、私のゼッケンを呼び、がんばれーと言ってくださいました。

そこで私がビリであることに気づき、なんとしても、前に追いつこうと、力を全部出して、何人も抜きます。といっても、皆さん、諦めて歩いていたり、ゆっくり走っているので、抜けたということですが。

必死になって腕をふり、足をあげて、「あきらめない、あきらめない」を呪文のようにとなえながら、走りました。

60kmの地点が見えます。時計を見る余裕もないから、そのまま走ります。
そのそばに、収容バスらしきバスが止まっているのも見えます。

「あきらめない、あきらめない」

最後の最後はラストスパートのダッシュをして60kmに到達したが、時間は4分22秒遅かった。
「残念ですが、終了です」と告げられる。

私はゼーゼーヒーヒーしながら、「ありがとうございました」と頭を下げた。終わった。。。終わってしまった。完走出来なかった。頭の中は真っ白です。

飲み物を少し飲んで、収容バスに乗ろうとしたら、
「NHKの取材です」というカメラマンとマイクを持った人が目の前に表れた。

期せずして、リタイアの取材をされることに。
「どちらからいらっしゃいましたか?」→東京です(ホントは気仙沼人ですが、とは言えず)
「ウルトラは何回目ですか?」→初めてです。
「フルは何回走ったことがありますか?」→3回です。
「走り終えてどうでしたか?」→あと4分だったので、完走出来なくて悔しいです。
「来年もまた走りたいですか?」→ハイ!来年は完走したいです。

ってな、まぁ、ありきたりな事を話してバスに乗ったのでした。
どこかで映ったかしら? あの塩だらけの顔で(苦笑)

バスの中は、補助椅子も全部使って、すべての座席がリタイア者でいっぱいだった。あちこちから「残念!」の声が。

リタイアには、様々な理由がある。
私のように、まだ身体が出来てない者。
走ってる途中で、身体に異変が生じた者。
(今日は涼しかった、寒かったので、記録を狙い)オーバーペースで入って力尽きた者。

どんな理由があったとしても、リタイアに変わりはない。
悔しい気持ちは同じ。

バスは、走る人の隣を行く。
こんなに多くの方が、がんばっている。

バスはゴール地点まで連れていってくれて、そこでチップを渡して、参加のタオルなどを頂いておしまい。まだ13時ちょい過ぎ。あーあ、これからどうしよう(涙目)

更衣室で、女性2人に話を聞いた。
1人は今年、還暦を迎える女性。すでに4回完走をしていて、還暦の記念に今年走ったらウルトラは引退しようと思っていたとのこと。「来年も走らないといけなくなった」と言っている。

もう一人は、1回目に完走出来たのに、昨年、今年とリタイア。とても落ち込んでいる。悔しさも私の何倍もある。

それらの話を聞くと、益々ウルトラの難しさを感じます。

仲間の完走をボケーっと待つ。
何時間も待つ。
まさか、私が待つ側にまわるとは思ってなかったので(私のゴールは最後だと思っていたから)、薄着しか用意してない。寒い。

ボケーっと待つ。
何時間か経過した。

すると呼び出しで私の名前が連呼されている。ゴール付近でお仲間がお待ちです。痛む足をひきずりながらゴール付近に行くと、応援の皆さんがいた。

「私、60kmでリタイアでしたー」

その後は、仲間が続々と帰ってきた。
来年は、きっときっと完走したい!

番外編:ランシャツを着て、ゼッケン番号を付けた犬がいたそうです。
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サロマ湖ウルトラマラソン・受付と前夜祭

旭山動物園を後にして、サロマ湖ウルトラマラソンの受付会場に向かう。
今回は「内藤新宿300RC」の皆さんと一緒の旅。9人乗りのレンタカーを借りて移動します。

受付は前日のみで、当日の受付はありません。
受付では、赤い袋にゼッケンなど一式が入った状態で渡されます。
体育館にズラリと並べられた赤い袋が圧巻です。
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会場近くは「大テント村」が出来ていました。
サロマ湖付近は、それほど宿が多いわけではないので、テントで夜を明かす人が多いです。それにしても、雨が降る中、明日は100km走るというのに、皆さん、タフですねー。
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名物の無料で配られる「ほたて」は、我々の直前で終了でした。もっと早く到着しないと頂けないのね。

体育館の中で「前夜祭」が開催されました。
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10回完走という名誉ある「サロマンブルー」に、新たに加わった方々が発表される。さらに、20回完走の「グランドブルー」も発表される。すごいですねー。

ご一緒した「内藤新宿300RC」のメンバーにはサロマンブルーがいるんですよ。名誉あるブルーのシャツを着ています。
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そして、本日の宿「まつや旅館」さんに移動です。
本日の北海道は寒い。

暑さ対策に力を入れていたので、余計に寒く感じます。
天気予報と違う・・・。

さーて、明日もまた4時起き。
すぐに眠れるでしょうか?

サロマ湖はこれを着て出場します

あと1週間後にせまったサロマ湖ウルトラマラソン。そろそろ旅の仕度をしなくては。

日中は暑くなる場合もあるが、朝夕は冷えるらしい。私のようにゆっくりランは、長袖、長タイツで良さそうだ。

どれどれ、ちょいとスポーツショップをのぞいてみましょうか。
すると、話題の「SKINS」というメーカーのウェアが置いてある。

「SKINS」は、オーストラリアのブランド。
ホームページの言葉を引用すると次の通り。

BioAcceleration Technology(バイオアクセレレーションテクノロジー)は、一定期間運動をした後すぐに起こる疲労を減少させ、通常のレベルにより早く戻ること(20分の運動後38%まで)ができるという効果が科学的に証明されました。

試しに試着させて頂くと、そのピタっとした感触が、「これまでと違う!」

折しも、北京オリンピックの水泳の水着を巡っての論争が落着したばかり。ウェアによってタイムが異なるのはプロの世界の話かもしれぬが、素人は藁をもすがる思いですんで、買っちゃいますー。

それで、こういう出で立ちで出場予定です。
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サロマ湖・壮行会でがんばるゾ

サロマ湖ウルトラマラソンに参加する皆さんと大久保の「寿々音」で壮行会を行った。

私以外の皆さんは、サロマ経験組。
サロマンブルーといって、10回完走した方までいる。

私はつい「勢い」で申し込んでしまい、まだ足は出来てない、体力は出来てない、気力も足りない。

「私など、まだまだですので、、、」と申していると、
「オヤマさん、絶対完走する!と思っていると必ず完走するから!」と全員から励まされ、、、そういうものでしょうか。

「ダメだと思ったらダメになる」そういうものでしょうか。

「自分以外の人もみんな辛いから大丈夫」そういうものでしょうか。

兎にも角にも、もう申し込んでしまったので、走るしかない。
最後まで、あきらめないで。

マラソンでの貧血の原因は

3月の「荒川(フル)」の後と5月の「皇居チャレンジラン」の37km過ぎと、2度、貧血症状が出て心配になった。

子供の頃はひどい貧血で、校庭で行われる朝礼には、とうとう「出なくてよい」という不名誉な事になっていた。小学校の高学年にもなると、バタっと倒れるまで我慢してしまうため、危ないということで先生が判断された。

中学,高校は運動部で鍛えられ、小学生のような貧血はなくなったが、大人になってからは、再び、健康診断で「貧血気味」と書かれたりする。それがマラソンを始めたら改善され、すっかり元気になっていた。

そんな矢先の貧血。心配になる。
小学生時代の「朝礼で倒れた」経験がトラウマになったのかもしれない。

マラソン練習会でご一緒する方から、マラソンするお医者様をご紹介いただき、診察して頂いた。結果としては、私の貧血は「脱水症状」のようです。きちんと水分補給が出来ていないんですね。

スポーツ貧血ではなくて良かったです。
それとともに、脱水症状って恐いですね。
水分補給をもう一度見直しさないといけません。

フルマラソン完走クラブ(19回目):代々木公園ランニングクリニック

フルマラソン完走クラブの「代々木公園ランニングクリニック」に参加した。

代々木公園は「エコライフ・フェア2008」というイベントをやっていて、大勢の人で賑わっている。
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本日のトレーニングは、ウォーミングアップのジョグ、身体作りの運動、800mを8割の力で走って、その速度ごとに3チームに分かれてファルトレク。次は400m走って、ファルトレク。そうしてウォーキングを取り入れたジョグの後は、恒例の1000m走。結構、きついっス。

「オヤマさん、次は何の大会に出ますか?」と聞かれ、、、
「恥ずかしくて言えないんですけど・・・ジ・実はサロマ湖100kmに・・・(ポリポリ)」

答えながら、やっぱ無謀よね。
今年は「下見」ですから(ポリポリ)。

雑誌「クリール」の方が「女性ランナー」の取材にいらしてた。
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太ももにひどい筋肉痛です

昨日のマラソン大会の後遺症で、太ももがひどい筋肉痛です。
地下鉄に降りる階段がきつい。

太もも以外は思いのほか大丈夫なので、さては、あの最後の下り坂が原因ではないかと思われます。

そんな状態の中、「奥武蔵ラン&ウォーク」が良い大会だったと思う理由を考えてみた。

これはひとえに大会の運営が良いからです。
この大会は、それほど大きな大会ではないので、ボランティアの人数が限られます。それをうまくカバーしています。

■いっせいにスタートしない

いっせいにスタートしないので、エイドステーションが混まない。
エイドステーションが混まないので、ボランティアの方と会話が出来る。
「がんばってください」「ハーイ!」これ元気が出ます。

■エイドの飲み物、食べ物の種類が豊富

赤字では?と思うほどの品揃えの多さには頭が下がります。

豊富ということだけではなく、距離ごとにランナーが不足してくるものを適切に置いてある。

塩分が足りないところでは「梅干し」「塩」
甘いものが欲しい箇所には「あんぱん」「かりんとう」
「バナナ」はもちろんのこと、「キウイ」「グレープフルーツ」などビタミン豊富。

一番驚いたのは「炊き込みご飯」と「豚汁」そして「お汁粉」に「そうめん」。
他にもいくつかあって、よく食べる私でさえ食べきれぬほど。
元気が出ます。

■ボランティアの皆さんが明るい

皆さんが笑顔で対応してくださる。
これ、本当に元気が出ます。嬉しいです。ありがとうございます。

この笑顔が嬉しくて、坂道が多くて厳しいコースなのに「来年も出たい!」と思います。

大きな大会には難しい事が、案外と小さな大会では出来るのかもしれないです。そして出場するランナーのマナーも良かったです。

参加者が運営の意図を理解して、自分で出来る事は自分でしようと思います。飲み終えたコップはきちんとゴミ袋に捨てるのは当たり前ですし、ボランティアに感謝の礼をする。怪我などして大会本部に迷惑がかからぬよう、声を掛け合います。

大会の大小ではなく、こういう事が、本当の意味での「良い大会」なんですね。この意思が末永く続きますように。

第5回 新緑の奥武蔵チャレンジラン&ウォーク

マラソン完走クラブでご一緒するSさんから、この「第5回 新緑の奥武蔵チャレンジラン&ウォーク」を教えていただいた。

新緑の奥武蔵をラン&ウォークの42.195km。
なんか楽しそうじゃないですか?参加した。

昨日の雨はウソのように晴れた。
丸の内線で荻窪に行き、JR中央線に乗り換えて立川、青梅線に乗り換えて拝島、八高線に乗り換えて高麗川(こまがわ)駅下車、徒歩15分程度の「高麗神社」が本日の集合場所。家から電車で1時間50分。歩きも入れると2時間以上かけて会場に行く。

高麗川駅からの地図を持ってくるのを忘れた!と思ったが、会場に向う人達がいるので、後ろを付いて歩く。
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「高麗神社」の案内表示に従って会場へ。
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受付はこちら。
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着替え(といっても脱ぐだけですが)をしていると、マラソン完走クラブでご一緒する方々にお会いした。オー、皆さんも参加されるのですね。軽く準備運動をする。今日はアップダウンが多いのでゆっくり行こうと思っている。

ゼッケン番号は「486」
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スタートは全員がいっせいにドンではなくて、ウェイブスタートといって2名ずつ10秒きざみで出る。その際に写真を撮ってくださった。

私は、8時半に申し込んだが「準備が出来たからどうぞ」ということで、スタートラインに立つ。

本日、ここに立てたことに感謝する。
8時29分の出発。一緒のスタートは男性でした。

出た瞬間に、あー、その方は速い。
私達は、前を走る女性2人に付いて「左」に行ったら、それは誤りで「右」に行くのでした。ボランティアの皆さんに、「こっち、こっちー」と案内していただき、軌道修正を。

そういうスタートで最初から一人旅。
後ろから来る男性達にドンドン追い越されながらも、「チャレンジ皇居」でのリタイアを教訓に「ゆっくり、ゆっくり」。

今日は「飴」や「スポーツゼリー」と「iPod」を入れたポーチを腰に巻いている。

今日はiPodをしていない。
私のイヤホンは耳にかけるタイプだが、長時間になると、これが耳に食い込んで痛い。チャレンジ皇居の時も、最後ははずしてしまった。なら、いっそ音楽聴かないで自然を聴いて走ろう。でも、途中でヘタレた時に聴くために一応は持って出る。

ゆるい上り坂から、急な上り坂、下り坂。
最初のエイドステーションは7.5kmポイント。
今にしてみれば、ここはまだ余裕があった。

飲み物は、いろいろ用意されていて、水、スポーツドリンク、オレンジジュース、コーラ、紅茶など。私は、スポーツドリンクとオレンジジュースを頂く。こんなに種類が多いのは初めてです。

ボランティアの方が声援を送ってくださる。
この後、山道を走る。

このコースはほとんどが舗装された道路だが、一箇所だけ山道を走る。今にして思えばまだ余裕があった。童心に戻って、木の根が広がるところをヒョイヒョイと越えながら走るのは楽しい。

山道「折り返し」の地点で、案内の方が「この先が頂上ですよ。3分くらいですから見て行きませんか?」との声。

すでにいっぱい・いっぱいの私は見ないで行こうとするが、そこから降りて来た人が「良かった」というので、やっぱり見ることに。ってことで、42.195km以上を走ることに。

12.5kmのエイドステーション。
バナナとグレープフルーツをいただく。飲み物もいろいろあるが、私はまたスポーツドリンクとオレンジジュース。

さーて、ここからが大変なことになった。
上り坂、下り坂。もう足にきていて、ヘロヘロ。
歩いている人もチラホラ。

私は、ゆっくりでいいから走り続けたい。
前を歩く人になかなか追いつけないという遅さ。でも走る。「亀」でいいんだ。

16.5kmのエイドステーション。
あんパンがあるので、いただく。「これでパンはおしまいになります」と声がかかる。私の後に来た人は食べられないのかしらん?それとも、私はかなりビリの方かな?トイレも利用させて頂く。トイレは待つことなしに入れて助かります。

新緑の日曜日。
バイクのツーリングや、サイクリングの人達が多い。
バイクの音が聞こえると、なるたけ道の端により、そうでない時は、カーブに対してなるたけ最短の道を行きたい。

山道は、木々が生い茂り、木陰が多い。汗が冷えて寒く感じる。こういうコースでは寒さ対策もしておかないといけないんですね。

私の前後には、若い男性達が、上り坂は「歩き」を決め込んでいる。その側を私がトコトコ走って抜き去る。しかし、平らな場所や下りになると、一気に抜かれて先に行ってしまう。でも、また上りで、、、を繰り返し。不思議な一体感が出てくるわね。

23.5kmのエイドステーション。
サンドイッチ(を小さく切ったもの)が出た。中にキューリが入っている。甘いものに飽きてくるので助かる。この品揃えはすばらしいです。

椅子があって、そこに座る人もいる。けど、座らないゾ。ストレッチして走り出す。

もうね、辛いっすよ。辛い時は「もっとゆっくり行こう」と言い聞かせる。速度を落とすとなんとか行ける。

30kmのエイドステーション。
「炊き込みご飯」「豚汁」「お汁粉」を道に座り込んで頂く。
皆さん、道に座って食べる。もう、私も座っちゃえー。

炊き込みご飯、美味しいです。
お腹が冷えたので、暖かい食事が助かります。
食べながら、足を伸ばしてストレッチ。
あと12km!

皆さんの顔にも「あと少し」の笑みが。
選手同士の「いってらっしゃい」の声に見送られながら、トコトコ進む。

少し走ったら、仮設トイレがあったので利用する。
ところが、トイレを出たら見渡す限り誰も走ってない。一人旅。
道が二つに別れていて、矢印方向に進むも、「エーン、道に迷ってないかしらん?」と心配。行けども行けども人がいない。心細い。

どのくらい一人旅が続いただろう?
やっと、誰かが私を追い越してくれた。あー、この道は間違っていない。

ストレッチしたら、少しだけ足が楽になって快走と思いきや、食べた後のランで、横っぱらが痛くなる。速度を落とす。ゆっくり、ゆっくり。
35kmから下り坂になる。そこまで頑張れば、、、あと少し!

35kmのエイドステーション。
横っぱらの痛みがなくなっていたので、「そうめん」も頂く。
私って、結構、食べれるよね。
キウイフルーツが美味しい!

このエイドステーションで出されるものは、ランナーにとって助かるものばかり。本当にいいエイドです。

ボランティアさんは、キウイの皮を剥くのに忙しいので、ドリンクはセルフで頂く。なんと申しますか、ボランティアと選手が一体になってます。

「ここからは下り坂!」と話す皆さんの顔には「あと少し!」の笑みが。知らない方々と「がんばろう」と声掛け合って進む。

しかし、、、この下り坂がくせものです。
35kmを上がったり降りたりした後の、一気の下り坂。
走りながら、太ももが筋肉痛になっている。

そのそばを、女性3人が楽しそうにおしゃべりしながら、私をサーっと抜いて行く。すごい。。。いつもは大好きな下り坂なのに、速く走りたくても走れない。脚力不足。

無理をして足を痛めてもつまらないから、せっかくの下り坂だが、やっぱり「ゆっくり、ゆっくり」

サーっと抜かれることもあるが、下り坂をトコトコ歩く人達を私が抜くというシーンもある。下り坂も、これほど続くとウンザリしますね。

「40km」地点の表示が見えた。あと2km。
坂がゆるやかになり、そしてゴール直前の道では、帰る人達が「がんばれー、あと少し」と声援を送ってくださる。

そしてゴーーーーール!
こんなにきついコースは初めてでした。
達成感、充実感も一番です。

時計を見ると、6時間2分35秒。

ゴールは西武池袋線「芦ケ久保」駅近くの「芦ケ久保小学校」。

荷物置き場の青いシートに座らせていただきストレッチ。
足を伸ばしながら撮った小学校。昔ながらの木造の小学校がいいですね。
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更衣室はこちらのテントを利用。
男性用、女性用と2つが用意されてます。
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走り終えたアタクシです。
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参加賞はタオルを頂きました。
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辛かったけど、来年もまた出場したい大会です。
ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

この大会を教えてくださったSさん、ありがとうございました。

新緑が美しく、ホーホケキョの鳴き声を聞き、木々のざわざわっとした音を聞き、リフレッシュしました。明日の筋肉痛が恐いですけどね(^ー^)

読書:市民ランナーのためのマラソン挑戦100日プログラム

「市民ランナーのためのマラソン挑戦100日プログラム」ジョー ヘンダーソン・著、Joe Henderson・原著、渡植理保・翻訳。

目から鱗が落ちまくった1冊です。
健康のために始めたマラソンも、次第に「自分の記録と戦う」ようになる。そして身体に無理を強いる場合がある。私のような軟弱な者も、そうなりかけたいた!

そうすると、どうなる?
故障する、身体を壊す。

軟弱な私でさえ、自分の身体を顧みないで無理をしていた(と反省する)。

週のうちに1度はメインの(少し長い距離を走るなどの)トレーニングをする。他の日はメインにモチベーションが上がるように、少なく走る。それでいいのだ。

なんだか気が楽になった。

ところで「休養日」を設けよ、とどの本を見ても書いてある。
「休養日」は何もしなくてもいいのだろうけれど、だんだんと「何もしない後ろめたさ」を感じてしまう。

そういう日には、クロストレーニングといって、水泳、自転車、ジムなどのトレーニングを入れるとよい、と書いてる本が多い。私は、うーん、、、と考えこんでしまう。私は走ること以外の(例えば水泳などに)興味がない。スポーツジムに入っても、どう考えても続かないと思う。

著者もそうらしい。
そこで著者が考えたのは「ウォーキング」それも「逆クロストレーニング」というトレーニング。ウォーキングだけれど、走る時と同じ格好をして、歩いて、時々、少しだけ走ってみるという方法。

私も歩くのは好きなので、これは出来そうな気がする。

そう言えば、私は3月の荒川フルマラソンを走った翌々週に、多摩湖まで42kmほどを一人で歩いたり走ったりして満足していたが、そのことで疲労が(精神的にも、肉体的にも)溜まってしまったようだ。モチベーションがまったく上がらなくなった。

たまたま4月は忙しくあまり走ることが出来ず、、、。
そうしたら、また5月には走りたくなった。

あの時のモチベーションの低さは、自分の精神力の弱さと思っていたが、そうではなく「走りすぎない」ということもまた、一つのスキルのように思える。

この本、繰り返し読みたい。

フルマラソン完走クラブ(18回目):夢の島ランニングクリニック

フルマラソン完走クラブの「夢の島ランニングクリニック」に参加した。

前回の参加・3/23の「NEW走力アップマラソン」以来。
この間、練習会の日程が合わずに参加出来なかった。
皆様、お久しぶりですー。

本日の天気予報は「曇り・昼頃から雨」とのことだが、午前中はよく晴れていて暑い。

本日は、準備運動のジョグと体作り、15分ファルトレックの後に、メインの練習がこれですゾ。

1000m、800m、600m(給水)
500m、400m、300m、200m、100mを走る。

いわゆるスピード練習。
相当にきつい。苦しい。
もー、絶対に一人では出来ない練習ッス。

みんな必死で走ります。
グループ分けをして頂いて、私は遅い組の中でも後ろの方をトコトコと。それでも必死です。後ろから来る早い組に追い越されながら、ゼーゼー・ヒーヒー。ゲホゲホ。。。

一人の練習の時はゆっくりジョギングばかりで練習に偏りが生じてしまっていた。皆さんと一緒の練習は非常に良い刺激を受けます。

今日もいいメニューをありがとうございます。

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