本日、予定していたマラソン大会は中止。そして、マラソン完走クラブの練習会も中止。そこで登場したのが「Zoom」を利用した「ランニング効率改善プログラム」だ。14時半頃に案内メールが届き、すぐにエントリー。15時20分頃にアクセル方法を記したメールが届く。
16時開始。私はちょっと早いが15時45分頃にアクセスする。一番ノリでした。主催者さんと私の二人のオンライン。勇気を出して「最近の悩み」を話してみる。
・最近は遅すぎて練習会にも参加出来ずにいること
・ハーフ大会では関門をクリア出来ず終わってしまったこと
・何とか、あと1回、サロマを完走したいこと
丁寧にアドバイスをくださり、本当にありがとうございます。頑張って、次の練習会には参加しようと思った次第です。
16時少し前になったら、続々と皆さんがアクセスして来ました。「Zoom」を使っての集まりにはだいぶ慣れました。本日の説明が少しあって、すぐに本題へ。おおよそ14人か。
最初はメーカーの話。NIKE(ナイキ)の厚底シューズは「プレートの反発」、「軽くてクッション性がある(しかも軽い)」ので、速く走れるようだ。しかしながら陸上界では「トラック競技では厚底が使えない問題」が出ている。25mm以内と制限された。
次に時計は「ガーミン」の話。胸に新型ハートレートセンサー「HRM-Dual」をつけると左右のバランスなども測れるらしい。価格は8,000円。凄いねぇ〜。
上下動を生むと疲労してしまう。
上下動をなくしていくのは大事。
上下動を抑える。
速く走るために「ガーミンはどう考えるか?」
設置時間:短い
上下動:小さい
ケイデンス(ピッチ):小さい
これを試してみたそうです。理屈上はそうかもしれないが実際に試すと良い結果にはならなかったそうです。とても小さな走りになってしまうから。なるほど。
どうすれば上下動を抑えられるか? 地面を長く押す。
藤原新さんが言うには、設置時間=体幹の移動距離。
「常識破りの川内優輝マラソンメソッド」(津田誠一さん作)には、「膝のタメを使う」と書いている。同じ意味だと思うそうです(この後、この本を即発注する)。
意味のない設置時間の長さは良くない。「かかとから着く」というのは誤り。後ろの設置時間が長いのが良い(上下動が抑えられる)。
上体の前傾。腰の回転(上半身ほぐし、その場で「腕の回転&腕振り」、手首の固定と足首の柔軟性(かかとをつけたまま、しゃがめるか?) 全員で試してみる。しゃがめた。
(自分が気づかぬうちにフォームが悪くなったりする)良い姿勢を作ってから走り始めるなどをすると良い。
まとめ:地面を長く押す。
その為には、
・上体の前傾
・腰の回転
・足首の柔軟性
ガーミンはデータを取れるのが良い。心拍数が面白くて、それを研究している。年齢が40才になっても、維持している人達(藤原新選手、川内優輝選手)は心拍数が高い。心拍数を高くするにはどうしたら良いかは実験中。
呼吸法は、まずは「吐く」こと。吐けば吸える。ナカタさんは「口で吸って口で吸っている」。いろいろな方法があるので、自分に合う方法を探すと良いようだ。
ここから質問タイムに入る。皆さんの質問のレベルが高くて聞いているのみです。
LT値(乳酸性作業閲値)は、ガーミンで取れるのか? チェストベルトの使用でLT値ポイントのペースト心拍数がわかる。
レースの時とスタミナ練習ではシューズは使い分けをした方が良いか?
意見は分かれるようだ。正解がないゾーン。(参考までに)ナカタさんはヴェイパーフライ(レース用)でやっている。以前は「レース用は底が薄かった」ので分けていたが、今はレース用も厚底になった。年齢が上がり、回復力が遅くなっていると、底が薄いのはお勧め出来ない。
歩幅はどのくらいが良いのか? 一分間のピッチ数を意識する。足が持ちやすいピッチ数を探してみる。そこから1分間に5歩、10歩までにあるはず(数歩は大きい)。ピッチ数をあげる練習をすると見つかると思う。
ナイキ以外の厚底はどうか? まだナイキが良いと思う。他のメーカーも出しているがまだナイキ。
マラソンは景色を見ると落ちる。顎が上がるから(上下動が大きくなる)。斜め下を見るぐらいが良い。工夫をして顎をひく。これは本当に参考になりました(私は上ばかり見ていた)。
腕振りは、肩が上がらないように。
走力が落ちてるどうしたら良いか? 心肺機能を戻すこと。それには負荷を上げる練習が必要。足を守れるものでやる。
マラソン大会から遠い時はスピード系をする。スピード系が続くとスタミナが難しい。そのバランスが大事。
回数はどのくらい? インターバルは大会の2ヶ月前に月2回は必要。11月末にレースがあるとしたら、10月頭から10月末までに2回。
タイムは何歳まで伸びるか? 60才を過ぎて自己ベストを出す人もいる。
ランニングの技術をアップさせると良い。ペースメイクや「レース中に焦らない」のも大事。足首の硬い人は「伸ばしたほうが良い」。上り坂が弱いだろう。上りのバウンディングをすると良い。
ヴェイパーフライの良さを生かせる身長の下限はない。マラソン完走クラブのスタッフさんで試したところ、小さい女性でもヴェイパーフライを履くと速いことがわかった。小さい選手の方が得するようにも思う。足をついて頑張らずに後ろに流すという走り方で良いだろう。
300mを15本やると、回ごとに速くなっている。「自分と勝負する」と言うのも良いと思う。今はチャンスだと思う。
左右のバランスを気を付けると良い。故障しやすかったら、それと反対の腕振りなどを気をつけると良い場合がある。
なんだかんだと2時間近い時間が流れていました。ここにて終了です。良い内容をありがとうございました。主催者さんの方で「終了」して頂いたので、一斉に落ちました。