「第13回 気仙沼を元気にする会オンライン」開催しました

「第13回 気仙沼を元気にする会オンライン」を開催しました。

日 時:10月8日(土)AM10:00 〜 12:20(終了は12:40ぐらいだった)
会 場:Zoom
参加費:無料
司 会:佐藤千晶(フリーアナウンサー)
講 演:復興と今後の課題:菅原茂 気仙沼市長
   市内外の取り組み事例紹介
      株式会社カネダイ:佐藤俊輔・佐藤恭子
      シャークス:熊谷牧子
      気仙沼まちなかエリアプラットフォーム:佐藤佳奈
      気仙沼つばき会:佐藤恭子
      スポーツ庁参事官(地域振興担当)付:小野寺大地
      宮本慎也杯少年野球大会実行委員会:佐藤寿浩・千葉弘喜

恥ずかしながら、冒頭に私の挨拶で始まりました。

ビデオ参加:小野寺五典・衆議院議員
明日は「目黒のさんま祭」が開催されます。多くの皆さんのご協力のおかげです。

「復興と今後の課題」菅原茂・気仙沼市長
気仙沼のコロナ禍の感染者数は宮城県14の市の中では人口割合で一番少ないそうです。市民の皆さんが一生懸命、感染防止に励んで頂いているおかげです。

おかえりモネの最後のシーン、菅波先生が田中浜に帰ってきてモネと手を携えている。その想定が今年の夏だった。だが、実際には第7波に打ちのめされた。これからもワクチン接種をして、楽しいお正月をお迎えになったらと思っています。

小野寺衆議院議員からも「さんまの話」があった。非常に厳しいシーズンを送っているが、月曜日は3隻ぐらいの船が入る予定。10月は東京でも気仙沼のさんまを味わって頂ければと思う。

(ドローンで撮影した「かなえ大橋」が映る)

現在は「第二期復興創世期間」、昨年の4月から5年間。2026年3月までとなる。復興の中で、ハード事業は12年が最終期限となる。来年の3月までに終えなければならない。気仙沼市は防潮堤の一部が少し残るが、ほぼ完了となる。

ソフト事業は5年間、事業を進めていく。ソフト事業とは「高齢者の見守り」、「新しいコミュニティつくり」、「心のケア」である。

最大のニュースは「三陸沿岸道路」が開通した。このことで仙台から八戸までが1本の高速道路でつながった。安全を重視した三陸道はおおむね内陸部を通るが、気仙沼だけは海の上を通ることになった。「気仙沼湾横断橋・かなえおおはし(愛称)」です。市内には10ヶ所のインターチェンジ。全体としては短い間隔でインターがあるという計算になる。橋は1344m、2車線で美しい形になっている。やがてツイン大橋の夢も抱きたい。夜間のライトアップは日没から22時まで毎晩ライトアップしている。新しく「川口橋」という橋が出来た。ここにそのまま乗れる。それを真っ直ぐ行くと夜のライトアップが見れる。

大谷海岸は砂浜を数十メートル後退させ、旧国道45号線をかさ上げして防潮堤にする。その背後に道の駅「大谷海岸」が出来た。「マンボウアクアリウム」を作った。人が寄って行くとマンボウが出てくる。マンボウの表情が見れる。

気仙沼の「南の玄関口」、ここで気仙沼の商品が揃う。地元の地ビールも売っている。野菜、魚、クリームサンドも売っている。日本で一番、海水浴場に近い「道の駅」と思う。

陣山に「復興祈念公園」が出来た。クラウドファンディングや他の寄付などで建てることが出来た。気仙沼としては高台に作った。

特徴は「伝承彫刻」3体、設置している。
1:ごめんね
2:よかったね
3:海へ

「廃棄物最終処分場」を新しいのを建設中、来年3月に出来る。特徴は「完全クローズド」、体育館を作り、そこを掘って埋める。テニス場は6面くらい取れる。あと20年くらいはかかるが、水を巻きながら工事をしていく。

「気仙沼中央公民館」は内ノ脇地区に作った(内ノ脇一丁目16-6)。お花見の場所だった。桜並木は7本を除いて伐採したこともあり中央公民館の外壁は桜色のピンクにした。ホールの椅子は徳仙丈つつじの色。客席の前部分が上下する。例えば、オーケストラが入る。逆に高くなり、演目が見れるといった仕掛けをしている。

「大川さくら総合公園」は整備中、サッカー、ラグビーの公式の試合が出来るような人工芝を12月に間に合わせるよう工事中。アンツーカー100m走れるラインを作った。走り幅跳びも出来る。道路を挟んで防災公園を作る。気仙沼商会さんの寄付で「桜」を植えている。 

ソフト:被災者等の見守り事業、被災者の方が生活をしっかりと送るための仕組み。
高齢者:65歳以上は、39.77%
間も無く40%になる。高齢者に寄り添うまちづくりが必要。生活援助員(LSA)事業を行なっている。新しい環境で住んでる方々のところに訪問をしている。今年4月から8月までで、すでに4080回、訪問している。

災害公営住宅に住む高齢者の割合は、46.3%
そのうち単身の高齢者のみの住まいは、34.9%
高齢者のご夫婦は、48.5%
高齢者を含む世帯は、63.9%

コミュニティ形成支援をしている。皆で高台移転した等はかつての自治会が繋がっているので問題ないが、街の中心街に全被災地からランダムに集まって形成された町は新たに自治会を作っていかなければならない。ここを地域支援が入るなどして少しずつ支援していくが時間が経つと担い手が高齢化していることが問題。

復興記念事業
復興計画を作る時に活躍頂いた市民委員会の皆さんにもお聞きした。武山健自さん、齋藤玲紀さん、奥原しんこさんにも東京から参加して頂いた。「10年後に何が出来たらいいね」の話で齋藤玲紀さんが話したのは「気仙沼でF1をやろう」と。大きな話だ。10万人の人が世界から集まり、泊まって食事をする。それが復興なのではと。それはとてもインパクトのある提案でした。もう一つはミラノで「スローフィッシュ」、世界の魚の食の大会をやった。気仙沼も参加した。天皇陛下がご夫妻で来られる「海づくり大会」を気仙沼に招致出来ないか? と思っていたが残念ながら延期となった。 

これまで復興記念事業のため年間500万円を貯めてきた。これをどう使うか、市民委員会の方に集まって頂いたが、コロナで色々な集まりを開けない。その一方で自分達で催しをしていきたいというのがいっぱい出て来た。民間からのアイディアに審査をして補助をつけるという記念事業が行われた。その中で市が主催した「スローフェスタ」。震災の直前でスローフードフェスティバルを行なった。その3回目、内湾で行なった。イタリアの「チッタスロー」を受けることが出来た。日本でもう一箇所ある。「前橋市」である。もう一つは「復興祈念シンポジウム」を開催した。モデレーターとして岡本全勝さん。パネリストしては大西隆さん、大滝晴一さん、関満博さんが参加された。三陸新報にも掲載されている。

記録誌を市と三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社で作成
1. 災害対応記録集
2. 災害対応の記録と検証
3. 気仙沼市東日本大震災復興記録誌
4. 復興を超えて世界とつながる豊かなローカルへ 自治体とシンクタンクが歩んだ10年
5. 「海と生きる」三陸の水産都市

気仙沼市の課題は人口減少。
人口のピークは、1981年(昭和56年):92,246人
2040年(令和22年):38,305人 になると推計されている。1年に1000人が亡くなり、生まれる赤ちゃんは200人程度。女性は男性よりもUターン率が低い。少子化に拍車がかかる。65歳以上の女性は多いのだが若者においては男性が多い。アンバランスが続いている。

生涯未婚率:男性の未婚率が高い。女性は県と同じ程度の未婚率。女性がもっと戻ってこないと人口減少に歯止めがかからない。

出生率は低い。特にこの3年は低い。若い女性が少ないから低いということでもない。計算の仕方は15歳から49歳までの人を1歳ごとに計算し、女性が結婚しているか否か、未婚女性が増えている、子供をもうけたいと思うか否かに左右される。大きな問題になっている。

人口減少対策として「婚活支援」への援助。民間へのお手伝いをする。宮城県は「AIマッチング」をしているので入会金の補助などをしている。高校生に赤ちゃんに触れ合ってもらうなどしている。子供を好きになってもらおうとしている。

不妊治療費の助成もしている。「子供の医療費の助成」。気仙沼市は松竹梅で言えば松コース。18歳に達する年齢まで所得制限なしで医療費は完全助成されている。次に大きなものは「給食費の保護者負担」。昨年度1ヶ月、今年度1ヶ月の交付を行なった。

移住・定住促進の取組
移住者の皆さんが内湾で相談窓口「MINATO」をやっている。「空き家バンク」を作り、ご紹介している。空き家を貸したい方には例えば「水回りを治す負担」などをしている。

最大3年間、国の支援を受けて住んでみる。その後、定住につなげていく。現在、8人が6分野で活躍中。これまで18人が3年間の任期満了をし12名が定住している。定住率が高い。Uターン、Iターンしたいが、仕事が見つからないかもという方への仕事や活動に携わってもらうこともしているので相談して欲しい。

働き場としては、ICT、デザイン系の仕事創出。
旧小原木中学校の1階を公民館、2階、3階は「ITベースこはらぎ荘」として活用してもらっている。間も無く満杯になる。2つ目を検討中。

本吉町の「旧・馬籠小学校」では「インプレックス株式会社」さんが工場進出をしたそうです。たまにはバンドを呼んだりして地域貢献して頂いている。また企業ガイドブック2022を作成している。

「人口減少対策市民会議」は来年3月までに立ち上げる。皆で共通認識を持ち、それぞれがどんな活動をすべきかを導き出していく。

「雇用環境の改善」、一番の問題は給与、そして休暇。特に女性は、産休が取れるとか、そういったことが帰るには大事なことである。

気仙沼がこれまで行ってきたのは市民が主役のまちづくり。「経営未来塾」、「ぬま塾」、「ぬま大学」、「高校生のマイプロジェクトアワード」、「チャンレンジャーピッチ」、「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ事業」、「アクティブコミュニティ塾」などを開催している。

「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」はオール気仙沼で高校生の学びを支援する。
1. 企業とのコラボ
2. リベラルアーツをベースとした講演会
3. 12月18日「池上彰」さんが講演をする
池上彰さんは気仙沼図書館に2000冊以上の本を寄贈してくれている。

「ふるさと納税」は躍進中。14.3億円のふるさと納税を頂き、御礼を申し上げます。返礼品として4億円の品物、町の特産を送っている。令和4年度(進行中)の納税が2倍くらいのペースで進んでいる。いま30億円を目標にしている。牡蠣、いくら、かに、フカヒレ、水産物、そして牛タンが売れている。 牛タンは新商品。これが大変、売れている。本日のゲストのカネダイさんには御礼を申し上げます。「かに」をたくさん売っていただいてます。企業版のふるさと納税もあるので、ぜひ、お願いします。

ここにて終了し質問コーナーに入りました。質問については割愛します。

———- ここで乾杯 ———-
五本木食ラボ!」さんから中継(三浦さん、駒澤さん)からご挨拶。今回の特産品を送って頂きました。

かに物語」株式会社カネダイ・社長・佐藤俊輔さん・佐藤恭子さん
お二人は同じ会社の中の別々のお部屋から入ってるそうです(^ー^)。

震災から10年以上経つが、震災の後に立ち上げた「かに物語」の立上げ経緯やどのように走ってきたかを話します。佐藤千晶さんも「かに物語」は大好きですと話す。「かに物語」の紹介は写真を公開。2011年の復興屋台村「気仙沼横丁」でスタートした。お声がけを頂いたのが一つのきっかけとなった。蟹製品はいろいろやっているのだが、「まるずわいがに」は美味しいのだが見た目が悪いので「ずわいがに」よりも評価が低かった。それをブランディングしようと店を作った。完全プレハブ、手作り、自分達で内装も、パッケージも市内のパッケージ屋さんで、買ってきて作った。商品開発の状況の写真も見る。社員さんのお宅で商品開発。今、考えると手作り感が満載だった。夜はワインを出したりして、それが好評だった。そこから外に出店するようになった。カレーの上に蟹を乗せたりしてみた。マルシェで出した写真が出る。銀座・三越、日本橋・三越、新宿:伊勢丹を中心に日本全国の百貨店に出店。ショップチャンネルにも出店。今も時々、出ている。売り切れになった。山形のサンダンデル奥田シェフが注目してくれて、今ではごはご協力頂いている。気仙沼「海の市」の中に常設店が出来た。テレビ、雑誌などでご紹介頂けることも増えてきた。

全国の百貨店、ネット販売、テレビショッピング、店舗販売が中心になっている。震災から自社商品をこれまでやってこなかったことへの挑戦、ブランディングを立ち上げて、それを続けてこれていることが一番かと思う。社員さんにも励みになっていると思う。他の魚の商品も同様に出来ていければと思っている。カニ、エビなどの原料を売ってる会社で、商品を売る時にはブランディングを考えることは、全く違うことで、それは楽しいことだと感じている。

恭子さんは昨年3月に気仙沼に引っ越しし、5月にカネダダイに入社し、「かに物語」を担当している。去年10月に撮った写真を見る。かに物語10年の写真にも使っている。Uターン、帰りたくても帰れない人に話を聞きたいというのを見た。私はカネダイという働き場があり、住む家があるので、恵まれた環境だった。東京で26年間、外資系IT企業で働いた。市長さんが話したように「自分の代わりはたくさんいる」、大企業はそういうものだと思っている。今はカネダイという小さな会社なので、急に休むと周りに迷惑がかかる、そういう環境の中で毎日、過ごしている。この緊張感があることは、大企業と変わらず、もしかしたら、もっとシビアかもしれないと感じている。毎日、ご飯が美味しい。カツオ、さんま、美しい海を見ながらの通勤をしている。皆様、お待ちしています。

気仙沼つばき会から「気仙沼漁師カレンダー」のご紹介。
佐藤千晶さんのご主人もカレンダーのプロデューサーを務めているそうです。今回は9作目。10年続けたいので10年まであと少し。10月13日発売。オンライン発売と気仙沼市内で実売。「ふるさと納税」にも出したいと準備中。HPをご覧ください。カレンダーの文字は写真家さん、漁師さんが書いている。写真は公文健太郎さんが撮影した。インスタもフォローして下さい。

シャークス」熊谷牧子さん。
「迎える」1階で、さめ専門店「シャークス」を経営しています。サメはフカヒレだけのイメージを持ってる方が多いかと思います。サメはさまざまな原料となっていることを知って欲しいと思っています。「サメ革製品」は全くわからない方が多いです。それを展開しています。「名刺入れ」などを紹介。内湾地区に来て4年目となります。1年目は多くのお客様で賑わったが、その後はコロナ禍で観光客は減少、現在はお客様が戻りつつあるといった状況になっています。そんな中、現在はオンラインショップの方が多くなっています。ネットショップでお買い上げの皆様に「気仙沼へようこそ、お得なチケット」というチケットを入れて、もし、気仙沼にいらっしゃり、シャークスにいらした方には、割引を作っている。気仙沼を気にかけて頂いている皆さま、ありがとうございます! 佐藤晶子さんはお父様に「シャークスの名刺入れ」をプレゼントしたそうです。

気仙沼まちなかエリアプラットフォーム」佐藤佳奈さん、堀内真介さん。
堀内真介さんは水上自転車に乗って海の上から登場。気仙沼は晴れ。内湾がよく見える。綺麗。去年から市と民間とが協力して社会資源を創出しようとしてスタートした団体。初代会長として、海で遊ぶ観光資源の創出、海上レストラン「ファンタジー(船)」で海上レストランをしている。街の真ん中にベンチを作る。海の見える道を歩行者天国にして「浜焼き」をしたり、協力してやっている。「ワクワク気仙沼(Tシャツ)」を着ている。「ワクワク大作戦」として7つの事業を社会実験している。来年には事業化して継続化していきたい。

佐藤佳奈さんもワクワクTシャツを着て登場。「街中エリアプラットフォーム」は昨年度、気仙沼市の市庁舎の移転に伴い、内湾地区を観光エリアにしようということから三日町、八日町、内湾エリアで商売をする人、市役所の職員、このプランをコーディネートしてくださる「ハートビートプラン(大阪)」で結成した団体。約40名くらいで集められて発足した団体。昨年度から5年くらいをめどに、観光地として内湾地区をどうしたら開けていくのか、事業をしながら話し合ってる最中。今年は「ワクワク大作戦2020」を9月24日から10月16日までの3週間、「結(ユワエル)」、「迎(ムカエル)」の間の道路をホコテン化したり、30年ほど前からの構想「会場アクティビティ」として木・金・土・日の4日間、内湾で自転車、海上ピクニック、パドルボードなど3種類のものを楽しめるようにしている。漁港に「鉄パイプ」と「漁網を使ってベンチを作る」ということをした。これが好評でベンチに座りながら海を見る。土日は14,15人が座れる長いベンチにいっぱい人が座っている。木・金・土の夜に海上レストランをやっている。大島汽船の「ファンタジー号」を利用して、停泊している間にバーやレストランを開催している。内湾夜景が美しく好評。アサイチは、毎週・第一日曜日の朝、開催している。ヨイチは初めて開催する。大島までのポタリングを今やっている。

再び、堀内さん。今は歩行者天国に来ている。浜焼きを食べたりしている。今日はイベント「オクトーバーフェス」があるので人がいっぱい。

「スポーツ庁参事官(地域振興担当)付」小野寺大地さん。
後ろには大漁旗とホヤぼーや。都内某所から繋いでいます。「気仙沼とスポーツ」、あまり馴染みがないかもしれないが、気仙沼では「スポーツツーリズム委員会」が立ち上がっている。その方達と連絡をとっている。小野寺大地さんは三日町の株式会社小野徳の次男さん。気仙沼中学校の時に「リトルシニア」という野球チームにいた。順天堂大学スポーツ健康科学部を卒業、学校法人 順天堂に入植。そこで、上皇様の執刀医・天野篤教授と出会ったことが大きかった。スポーツ庁に出向しているそうです。「大地」というお名前は「鈴木大地選手」から頂いた名前。スポーツ庁はスポーツ振興をイメージされると思うが、スポーツによるまちづくりなどさまざまある。スポーツによる町づくり。競技スポーツ、学校体育などをイメージされると思うが、あらゆる身体活動をスポーツと捉えている。散歩とか草刈り、防災訓練、ゴミ拾い、雷下ろし、お祭りなど、そういったこともスポーツとして捉えている。学校体育の延長だと捉えられていたが、今は「まちづくり」としてのツールとしてスポーツは使われている。今は首町の下に作られている。「地域の課題解決にどうスポーツを活用するか」が大事である。事例を紹介する。
スポーツと草刈り
スポーツと防災
スポーツと医療
スポーツと農業
スポーツと運動
スポーツと田んぼ
スポーツと都市計画
気仙沼市の地域課題とは? 課題解決の糸口にスポーツはなりうると思う。公民館でスポーツが出来るようにするとか。相談を受けて制度の利用などをコンサル的なことをしている。18歳の時は気仙沼は「海しかない」と思っていたが、今は「海がある」と思う。「6万人しかいない」じゃなくて「6万人もいる」と思える。気仙沼の魅力は「人」だと思う。

「宮本慎也杯少年野球大会(実行委員会)」佐藤寿浩さん、千葉弘樹さん。
実行委員長の千葉弘樹さんから「宮本慎也杯は9月に第7回目を開催した」そうです。2010年から「旭ヶ丘学園」に寄付などの支援をしてきた。お二人は埼玉に住んでいて、飲み会しようと集まり、飲んでるだけでは勿体無いという話から「旭ヶ丘学園」に寄付しようというのが始まり。「なんだれかんだれ」という飲み会を始め、今も続いている。2011年震災が起きて、亡くなられた島田洋子さん、ダンカンさんと共に震災地を回った。2011年から毎年、旭ヶ丘学園のクリスマスプレゼントを届けている。10月くらいからクリスマスプレゼントを考えながら年末を迎えている。宮本慎也杯はボランティア。宮本さんはテレビなどで活躍している。宮本さんのおかげで7回目で感謝している。野球に対する情熱、野球を通して、いろいろなことに役立つ精神性とか、それを7年も続けてこられていることは貴重なことだ。

佐藤寿浩さんから、なぜ、宮本慎也さんが気仙沼で野球を? 気仙沼出身の「奥澤正弘(オクサワマサヒロ)君」がPL学園に行き、PLでの先輩後輩ということで気仙沼に入って頂いた。2015年から野球教室をしようということで、その年から始まり、今年が7回目。16チームから始まった。年々、少子化があり、今年は、12チーム、約200名。コロナ禍で開催も迷ったが、親御さん達からも希望があった。開催をどうかという声もあったが、やって良かった。子供のことを考えていらっしゃると思う。
気仙沼市町さん、教育長さんは子供達のことを考えている。2025年には第10回になる。宮本慎也さんは東京でも「宮本慎也杯」を開催していて、2025年は東日本シリーズ、東京の優勝チームと気仙沼の優勝チームでの決戦も予定しているので楽しみにしてください。野球に限らず気仙沼の子供達が楽しめることをやっていければと思う。謎かけで終わる。「明るく、楽しい得策と欠けまして気仙沼人ととく」、その心は? 「海苔がいいでしょう」。ありがとうございました!

「気仙沼はノリ(海苔)が良い人が多いですね」と千晶さん。これからも気仙沼を盛り上げていきましょう!