歌舞伎座に向かって歩きます。10時過ぎに出発。新宿御苑のそばを通るとこんな道があった。前からあったのか?ここをテクテク歩く。
右側に「柵」があり、その向こうが新宿御苑。前からこの道はあったんだろうね。全然、知らなかった。
昔、通った「円通寺坂」を歩いてみる。こんな道だったろうか? 全く思い出せない。そして疲れる。「赤坂見附」から電車に乗る。体力なし。
「歌舞伎茶屋」さんでランチ。大好きな「カレーそば」と「アイスコーヒー」を頂く。800円なり。
イヤホンガイドを借りて中に入ります。「十世 坂東三津五郎 七回忌追善」だ。若すぎたなぁ。まだまだ見ていたかった。
今日のお席は、1階6列39番。右側だ。始まります! オ、今日は満席か?
一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん) 十世 坂東三津五郎七回忌追善狂言
工藤左衛門祐経:尾上菊五郎
曽我五郎時致:坂東巳之助
曽我十郎祐成:中村時蔵
小林朝比奈:尾上松緑
八幡三郎:坂東彦三郎
梶原平次景高:坂東亀蔵
化粧坂少将:中村梅枝
秦野四郎:中村萬太郎
近江小藤太:市川権十郎
梶原平三景時:市川團蔵
大磯の虎:中村雀右衛門
鬼王新左衛門:市川左團次
後見:坂東秀調
「十世 坂東三津五郎」さんの「七回忌追善狂言」だ。59歳没とあるから、私はその年齢を越えてしまった。若すぎた。息子の巳之助さんが立派に務める。大人になったなぁ。松緑さんを毎月のように観ている。もうね、親のような気持ち。そして菊五郎さんの風格は流石だ。左團次さんも流石だわぁ〜。華やかな舞台。
二、連獅子(れんじし) 河竹黙阿弥 作
狂言師右近後に親獅子の精:片岡仁左衛門
狂言師左近後に仔獅子の精:片岡千之助
浄土僧専念:市川門之助
法華僧日門:中村又五郎
今日のお目当てはこちら。仁左衛門さんは77歳だそうだ。普段の優しいお爺ちゃまからは想像もつかないほど荒々しく立派。これまでは「十七世中村勘三郎」さんが76歳で舞ったのが最高齢。息子の勘九郎さんと舞った。昭和61年の話だ。今日は孫の千之助さん。最後に荒々しく毛を振るシーンは場内から割れんばかりの拍手。私も手が痛くなるほど拍手。