私が気仙沼に暮らした2013年に「気仙沼つばき会」でお世話になりました高橋和江さんの本です。凄いねぇ。気仙沼在住で、こんなに日本じゅうに大きな影響を与えるなんて凄いことです。
本をめくってすぐの「はじめに」には、「私は衰退産業といえるきもの業界に身をおいています。」で始まる。もうその1行を読んだだけで、グイと引き込まれた。
和江さんに出会ったのは2013年。その後、私は病気を患うなど様々なことがあり、気仙沼とは、ほど良い距離で過ごしている。その間に和江さんのご活躍や素晴らしい。
いくつもの商品を開発、販売、ヒットさせ、お取引先を増やし、工場を広げる。何というパワーだろう。
そして、この春には店舗を移転・拡張する。
私は和江さんの洋服姿を見たことがない(と思う)。いつも和服だ。和服でササっと行動し、ササっと物事を決めて前に進む。実に軽やか。和江さんを見ていると「私も着物を着てみたい」と思っちゃうから、凄いパワーだ。
その軽やかさを出しているのが自ら考案した「下着」だ。2013年当時は「満点スリップ」がヒットしていた。ネーミングも良いよね。
しかし、その後のご活躍はよく存じていなかった。すみません。すると、その後、凄い勢いでのご活躍。驚くばかり。それはこの本に書いてある。ご苦労もお有りでしょうけれど和江さんにかかると、その苦しさも楽しさへと導いていくから凄いですよ、ホント。読んでいて元気が出ます。私ももう少し頑張ろうという気持ちになります。
本の最後は「本当にありがとうございました。」で終わる。和江さんのお人柄が文章によく現れている。その笑顔が見えるようだ。どうぞ、益々のご活躍を。