ISL リーダーシップ・フォーラム

私が気仙沼市役所で勤務する機会を設けてくださったISLにおける「リーダーシップ・フォーラム」が開催され、私達・東北未来創造プラットフォームのメンバーも呼んでいただいた。講演は気仙沼市長の菅原茂さん。

タイトルは「日本の地方の未来を切り拓くリーダーシップ 〜地方にある世界の港町・気仙沼の挑戦〜」

18:15から受付開始と案内が届き、その数分前に到着した。ここで学んだ日々を思い出す。
18:30からスタート。5分遅れぐらいで始まった。

菅原市長が「第4回社会イノベーター公志園」に特別枠として参加されていたそうで、その時のビデオを見ることから始まった。良い出来だと思う。話す口調もなめらかで、かなり練習を積まれたのではないでしょうか。

HPを見ると、「2015年5月29日(金)のキックオフ・フォーラムからスタートし、全国5ヶ所(東京、仙台、名古屋、福岡、京都)での相互志援会(2日間)を経て、11月3日(火・祝)に結晶大会を開催します。」と記載がある。一昨年の開催だったのですね。

そして、プレゼンが始まる。19時くらいから20時少し過ぎるまで、よく考えられた内容だと思います。今日はPowerPointのページめくりもご自身でされていました。

市長になって10ヶ月後にあの大震災が発生したそうです。その時には7万人以上いた人口は今は6万5千人と少し。将来、4万人台になるとも言われている。もっとも多かったのは昭和55年で9万人以上いた。私は昭和54年3月まで住んでいたが、その頃が多かったんですね。いまは「消滅可能性都市」とも言われる中、「地方にある世界の港町」と話す。

市役所職員にも独身が多く、「婚活もしている」と。それは大事なことです。出会う機会がないと先には進めない。

震災後に市長も一緒になって作っているものは多い。観光の企画を作るための「リアス観光創造プラットフォーム」を設立したり、ポイントカードを作ったり。

そして、外部からの支援で行った「人材育成道場」は終了したが「経営人材育成塾」を開催しているという。有限責任監査法人トーマツさんの協力のもとで行っているそうだ。

さらに、「ぬま塾」「ぬま大学」などの言葉が続く。

こういった場を作り、若者が参加してみたいと思うことは大事なこと。市長さん、頑張ってますなぁ〜。

「水産だけじゃない水産の町」を目指していきたいと話す。そして「都会は代わりの人がいる。しかし、田舎は違うのです」と。「あなたがいなかったら、そのことは起こらなかったというようなことをする、そして出来る」と。なるほど。田舎の良さをよく語っていると思います。

そして心に残る言葉をいくつも紹介頂きました。良いプレゼンでした。その後の質疑応答も良かったです。質問の手がたくさんあがり、時間の関係で終わってしまったが、質問の方も良い質問をされるのはさすがです。

久しぶりに一緒に気仙沼に赴任したOさんに会えて嬉しかった。才女です!

ISLの野田さんや片岡さんにもお目にかかり、私は病気をしたけれど今は元気なことを伝えました。本当にお世話になりました。会場でお目にかかった皆様、ありがとうございました。