気仙沼の郷土料理「あざら」は、各家庭によって、味付けは少しずつ異なると聞いたことがあります。
我が家の「あざら」しか知らないです。
というか、我が家の「あざら」もどうやって作っているのでしょう?
そんな折り、オヤマさん家はどうやって味付けしていますか?
と聞かれたので、母(のりこ)に電話して教えてもらった。
味付けを聞くだけのつもりだったが、母は、最初から最後まで言わないと気が済まない性格なので、こうやってああやってと、長い電話になった。
せっかくだから、レシピを残しておきまする。
「あざら」
3月頃、白菜の漬け物が酸っぱくなった頃に、それ(漬け物)を使う
白菜(漬け物)を3cmぐらいに切って、(洗わずにそのまま)水でたく
やわらかくなるまでたく
(少しおもして(蒸らして?)から)ザルにあげて数回洗う
その後、半日くらい、水をだしっぱなしにした中において、においをとる
鍋に、めぬけ(こうじんめぬけが本当は良いが今は高額で入手しにくい)の頭、骨を入れてたく
塩少々入れる(水は多めに)
すると、脂が出るので、そうなったら、
しぼった漬け物(白菜)を鍋に入れてたく
酒粕(なるたけ新しいものを)多めに入れる
(すぐにこげるので、よくかきまぜる)
からまったら、味噌を入れる(量はみそ汁を作るぐらい入れる)
あとは、こがさないように煮る
(すぐにこびりづぐので注意)
我が家の隠し味として、次のものを入れる(すべて、少々)
砂糖、酢、南蛮(七味のことです)、酒
母は「たく」と言いますが、「煮る」だと思います。
本人が語るまま書きました(^ー^)。
これがオヤマ家を支えた「あざら」でございます。
白菜の漬け物がすっぱくなったものを利用するんですから、そりゃあーた、結構なにおいがする料理です。好き/嫌いはハッキリするかも。ちなみに、私と弟は嫌いで逃げていましたっけ。