読書:ルポ 電子書籍大国アメリカ

「ルポ 電子書籍大国アメリカ」大原ケイ・著。
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キンドル、iPad、そして、日本メーカーさんも続々と参入を始めた電子書籍。
果たして、ドンドン移行が進むのか?
それとも、一時的なブームで終わるのか?

先駆けとなっているアメリカの事情が記載されている。

その前に、日米での出版社のあり方、方針、価格帯、様々な違いがあり、同じ土俵で電子書籍を語ることが出来ないということが、よくわかった。

電子書籍の前に、アメリカでは、オーディオブックが利用され、本を読むにあたってのフォーマットは様々あって良い(というか、使い方によって多種になる)ことが定着している中に、電子書籍が登場したともいえる。

日本での本の読み方、あり方とは異なる。
アメリカで成功したから、即、日本でも、とはならない理由でもありましょう。

Amazonは価格決定権を得るためにホールセラー・モデルを採用しているのに対して、Appleはエージェンシーモデルを取り入れ、iPad(iPhone)というデバイスに付加価値をつけている。そういった立ち位置の違いも見えておもしろい。

さて、私は電子書籍をおおいに利用していくでしょうか?
まだわかりません。

長い間、読書が趣味でして、それは本を手にした感触を含めてシックリきているのであり、いざiPadで小節を読もうとするだろうかと思っていたりする。携帯小節も読んでないですしね。

けれど、ハウツー本などは、むしろ電子書籍の方が合っているようにも思っている。
印を付けたり、検索をしたり、そういう使い方が出来るのは嬉しい。

とにかく、ドンドン良いコンテンツが出て欲しい。それを実際に使ってみて評価してゆきたい。