病は寝て治せ

一昨日の夜、帰宅時から急に悪寒がして身体全体がギシギシと痛み出した。
寒くて寒くて、帰るやすぐに布団に入って寝る。
夜中に目が覚めたので熱を計ると、エー38℃ある! と思うもまたすぐに寝る。

朝起きてすぐに医者に行く。
熱は38℃。

すぐさまインフルエンザの検査をされるも、そちらは大丈夫。
風邪薬を処方して頂いて帰る。

寝る。
起きる。
オレンジジュース飲む。
熱を計る。
寝る。

熱はもっと上がって、39℃近くまでいく。
薬が効かないと思いつつ、ひたすら寝る。
寝る、寝る、寝る。

本日、朝はまだ38℃あった熱が、昼前にはスーっと下がった。
37.5℃になり、37℃になり、気がつくと36.5℃。平熱。

家の近所の病院は、医師もご年配だが患者もご年配で、いつ行っても、患者で私より若い人を見たことがない。平均年齢は80歳以上ではないだろうか?

先生はやさしい。
新しくはないが、老人向けのいろいろな設備がある。
ご年配の方が、気軽に質問出来る雰囲気がある。
そこには昭和が生きている。

薬は、例えば新宿の、会社の近くの病院で処方される時は、微熱程度の風邪でも5種類ぐらい出される。薬で胃がやられるからと胃薬まで出る。それに対して今回は熱が38℃以上もあるというのに、たったの2種類。

しかも、なんだか小さな小さなカプセルが2つ。

こんなんで効くのかなー?と思う。
やっぱり、丸一日は全くダメダメでひたすら寝る。
明日起きたら、もう一度病院に行こうかと思うほど、むしろひどくなったりする。

けれど、その山場を通り越すと、不思議なほどにスーッと良くなる。
何というか、やさしい効き目というのか、昔は確かにこうだったような気がする。病は寝て治せとでも言われている気がする。

その先生は、必ず「安静にしてください」と言う。
「今日は動かないで寝ていてね」と。

仕事があって無理と言うと、
「仕事よりも身体が大事だからね、一日くらい寝ましょうね」と言われる。

新宿では、「寝たくても寝れませんよね」と、ビジネスマンの気持ちを察し、あれやこれやの薬を処方してくれる。結果的に、1日みっちり寝た方が早く回復するようだ。

今回は起きたくても全く起きられない。寝るだけ寝た。
きっと年明けからGWまでの、公私にわたる忙しさが一息ついて、ホッとして気がゆるんだのでしょう。

たった1日半の熱で2kgも体重が減っちゃって、さすがに今日はフラフラしたけど、体重は熱が下がればあっという間に戻るから、身体って不思議ね。