ラスベガス(現地10/7):マンマミーア(Mamma Mia!)

昨日の「ミスティア」があまりにもすばらしく感動と興奮。「今日も何か見ようよ」という話になった。

昨日とは別の半額チケット売り場の横に「プレミアムチケット売り場」がある。そこに「オー」というサーカスのチケットがあったと言うので、行ってみる。

正規料金は150ドルだけど「いくらまでなら買う?」200ドルまでは買おうと心の準備をしながら列に並ぶ。

アメリカの「窓口の遅さ」に、日本人は苛立つのではないだろうか?アメリカでは、窓口で会話を楽しんでいる。お互いに冗談を言っては笑ってりしている。日本人はせっかちだから「そんな冗談はいいから、トットと買って(売って)次の順番に回してくれよー」と思う。

日本ではきっと「オーのチケットある?」「いくらですけどよろしいですか?」「オーケー・それで宜しく」で、ものの数分で済むだろう。ギー・なぜ、何十分もかかるわけ?待つ。本心は待ちくたびれているのに、私の順番になると笑顔で「ハーイ!」と挨拶。

結果、270ドルならあるって。心の準備より高いが「買います」。会場に確認を取ると、残念ながら、それも売り切れ。本日は全て売り切れ。残念。人気のチケットは前もって日本で買うべきっスね。

気を取り直して半額チケットを見ると、マンダレイベイホテル(Mandalay Bay Hotel and Casino)で開催中の「マンマミーア(Mamma Mia!)」がある。ミュージカルは言葉がわかるかしらん?マンマミーアのストーリー知らないし。けど、こういう機会でもないと見れないし、「見ようよ」ってことに。

ラスベガスの巨大ホテルは、いずれも「すぐ近く」に見える。それは虚構で、全てが大きいだけだ。交通手段にはタクシーを使うが、無料のTRAM(モノレール)がホテル間を走っているので、それを使うと安く済む。エクスカリバーホテルからマンダレイベイホテルまではTRAMを利用した。
TRAM乗り場前で

会場は昨日よりもゴージャスな感じ。舞台の下のところで楽器演奏をリアルタイムで行っている。日本では歌舞伎がそうで、舞台袖に楽器演奏の場所がある。他のミュージカルを見たことがないが、同じく歌舞伎でもスーパー歌舞伎はほとんどが録音した音で行っている。録音技術も相当に進んではいるが、リアルな演奏にはやっぱりかなわない。

ミュージカルの内容がわかるかどうか心配だったが、(台詞の英語はわからないが)ストーリーはシンプルで、身体全体で表現しているので、心配はいらない。アバ(ABBA)のヒット曲をふんだんに使ったエンターテイメント。ミュージカルというよりもコンサートという感じ。マンマミーアのテーマ曲のところでは、私の前後、隣のアメリカ人は一緒になって歌っている。ステージと客席が一体化。アメリカのエンターテイメントの層の厚さ、客の楽しみ方を感じた。

ABBA世代の私としては、20年前以上も前の、ピチピチした自分に戻った(気がした)。
NYのブロードウェイも見たくなったなー。日本の劇団四季も見た事がないなー。

明日は帰国するので、アラジンホテルに戻って、サ・勝負ですゾ。負けを取り返すのだぁー。