ラスベガス(現地10/6):観光

ウィン(Wynn Las Vegas)ホテルは、全室がスイートルームらしい。お客のグレードも高そうー。ここのヴィトンの店はデカっ。

この滝はは人工のもの。写真では収まりきらないスケールの滝と花々。これらが全て作り物とは。いやはや。やる事がデカいですのー。
ウィンの滝

ウィンの花

帰ってから「ラスベガス大全」サイトを見ると、このホテルには日本のパチスロ大手・アルゼ社の会長・岡田氏が巨額の出資をしているとのこと。ヒエー。

ウィンのお向かいの「ファッションショーモール( FASHION SHOW MALL)」という名のショッピングモールに立ち寄る。有名なブランドショップが並ぶ中にキティちゃんがいた。懐かしいやら、日本企業もがんばってますねー。そしてラスベガスがギャンブラーだけではなく、ギャンブルをしたことのない女性や、そして子供を巻き込む遊び場なんだなー。
キティ

街にはプレスリーのそっくりさんに出くわしたり。
プレスリーのそっくりさん

夜になっても、ストリップ通りは多くの人が歩いている。ライトアップされたホテルはどれも美しい。こちらはシーザーズパレス(CAESARS PALACE)
シーザーズパレス

有名なベラッジオホテル(Bellagio Hotel and Casino)の無料の噴水ショー。大きな人工の池で噴水ショーが始まる。音にあわせて噴水が華麗なダンス。
ベラッジオの噴水ショー

ベラッジオの噴水ショー2

この虚構の世界は普段ギャンブルと無縁の私にも魅惑的な街だ。趣向を凝らしたホテルに寄っては、カジノに引き寄せられる。

スロットマシンはいちいち、おおげさに、画面と音で表現する。パチスロに慣れた人には、ちょっとまどろっこしいかもしれない。ボーナスチャンスは興奮を増すような音と画面の仕掛け。その音で隣の席の人も一緒になって「ワオ!」とか「カモーーーン!」と叫ぶ。それがそろったとしても、掛け金がたいした事ないですからね、たいした金額にならないんだけど、いちいち興奮するアメリカのお国がらが楽しい。

たまに、つまらない数値でもなんでもそろうと、隣のおばあちゃんらとともに「イッツ・グレ〜〜ト!」「オー、ユーアー・ラッキー」とおおげさに騒ぐわけ。そういう楽しみ方(ハッピーの共有)は日本にはないなー。テーブル席から聞こえる興奮した叫ぶ声はスロットにまで響き、思わず、皆が振り返るほどの大興奮。冷静に考えると、ちっとも勝ってないどころか、しこたま負けてるじゃやないかい。

ラスベガス(現地10/6):ミスティア(MIYSTERE)

「ラスベガスでショーを見よう」という話になった。
人気のショーはすぐ売り切れるので、日本で(出発前に)予約するらしい。そんなことはサッパリ考えてなくて、行き当たりバッタリの行動で「なんとかならないかしら?」

テレパス社員がネットで「当日でも買える場所がある」と調べてくれた。しかも(当日券に限り)チケット代が半額になるそうな。「どれどれ行ってみましょうぞ」
こちらの「TIX 4 Tonight」で電光掲示板に表示されているショーのタイトルと時間、枚数を調べて購入するということらしい。
TIX 4 Tonight

運良く、TI(トレジャーアイランドホテル)で行われている「ミスティア(MIYSTERE)」というサーカスのチケットが半額とまではいかないけれど、95ドル(コンシェルジェに頼むとあと10ドルの手終了を払うようだ)を76ドルで入手出来た。嬉しいのー。アメリカで初めてショーを見る。

購入したチケットは正規のチケットではなく購入証明みたいなもので、ミスティアのチケット売り場で正規のチケットに交換してもらってから会場に入る。この会場はどの席からもステージを見ることが出来るようにステージを囲んで半円状に客席がある。

客席(椅子)には飲み物を置けるように(車などに付いてるような)丸い置き場所がある。助かる。歌舞伎座を建て替える時にはこれを付けて欲しいなと思う。

7時半の開演。
それよりも前(10分くらい前か)から、チャップリンのような風貌の人がお客をからかっては場内が笑いの渦にする。言葉がわからなくても見ていてわかる。おかしい。そのままスルスルっとステージに引き込む。そして、和太鼓の音で始まる。サーカスと呼ぶには、あまりにも優雅。バレーの要素と、体操の要素と、そうして人間わざとは思えないサーカスの要素が見事に調和した、すごいステージだ。

音は生演奏。音と演技と、そして照明が一体となる。
鍛え抜かれた身体は、「才能がどうの」とか、「持って生まれた要素がどうの」とか言う前に、これだけの身体にはどれほどの努力の時間があるのか、容易に想像出来るほどの筋肉だ。スゴイ、すごい。エンターテイメントとはかくあるのだと思った。

こういう事を仕事に出来るアメリカという国はすばらしいと思う。日本でオリンピッック選手として名をなした人でも、せいぜいコーチや解説者になるしかないならば、それはあまりにも寂しい。オリンピックは登竜門であり、その先にプロの世界があるという状況が日本でも当たり前になるべきだと思う。なにか日本のスポーツマン精神って、金の話をしにくい状況ってあるけど、プロは金を稼ぐことでさらにがんばれるのではないだろうか。

演技の最後は和太鼓で終わる。日本の太鼓がこんなにすごいエンターテイメントで活躍するのを見るのは嬉しい。ミスティアを見ることが出来て、本当に良かった。