うちの会社の従業員(リーダーを務める者)から借りて読んだ。
法隆寺宮大工の口伝が引用されているところ
「堂塔の木組みは寸法で組まず木の癖で組め」
「木の癖組みは工人たちの心組み」
「百工あれば百念あり、これをひとつに統(す)ぶる。これ匠長の器量なり。百論ひとつに止まる、これ正なり。」
「百論をひとつに止めるの器量なき者は謹(つつし)み惧(おそ)れて匠長の座を去れ」
百人の工人があれば、考え方ややり方も違う。それをまとめて目標達成することがリーダーの器量であり、役目なのだ。とある。
私の目指すところが、ここの文に凝縮されているように思った。