共立女子大学・共立女子短期大学 公開講座2023@成田西

共立女子大学・共立女子短期大学 公開講座2023」に申し込んでいる。講座名は「教育環境・学校建築から読み解く教育思想(「窓ぎわのトットちゃん」をテキストにして)」。

私が東京に来て最初に住んだのがここなのです。ここが「寮」だった。卒業してから初めて入ります。ワクワク・ドキドキ。

中に入るとスッカリ変わっていた。食堂として使っていた場所で講義を聞く。私達の部屋に通じる廊下は封鎖されていて行けない。その前にドアが付いていた。席に座って講義を聞く。

テキストがわかりやすい。水のペットボトルを1本頂く。これ無料の講習会ですよ。どこが費用を持ってくださっているのだろう?

今年は関東大震災から100年目。あの大震災により和服から洋服へと変わった。学校の中に電気・ガス・水道が導入された。校舎は木造校舎から鉄筋コンクリートに変わった。

黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」に出てくる「トモエ学園」の説明がある。徹子さんが通っていたのは戦争の始まる前か、始まったあたりか。いずれにせよ軍事教育真っ盛りであったろう時代に何て自由な学校だろう。校舎は電車の車両を改装し教室として利用していた(その写真をテキストで見る)。そして、その学校を作ったのは「小林宗作」さん。

小林さんは成城学園の設立にも関わっている。「リトミック」を取り入れた教育。東京にはそんな自由な学校があるんだなぁ。

質疑応答の時間は40分ほど出来た。質問がつきない。先生は丁寧に答える。しかし、先生も「知らない」ことが複数個あった。これから発見されていくことかもしれない。学問として、面白い領域だと思った。

最後にアンケートに答えた。「とても有意義だったこと」を書いて外に出た。

広い庭が広がる。

ちょっと裏側に回って見た。懐かしい建物が見える。あそこは何室だっただろう?

建物の入り口はあの日のままだ。

建物の周りを歩いてみた。昔はここにバラが植えられてあって、そのトゲが痛いだろうから怪しい人が中に入らないようにと「デンジィ」と呼んでいたお爺さんがバラの手入れをしてくださっていた。今は普通のもの。

ここに約500人が住んでいた。広い土地だ。通学で使った道を歩いて帰ります。今日はありがとうございました。