会社から歌舞伎座に向かって歩きます。時間があるから、いつもとは違う道を通ってみる。城西大学、城西国際大学がある。へぇ〜。こんな都心で学ぶって凄いねぇ〜。
今日のお席は、1階2列18番。前から2列目。舞台がよく見えます。
1.神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛住家の場
渡し守頓兵衛:尾上松緑
娘お舟:中村梅枝
傾城うてな:中村児太郎
下男六蔵:中村萬太郎
新田義峯:坂東亀蔵
江戸時代に、あの平賀源内が「福内鬼外」というペンネームで書いた浄瑠璃の傑作。なんという才能の持ち主なんでしょうね。源内さん。
お舟は梅枝さん、うてなは児太郎さん。良いですねぇ〜。世代交代してますなぁ。松緑さんも、こういう役もピシっと来るようになりました。それにしても、寂しいストーリーです。江戸時代には大いに受けたでしょうなぁ。
2.本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)
白雪姫:坂東玉三郎
鏡の精:中村梅枝
野分の前:中村児太郎
輝陽の皇子:中村歌之助
浦風の局:中村歌女之丞
従者晴之進:坂東彦三郎
家臣郷村新吾:中村獅童
なんと言ってもこれこれ。玉三郎の白雪姫。美しい白雪姫に実の母・野分の前こと児太郎が嫉妬する。恐ろしい〜〜〜。ここでも、児太郎と梅枝とベテラン玉三郎の共演が見事。3人で琴を弾くところも見せ場です。拍手。休憩を挟んで、後半にも見せ場が。7人の小人さん達も好演。どんな役者さんに育ちますかね。楽しみ。
中村獅童の歌舞伎は久しぶりに見ました。良い演技です。獅童さんの人柄が見えるような心地。大病もされて心配していましたが若いって凄いね。注目しております。
最後の場面は良いですねぇ〜。ジーンとなりながら席を立ちます。