被災地の甥の心配

この4月から中学2年生になる甥は、下校途中で地震に合いました。
そのまま避難。
着の身着のまま。

逃げた時は学ランを着ています。
鞄の中には、気仙沼中学校のジャージ。
これで全てです。

それから1ヶ月近くが経ちます。
下着や衣類は、救援物資から頂きました。

しかし、制服のワイシャツが1枚しかない!
いったい1枚でまわせるのだろうか?

これが甥の心配ごとでございます。
それと、、、
剣道部に所属していますが、竹刀も胴着もなくなりました。
剣道部を続けられるのだろうか?

口に出すとキリがないわけです。
教科書は?参考書は?ノートは?鉛筆は?

そんな心配ごとを胸にしまって、気丈にしています。
痛々しく思うオバちゃんであります。

お兄ちゃんは、この4月に高校生になります。
こちらも、同じ状態で逃げて、用意してもらった新しい制服はなくなりました。

それに、頂いたばかりの中学の卒業アルバムがなくなってしまいました。

それ以上は言わないけれど、子供の頃からの写真はパソコンに入ったままなくなりました。
お父さん(私の弟)が一生懸命、ビデオをDVDにしてくれたのも、いっさいがなくなりました。

そういうお宅はたくさんあるから、みんな、悲しいのに我慢していて、それが本当に痛々しいのです。

子供だけではありません。
大人も同じです。

私のアルバムから、みんなが写ってるものを集めてあげようと思っています。