被災地のニオイについて

実際に被災地・気仙沼に行って感じたこと。
テレビや写真で見るのと大きく異なるのは、ニオイだと思いました。

ガレキの山だけではありません。
相当に臭いところがあります。

魚の腐った匂い、重油がまじった匂い、ヘドロの匂い。

特に、川の水と海の水がまじったところ、加工工場が近いところの匂いは本当に強烈です。これから行かれる皆様は覚悟して下さい。

この匂いは、いったいどうやったら取れるのだろうか。
早く町中の匂いが取れるような、消臭剤というのか、そういうのを開発して頂けたら嬉しいのだが、無理でしょうね。

気仙沼市全部が臭いわけではありません。
津波の被害がないところは、別世界のように平和な空間です。

そして、高台から見る気仙沼湾は、津波の前と同じように、おだやかでキラキラ輝いていて、あの荒れ狂った波は、いったい何だったのだろう?と思います。