寝ぐるシー

小太郎と寝ている。
「犬とは別に寝るベシ」としつけ教室で教わったのに、ある冬の晩、小太郎を抱いていると暖かいので、そのまま一緒に寝ることになってしまった。冬はよいが、問題は夏。暑い。

暑いのに小太郎は、ピタっと私にくっついているから汗だくになる。

夜中に起きては水分をとってしまう。
昨晩は何度も水分をとったせいで、今朝はお腹の調子が悪い。

別に寝ようと試みる。
小太郎を小太郎の豪邸に入れて、私が布団に入るや「ヒーヒー」と哀れな声を出す。数分は我慢するが、それ以上は無理だ。それで結局、猛暑な夜を過ごす。飼い主として失格。グスン。