歌舞伎座・2023年11月 歌舞伎座新開場十周年/吉例顔見世大歌舞伎(昼の部)

祝日の本日、歌舞伎座(昼の部)でございます。まずは「東銀座駅」を降りてすぐの、いつもの場所でパチリ。

今年も「坂東玉三郎カレンダー」を買いました。ホホホ。3,000円なり。

お弁当を買って上に上がります。「マハーバーラタ戦記」だ。

「鳳凰丸が染め抜かれた櫓」は「顔見世」の前に「櫓揚げ」が行われるそうです。知らなかった。

記念写真をパチリ。

歌舞伎座の中に入ると「花道が2つ」出来ている。これは面白そうだ。今日のお席は桟敷「東5の2番」。今日も大入りです。

青木豪・脚本、宮城聰・演出、極付印度伝
マハーバーラタ戦記(まはーばーらたせんき)
(序幕 神々の場所より大詰 戦場まで)
(現代の映画、演劇を席巻するインドエンターテインメントの源流が歌舞伎座に帰ってくる!)

迦楼奈(かるな)/シヴァ神(しん):尾上菊之助
太陽神(たいようしん):坂東彌十郎
仙人久理修那(せんにんくりしゅな):中村錦之助
帝釈天(たいしゃくてん):坂東彦三郎
百合守良王子(ゆりしゅらおうじ):坂東亀蔵
風韋摩王子(びーまおうじ):中村萬太郎
汲手姫(くんてぃひめ):中村米吉
阿龍樹雷王子(あるじゅらおうじ)/梵天(ぼんてん):中村隼人
納倉王子(なくらおうじ):中村鷹之資
我斗風鬼写(がとうきちゃ)/ガネーシャ:尾上丑之助
鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)/ラクシュミー:中村芝のぶ
沙羽出葉王子(さはでばおうじ):上村吉太朗
森鬼獏(しきんば):尾上菊市郎
森鬼飛(しきんび):上村吉弥
道不奢早無王子(どうふしゃさなおうじ):市川猿弥
亜照楽多(あでぃらた):市川権十郎
羅陀(らーだー):市村萬次郎
多聞天(たもんてん):市川荒五郎
大黒天(だいこくてん):坂東楽善
那羅延天(ならえんてん):尾上菊五郎

市川荒五郎さんは市川團蔵さん休演につき出演されている。

イヤホンガイドは芝居の少し前から始まる。「江戸三座(中村座・市村座・森田座)が賑わっている中、11月は芝居世界の正月。ここで「独占契約」が交わされる。1850年代に変わるまで、それが続いた」そうだ。

その顔見世に相応しい壮大なスケールの「マハーバーラタ戦記」は2017年に続いて2度目の上演だそうだ。インドの有名な話。しかしながら日本語訳はまだされていない。

昨年が日印国交樹立の70周年。今年は71年目に当たるそうです。

「マハーバーラタ戦記」はとても長いお話で、どこを切り取って歌舞伎にするかは一番苦労した点と菊之助さんはYouTubeで語っている。

「マハー」は「偉大な」、「バーラタ」は「バラダ族」。全てが詩で出来た劇。「対決シーン」が見どころとイヤホンガイドが説明してくれる。

初めのシーンは神々が集うシーン。金の豪華な衣装と舞台。中央には菊五郎さんがいる。そこは「神々の世界」。神々は人間界を見下ろし、争いを繰り替えす人間たちを嘆いている。そんな中、人間界に救いの手を差し伸べたのは太陽神。汲手姫(くんていひめ)に子を授ける。その子が「迦楼奈(かるな)」。しかし、その子をガンジス川に流してしまう。

帝釈天もまた汲手姫に子を授ける。その子が「亜照楽多(あでぃらた)」。

序幕は1時間32分。たっぷりだ。昼食は12時半頃。お弁当は「マハーバーラタ戦記弁当」2,200円。「尾上菊之助 好み」と書いてある(^ー^)。

「黄色いご飯」はカレー味。インドらしくて面白い。美味しいです。

二幕目は1時間。今日は最初からコーヒーを飲みながら観ている。

都では百合守良王子(ゆりしゅらおうじ)、風韋摩王子(びーまおうじ)、阿龍樹雷王子(あるじゅらおうじ)、納倉王子(なくらおうじ)、沙羽出葉王子(さはでばおうじ)ら5人の王子と鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)との王位継承争いが勃発。武芸大会が開かれる。

花道が2つだとスケールが大きい。こちらにもドドドドドと役者さんが駆けて来る。凄い。

三幕目は1時間3分。

同じ母を持つ2人が争うとは。そして最後は・・・。芝居のラストシーンは最初と同様に神々が集うシーン。尾上菊五郎、菊之助、丑之助が舞台に並ぶ。拍手喝采。幕が降りて、もう一度、幕が上がる。大拍手!

いやぁ〜、このお芝居はスケールがデカい。これは通し狂言ですな。やっぱり。これからも演じて欲しい作品です。凄いわ。

歌舞伎座の前でもう一度、写真を撮ります。

本日のポスター。

信号が変わったので向こう側に渡って歌舞伎座を見る。立派だなぁ。今月もありがとうございます!

歌舞伎座・2023年10月 歌舞伎座新開場十周年 錦秋十月大歌舞伎(昼の部)

ホテルをチェックアウトして荷物を全部持って、イザ、歌舞伎座。「三越前」で電車に乗り、「銀座」で乗り換えて「東銀座」で下車。いつもの場所で記念の写真をパチリ。

ハローウィンもある。

今月期待の「寺島しのぶ」さんが「中村獅童」さんと映ってる。まだ時間があるので母と歌舞伎座の周りを一周すると、ちょうど時間になりました。

今日のお席は、桟敷「東2の1番」、「2番」、「東3の1番」。私が真ん中に座る。

一、天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし):四世鶴屋南北・作
序幕:北野天神境内の場
   同 別当所の場
大詰:吉岡宗観邸の場
   同 裏手水門の場

天竺徳兵衛:尾上松緑
梅津掃部:坂東亀蔵
佐々木桂之介:坂東巳之助
銀杏の前:坂東新悟
奴磯平:中村吉之丞
山名時五郎:中村松江
宗観妻夕浪:市川高麗蔵
吉岡宗観:中村又五郎

松緑さんが初めて天竺徳兵衛を演じます。祖父、そして父も勤めた役。松緑さん、ますます進化しています。このお話は四世鶴屋南北の出世作。大きな蝦蟇(がま)が出てきたり、本当の火を燃やしたり。

天竺徳兵衛には実在したモデルがいたそうです。「播州高砂(兵庫県高砂市)出身の江戸初期の商人で、江戸幕府が鎖国をする前の寛永年間に御朱印船(ごしゅいんせん:16末~17世紀初頭の一時期に行なわれた官許の貿易船)で2度、シャム(タイ)と天竺(インド)に渡った人物」がモデルとか。

そして最後は「屋根上に徳兵衛を乗せた大蝦蟇が現れ、捕り手との立廻りが行なわれる中で、屋根の下に仕組まれた柱が割れ、屋根全体が崩れていく」見応えたっぷりの舞台です。

お弁当は「桟敷席弁当」を頼んでいるのが届いてます。

5,000円のお弁当。

二、文七元結物語(ぶんしちもっといものがたり)
三遊亭圓朝・口演、山田洋次・脚本・演出、松岡亮・脚本

左官長兵衛:中村獅童
長兵衛女房お兼:寺島しのぶ
近江屋手代文七:坂東新悟
長兵衛娘お久:中村玉太郎
家主甚八:片岡亀蔵
角海老女将お駒:片岡孝太郎
近江屋卯兵衛:坂東彌十郎

「文七元結物語」は山田洋次さんによる歌舞伎座では初演出の作品。「16年前、(十八世中村)勘三郎さんと『人情噺文七元結』を上演」したそうです。

「獅童と寺島は、このたび初めて夫婦役を勤めます」そうで、その息はピッタリでした。寺島さんが女であることはスッカリ忘れて見てました。よくよくお稽古されたのでしょうね。

そして最後がめでたし・めでたしは明るい気持ちになって嬉しい。

歌舞伎座前で記念写真。

タクシーに乗って東京駅に参ります。急ぎましょう。

歌舞伎座・2023年9月 秀山祭九月大歌舞伎(昼の部)

今月も参りました。歌舞伎座です! まずは東銀座駅のいつもの場所で写真を。パチリ。お弁当も買いました。

地上に上がり、今月の出し物をパチリ。

歌舞伎座よ、今月も参りましたよ。

今月は30分前からの開場だ。コロナ禍の時は40分前から入れてくれたが、それも一段落ということでしょう。少し待つ。

歌舞伎座の中に入るとドーンと「二世 中村吉右衛門 三回忌追善」だ。写真を撮って拝みました。良い笑顔です。生きているみたい。

今日のお席は、桟敷「東3の1番」。今日も隣の席は空いてました。ゆったり座る。

今月は「歌舞伎座新開場十周年 秀山祭九月大歌舞伎 二世 中村吉右衛門三回忌追善」です。昨年は「二世 中村吉右衛門一周忌追善」を観た。もう一年経つのかぁ。早いのぉ。

一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき) 「金閣寺」

松永大膳:中村歌六
雪姫:中村児太郎(7~12日、20~25日)
狩野之介直信:尾上菊之助
十河軍平実は佐藤正清:中村歌昇
松永鬼藤太:中村種之助
慶寿院尼:中村福助
此下東吉後に真柴久吉:中村勘九郎

「金閣寺」は人形浄瑠璃として始まった。京都の美しい金閣寺を舞台に作り、それが上がったり下がったりの大舞台。1年3ヶ月のロングランとなり、そして歌舞伎の舞台にもなった。昭和に入ってからは「金閣寺」のみの上映になっている。

織田信長は「信春」、「羽柴秀吉」は「羽柴尚良」という名前で演じている。「慶寿院尼」は中村福助丈だ。動かない手はそっとして演じています。私と同じ病気。私は幸運にも走ったり出来ているが、私もこうであったかと、いつも思う。福助さん、応援しています。

美しい雪姫は中村児太郎丈。メキメキと腕をあげてるように思う。良いお役にも当たって良いですね。応援しています。豪華な一幕でした。

お弁当を頂きます。「特選弁当 白浪五膳」2,000円。

完食でございます。

二、河竹黙阿弥・作 新古演劇十種の内 「土蜘(つちぐも)」

叡山の僧智籌実は土蜘の精:松本幸四郎
源頼光:中村又五郎
番卒太郎:市川高麗蔵
番卒次郎:中村歌昇
渡辺綱:大谷廣太郎
坂田公時:中村鷹之資
碓井貞光:中村吉之丞
卜部季武:中村吉二郎
太刀持音若:中村種太郎
石神実は小姓四郎吾:中村秀乃介
巫子榊:中村米吉(7~12日、20~25日)
番卒藤内:中村勘九郎
平井保昌:中村錦之助
侍女胡蝶:中村魁春

源頼光は中村又五郎丈。病状に伏せっている。そこに中村錦之助丈演じる平井保昌が見舞いに訪れ、さまざまな話をするので頼光は癒される。がしかし、夜がふけ、再び、胸苦しさを感じる頼光のところへ叡山の僧・松本幸四郎丈が現れ、祈祷を申し出る。しかし、僧・僧智は実は、、、。松本幸四郎丈が良いです。だんだん、凄い役を演じます。歌舞伎界を引っ張ってるなぁ。

スパークリングワインを頂きます。

この緞帳は初めて見る。「清水建設」さん。優雅。検索すると「歌舞伎座の新開場10周年を記念し」寄贈したそうで9月公演初日から使用されているそうです。

吉田絃二郎 作
三、秀山十種の内 二條城の清正(にじょうじょうのきよまさ)
淀川御座船の場

加藤清正:松本白鸚
豊臣秀頼:市川染五郎
斑鳩平次:松本錦吾

上演時間が短いので、どのような内容だろう?と思っていたら、思うよりも「暗い」。松本白鸚丈と市川染五郎丈。お爺さんとお孫さんで演じることは素晴らしいですね。染五郎丈も少しずつ大人になっている。白鸚丈は「あれ?吉右衛門か?」と一瞬、思うほど、やっぱり二人は似ているんだ。似ているとは以前はちっとも思わなかったけれど兄弟なんだなぁ。追善公演に相応しいと思った。

会場には「中村吉二郎」さんのご挨拶があります。このたび「名題試験」に合格したのだそうです。そして中村吉右衛門丈の元で修行を続けてきたそうで、吉右衛門丈の「三回忌にあたる秀山祭九月大歌舞伎におきまして、名題の列に加えさせて戴き、ご披露申し上げる運びと相成りました」そうです。おめでとうございます。

外に出ます。

歌舞伎座よ、今月もありがとう〜!

坂東玉三郎 PRESENTS PREMIUM SHOW@南青山

南青山BAROOM」で「坂東玉三郎 PRESENTS PREMIUM SHOW」を観た。表参道から歩いて15分くらいだろうか。

この会場の客席数は100席だそうです。どの席からもバッチリ見えます。念のため双眼鏡を持参したが、全く不要。もうね、何度も目が合ってる! と思うほど。

「口上&衣装解説」を見た。玉三郎はバシっと着物を着てカツラを付けている。「口上」は正座をして述べた。立派。そして「衣装解説」は、玉三郎の衣装を一つ一つ見せながら説明をする。「手縫いで刺繍」をした着物は製作に1年半から2年かかるそうだ。見事。

そして、今も発注をしていて2年かかるらしい。どんな場所で、どんな演目で着るのだろう? もう一枚を頼もうと思ったら完成は4年後になってしまうため、別の場所で別の手法で発注しているらしい。出来上がりが楽しみ。

最後の最後は自分で髪飾りを付けて、舞って、そして退場された。会場に余韻を残しつつ終了。素敵な会でした。

歌舞伎座・2023年8月 八月納涼歌舞伎(第一部)

歌舞伎座新開場十周年「八月納涼歌舞伎」です!

8月は第一部、第二部、第三部と3つに分かれている。その第一部の舞台を観る。

地下鉄を降りて、すぐにお弁当を買って、地下をザーっと見ます。いつもの場所で写真を収め、

イヤホンガイドは地下でも貸出してました。地下で借ります。そして地上に上がり、今月の出し物を写真に収めます。

歌舞伎座よ、今月も来ましたよぉ〜。

イソイソと中へ。お席は、桟敷「東4の1番」。なんとお隣の席は空席でした。良いお席なのにねぇ〜。

谷屋充・作、大場正昭・演出、次郎長外伝
一、裸道中(はだかどうちゅう)
博徒緒川の勝五郎:中村獅童
勝五郎女房みき:中村七之助
大政:市川男女蔵
小政:中村橋之助
法印大五郎:中村虎之介
保下田の久六:中村吉之丞
豚松:市村光
次郎長女房お蝶:市川高麗蔵
清水の次郎長:坂東彌十郎

これは面白い! 獅童さん演じる勝五郎と七之助演じる女房のみきとのやり取りがなんつったって面白い。そして江戸っ子らしい意気を感じる。

勝五郎は博打好き。「一晩で返す」なんて調子の良いことがあるわけない。そして貧乏。

そんなところに、かつて世話になった大恩人・清水の次郎長が女房・お蝶を連れてやって来た。勝五郎はなんとかもてなそうとするのだが金がない。清水の次郎長はわかっているから、まぁまぁ、こんなところでと早々に寝る。すると勝五郎は皆の財布を盗んで博打に行くんですよね。まったくねぇ。そしてスッカラカンになって帰って来る。

皆さんは着物を脱いで寝ていたから下着状態。着物も売っちまったわけだ。清水の次郎長は下着(というか裸に近い)のまま、「これで帰るぞ」と話す。凄いお人だねぇ〜。面白いお芝居です。

お弁当は「すきやき弁当」1,500円。お肉たっぷり。美味しいです!

萩原雪夫・作
二、大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)
酒呑童子:中村勘九郎
平井保昌:松本幸四郎
渡辺綱:坂東巳之助
酒田公時:中村橋之助
碓井貞光:中村虎之介
卜部季武:市川染五郎
濯ぎ女わらび:中村児太郎
濯ぎ女なでしこ:坂東新悟
濯ぎ女若狭:中村七之助
源頼光:中村扇雀

こんな日本舞踊があるんだね。動きも激しいしリズミカル。とても踊れないけど、踊ってみたいと思わせる演目。「昭和38年に歌舞伎座にて十七代目勘三郎によって初演された萩原雪夫作の舞踊作品」である。それを孫の勘九郎が演じるんだから、これは中村屋さんにとっては嬉しい話。良い演目でした。

歌舞伎座よ、来月、また来ます!

記念写真もパチリ。

歌舞伎座・2023年7月 七月大歌舞伎(昼の部)

歌舞伎座新開場十周年「七月大歌舞伎」です!

今日が祝日だったことをウッカリ忘れていた。東銀座駅で下車して、いつもの場所でパチリ。時間がありません。急いでお弁当を買って、イヤホンガイドを借りて、イザ中へ。

市川右左次丈、試験に合格の挨拶が出てました。おめでたいことでございます。

こちらの幕は「伊藤園」さん。前からこれでしたでしょうか? 華やかです。

お席は、桟敷「東3の2番」。

四世鶴屋南北・作、奈河彰輔・脚本、市川猿翁・脚本と演出、石川耕士:脚本と演出、藤間勘十郎・演出
三代猿之助四十八撰の内
通し狂言「菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)」
忠臣蔵後日譚
市川中車 両宙乗り相勤め申し候
序幕
大詰 甘縄禅覚寺の場より
専蔵寺大屋根の場まで

斧定九郎:市川中車
金笄のおかる:中村壱太郎
塩谷縫之助:中村種之助
腰元浮橋:市川男寅
角兵衛獅子猪之松:市村竹松
毛利小源太:中村福之助
丁稚伊吾:中村玉太郎
下部与五郎:中村歌之助
高野師泰:市川青虎
山名次郎左衛門:澤村由次郎
世話人寿作:市川寿猿
一文字屋お六:市川笑三郎
加古川:市川笑也
仏権兵衛:市川猿弥
斧九郎兵衛:浅野和之
石堂数馬之助:市川門之助

市川猿之助さんが演じる予定だった「斧定九郎」は市川中車が演じる。こんな凄い役柄を演じるとは猿翁さんもさぞやお喜びでしょうね。

この演目「菊宴月白浪」は初めて見ると思う。猿翁さんが1984年に163年ぶりに復活したそうです。そして今回は32年ぶりの上演。「仮名手本忠臣蔵」のパロディでもあり、後日談ともなっている。あちらこちらに、それを思い起こさせる演出がある。

中車さんの宙乗りはなんと2度もある。最初は「大凧」に乗って飛んで行く。ヤンヤの喝采。2度目は私の方の桟敷席では見ずらかったが上から降りて来る。またまたヤンヤ喝采。これぞ「澤瀉屋」ですねぇ〜。

今回もまた中村壱太郎丈が良いですね。私の一押しです。そして市川笑也さん。前はお姫様ばっかりやっていたけれど、今はこんな感じの役もキッチリこなすんですね。お見事。市川笑三郎さんも良いですわ。見応えたっぷり。

市川猿之助さんが演じる芝居も見たいです。歌舞伎座に戻ってきて欲しい。切にお願いいたします。

お弁当は「ぷれみあむ ヒレステーキ弁当」、2,400円。

お芝居が終わって外に出ます。わっ、暑い。

記念写真もパチリ。

今月の演目はこちら。

「霞ヶ関駅」まで歩き、電車に乗りました。良い休日になりました。

歌舞伎座・2023年6月 六月大歌舞伎(昼の部)

歌舞伎座新開場十周年「六月大歌舞伎」です!

東銀座駅で下車して、いつもの場所でパチリ。

「水無月」だわぁ〜。

お弁当を買って地上に上がります。

今日のお席は、桟敷「東5の1番」。

ホットコーヒーを買って(350円)、席へ。

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
近松門左衛門・作、石川耕士・監修、市川猿翁・補綴、演出、三代猿之助四十八撰の内

〈土佐将監閑居〉
浮世又平後に土佐又平光起:市川中車
又平女房おとく:中村壱太郎
狩野雅楽之助:中村歌昇
土佐修理之助:市川團子
女中お百:市川寿猿
土佐将監光信:中村歌六

市川猿之助さんが出演する予定だった。実現すれば中車さんとの演技を観ることが出来たのだが残念。代役は中村壱太郎さん。これまた良いです。壱太郎さん、頑張ってるわぁ。伸び盛りですね。

「傾城反魂香」は元々は上中下の3つに別れた戯曲だった。今日、上演するのは「上」の一部分にあたる。イヤホンガイドでは、その前の「メインストーリー」の紹介がある。絵師は狩野派と土佐派があった。狩野派は六角家に住む。狩野元信はふすまに虎の絵を描いた。すると、ふすまから虎が抜け出てくる。虎は山を越え、田畑を荒らし山科の里に出る。山科の里に住む土佐将監光信。しかし、その虎は「絵」なのである。

市川中車は「土佐又平光起」の役。どもりでうまく話すことが出来ない。女房が夫の代わりに話す。女房のおとくは明るい。しかしながら、認められない光起。死を覚悟する。その前に「手水鉢である石」に絵を描く。その絵が反対側にも映し出される。それを見た土佐将監光信はほとほと関心し「土佐」の名字を与えることにする。中車は「節があれば吃らない」というので歌いながら、踊りながら、話すところは見ていても嬉しくなる。

お弁当は「水無月弁当」、1,600円。

〈浮世又平住家〉、「戯場花名画彩色」(かぶきのはなめいがのいろどり)
土佐又平光起:市川中車
又平女房おとく:中村壱太郎
大津絵の鯰:坂東新悟
銀杏の前:中村米吉
饗庭太郎:市川男寅
小幡次郎:中村福之助
醍醐三郎:中村玉太郎
蒲生四郎:中村歌之助
大津絵の奴:市川青虎
大津絵の藤娘:市川笑也
大津絵の座頭:市川猿弥
不破伴左衛門:市川男女蔵

又平が描いた大津絵の人物たちが次々と抜け出して活躍する賑やかな演出。華やかな舞台です。笑也さんも久しぶりで観た。

二、児雷也(じらいや):河竹黙阿弥・作
児雷也実は尾形弘行:中村芝翫
山賊夜叉五郎:尾上松緑
高砂勇美之助:中村橋之助
仙素道人:中村松江
妖婦越路実は綱手:片岡孝太郎

中村芝翫さんはだいぶ若い頃から拝見してます。若い時は「大丈夫かぁ?」と思いながら見ていたが、さすが芝翫さんの息子だ。そして、その「芝翫」という名前をついだ。暗闇で探り合う「だんまり」は歌舞伎らしい演出。良い芝居です。

スパークリングワインを買いました。700円。

三、扇獅子(おうぎじし)
芸者:中村福助
同:中村壱太郎
同:坂東新悟
同:中村種之助
同:中村米吉
同:中村児太郎

福助さんは久しぶりに観る。私と同じ頃、2014年あたりに脳出血の病気をされて、半身に麻痺が残る。演じる職業としては大打撃だが、よくぞ、ここまで戻りました。ステージの上に座ったままで動く方の腕でしか踊らないから、ちょっと物足りないけれど、それでも、ここまでやっているのは偉い。歌右衛門の名前を継ぐのも、もう少しでしょうか?

外に出る。今日は高校生の舞台見学があったようで、制服姿を見る。東京にいるとこんなに若い時から観ることが出来て羨ましい。

少しだけ歩きます。桜田門を見ながら歩いて「霞ヶ関」で電車に乗る。

市川猿之助さん、、、

「市川猿之助」さん、そしてお父様の「市川段四郎」さん、そしてお母様。まさかまさかの事態。何とも言えない。おとといから、TVもネットも、この話で尽きない。

「市川亀治郎」さんの頃から見てきた。「カメちゃん」と呼んで応援した。「きっと猿之助になるね」と歌舞伎の友のジョイちゃんと話していた。そしてなった。上手い。

それがどうしたというのだ。前日に「女性セブン」の記事とかいうのをチラリと見た。「いろいろ書かれるなぁ」という感想。本当かどうかは知らないが歌舞伎ファンはそんなこと、あまり気にしちゃいないんじゃないかな。

でも、この事態を見ると本人がいたく傷ついたのでしょう。お父様とお母様は亡くなってしまった。猿之助さんは助かった。お父様は癌を患っていたとの記載がある。お母様は看病していたと。皆さんが疲れ切っていたのではないでしょうか? これから少しの間は、皆が放っておいてあげるしかないと思う。でも、きっとマスコミはつつくよね。

とにかく元気になって欲しい。誰かに聞いてもらって欲しい。信頼する人に話して欲しい。一人で抱え込まないで。そして、また良い演技を見せてください。待ってます。

ところで、代役は初回は中村隼人さん、そして市川團子さんが引き続き演じている。皆さん、頑張ってください。

歌舞伎座・2023年5月 團菊祭五月大歌舞伎(昼の部)

歌舞伎座です!

東銀座駅で降りて、いつもの場所でパチリ。

すぐにお弁当を買いまして、その地下街・木挽町広場に「GANBAARE(ガンバーレ)」さんが出店していると聞き行ってみると、いた! せっちゃん! なんてことだ。もう十年くらい出店しているんだって。知らなかった。今回は同窓会の案内にチラシが入っていてわかったのです。

歌舞伎座とコラボしたバッグを買いました。色も良いよね!

それより、せっちゃんは「オマケに」とこちらや、

こちらを付けてくれて、ありがとう〜。商売になんないね(^ー^)v。

地上に上がります。

今月の出し物。

歌舞伎座よ、今月も参りました!

歌舞伎座に入ると「十二世 市川團十郎十年祭」が飾ってある。私が初めて歌舞伎座で観たお芝居は、「十二世」がまだ「海老蔵」を名乗っていた時代の「鳴神」だった。鮮明に覚えている。1979年5月の團菊祭。2013年2月に亡くなり、もう10年ですか。早いなぁ。

今月は「尾上眞秀(まほろ)」さんの初舞台。写真がドーン。

眞秀さんは、本名の「寺島眞秀」として何度か舞台を踏んでいる。本名で出た最初を「初お目見え」というそうです。眞秀さんの初お目見えは、2017年5月の團菊祭。「魚屋宗五郎」の丁稚役を4才で果たした。

今日のお席は桟敷「東5の2番」。

「尾上眞秀」さんの緞帳。文字は母である「寺島しのぶ」さんが書いたそうです。シャネルで制作したもの。丸のパーツを8900枚、組み合わせた。右上に音羽屋の家紋。立派。

菊五郎さんの孫だけれど、本家とも思えるほどの待遇だ。これにはお母様も嬉しいでしょうね。

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
工藤左衛門祐経:中村梅玉
曽我五郎時致:尾上松也
曽我十郎祐成:尾上右近
小林朝比奈:坂東巳之助
化粧坂少将:坂東新悟
八幡三郎:中村莟玉
梶原平次景高:中村吉之丞
近江小藤太:中村亀鶴
梶原平三景時:大谷桂三
鬼王新左衛門:大谷友右衛門
大磯の虎:中村魁春

「寿曽我対面」は親の仇を演じたもの。正月には必ず演じられたそうで300年の歴史を持つ重要な演目だそうです。1000を越す演じ方があったらしいが、河竹黙阿弥が整理をし、明治18年にまとめて、それがまた人気に。敵討の話だが戦闘シーンはない。問い詰めていく芝居。親の仇を初めて会うスリリングなもの。工藤祐経が仇だが顔も知らない。宴席に行って顔を確認する。そして本当に仇なのかを確認する。舞台は豪華。演奏も立派。同じ幕でさまざまな役が全部出る。

主役の兄は和事。女性的、首すじが見えて色っぽい。大阪で発達した。初代・市川團十郎で発達した。弟は荒事。荒っぽい動作。蝶がモチーフ。良いお芝居です。

お弁当は「観劇弁当」。2,200円。

二、若き日の信長(わかきひののぶなが)
 十二世市川團十郎十年祭、大佛次郎・作、守屋多々志・美術原案
織田上総之介信長:市川團十郎
木下藤吉郎:市川右團次
弥生:中村児太郎
五郎右衛門:市川男女蔵
甚左衛門:大谷廣松
監物:市川九團次
林美作守:片岡市蔵
僧覚円:市川齊入
林佐渡守:市村家橘
平手中務政秀:中村梅玉

すみません、思いっきり寝てしまった。なんてことだ。

三、音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)
今井豊茂・脚本、尾上菊五郎・演出
  岩見重太郎狒々退治
  初代尾上眞秀初舞台
岩見重太郎:初舞台・尾上眞秀
弓矢八幡:尾上菊五郎
長坂趙範:尾上松緑
藤波御前:尾上菊之助
大伴家茂:市川團十郎
渋谿監物:坂東彦三郎
趙範手下鷹造:坂東亀蔵
腰元梅野:中村梅枝
村の若い者萬兵衛:中村萬太郎
同     光作:坂東巳之助
同     佑蔵:尾上右近
重臣布勢掃部:市川團蔵
局高岡:中村時蔵
重臣二上将監:坂東楽善

待ってました。尾上眞秀さん、初舞台。これの前の幕間にイヤホンガイドは眞秀さんにインタビューをしている。野球はチームでやっていてセカンドを守っている。サッカーは部活でやっている。お風呂に入っている時はホッとするそうです。「菊五郎お爺さんのカッコ良いのは?」との質問には「弁天小僧」と。フランスでも公演したいと。「何をやってみたい?」との質問に「弁天小僧」と答える。フランス語は「パパが話しているのを聞いている」そうです。「歌舞伎以外には何になりたい?」の質問に「俳優」と答える。「TVの仕事と歌舞伎の仕事、どちらが良いですか?」の質問には「TVは何度も同じシーンを撮る。歌舞伎は一発。歌舞伎の方が好き」だそうです。学校の勉強では「理科が好きだけど成績は良くない、国語は好きじゃないけどAをとる」と。「立役、女形どちらもやります、宜しくお願いします」と話す。良い坊ちゃんですね。

フランス大使館の記者会見で「本人が眞秀と名乗りたい」と話したそうです。眞秀を「まこと」と読んだタイトル。「音、菊」の文字が入っている。2012年9月生まれの小学5年生。祖父は尾上菊五郎、祖母は富司純子という芸能一家に育つ。

そして開幕。眞秀さん立派です。お稽古を積みましたね。後ろで團十郎さんが見守る場面がある。團菊はライバルでもあり、友でもあり、という感じがする。良い演目でした。

外に出る。

今月も歌舞伎座に来ることが出来て幸せです。銀座駅まで歩き、丸の内線に乗って帰ります。

歌舞伎座・2023年4月 鳳凰祭四月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座新開場十周年記念「鳳凰祭四月大歌舞伎」だ。今月も「歌舞伎座新開場十周年記念」。10年って、あっという間だね。

五月人形だ。そういう季節なんですねぇ。

エレベーターで上がりますと今月の看板。玉三郎と仁左衛門さん、良い感じです!

歌舞伎座よ、今月も来ましたよぉ〜。

この緞帳(どんちょう)は新しい。LIXILさん。「朝明けの潮」だ。新開場10周年を記念して寄贈したそうだ。

今月は市川左團次さんも出演予定だったのに、先日、お亡くなりなってしまった。寂しいものです。

お席は、1階・東7の2番。桟敷席でございます。隣に座る男性は、そのまた隣のご婦人達とご一緒でした。

一、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし):三世瀬川如皐・作
木更津海岸見染の場
赤間別荘の場
源氏店の場

与三郎:片岡仁左衛門
お富:坂東玉三郎
蝙蝠安:片岡市蔵
番頭藤八:片岡松之助
五行亭相生:市村橘太郎
海松杭の松五郎:中村吉之丞
お針女お岸:中村歌女之丞
赤間源左衛門:片岡亀蔵
鳶頭金五郎:坂東亀蔵
和泉屋多左衛門:市川権十郎

これを観るのが希望です。仁左衛門さんと玉三郎さんだ。仁左衛門さんがこの役を始めて演じたのは昭和57年3月の歌舞伎座。玉三郎さんの初演は守田勘弥さんと演じたそうだ。

「いやさ、お富、久しぶりだな」、待ってました!

このお二人でのお芝居をいつまで観ることが出来るだろう。この時代に生まれて良かった。この役はお二人にピッタリです。

お弁当は「桟敷席のお弁当」でございます。届いてます。今日は5,000円の高い方でございます。

ふふふ。

ジャン。お吸い物は水筒に入っていて暖かいまま頂きます。美味しい〜!

二、連獅子(れんじし):河竹黙阿弥・作
狂言師右近後に親獅子の精:尾上松緑
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上左近
僧蓮念:坂東亀蔵
僧遍念:市川権十郎

松緑さんと息子の左近さん、息子さんは17歳だそうです。松緑さんは幼くしてお父さん、そしてお祖父さんを亡くし、一緒にこの役を演じてはいないそうです。だから今回は本当に嬉しいでしょうね。そしてキッチリと踊ります。さすがだ。上手い!

最後の気振りは圧巻の強さ、スピード。場内は拍手喝采。これを観ることが出来て嬉しい。

本日、買った写真は3枚。

写真売り場では長い列が出来ていて待った。皆さんは20枚以上買う人多し。凄すぎる。私はまったくもって少ない方でした。