歌舞伎町大歌舞伎@THEATER MILANO-Za

新宿は歌舞伎町の「THEATER MILANO-Za」で歌舞伎を観る!

この新しい建物に入るのは初めて。今日はダンナも一緒に来てる。ところで何階にあるかも調べずに来てしまった。すると和服をお召しになったご婦人がいらして、おそらくは劇場に行くだろうとついて行った。正解。それは6階でした。しかしエレベーターは「6階は止まらない」と。あらら。5階で降りてエスカレーターで上がる。

イヤホンガイドがありました。2台借りる。そして、お席へ。12時スタート。

1階H列15番、16番。中央に位置している。

正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
一、流星(りゅうせい)
〈正札附根元草摺〉
曽我五郎時致:中村虎之介
小林妹舞鶴:中村鶴松

虎之介さんと鶴松さんの美しくも凛々しい舞。ステージは歌舞伎座に比べて横には狭い。花道もない。その分、親近感を感じる。

〈流星〉
流星:中村勘九郎
牽牛:中村勘太郎
織女:中村長三郎

親子3人での舞。親子3人です。感無量。父上の勘三郎さん、お祖父様の勘三郎さんが見たら泣いてるな、きっと。よくよくお稽古しています。上手い。長三郎さんが可愛らしい。勘太郎さんは凛々しく舞う。これからが期待出来る方々です。

ここで休憩がありました。30分くらいか。この休憩でお弁当を食べている人が何人もいらした。なるほど。その手があったか。大急ぎで家で食べてきた身としては感心することしきり。

二、福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)
落語「貧乏神」より、小佐田定雄・脚本、今井豊茂・演出

貧乏神おびん:中村七之助
大工辰五郎:中村虎之介
貧乏神すかんぴん:中村勘九郎

七之助さんのおびんが可憐で、虎之介さん演じる辰五郎を立派に立ち直させる。何ともお芝居らしいストーリー。花道がないから、客席の道を通る。すぐそばを通るから拍手喝采。そして最後がハッピーエンドで終わるのは嬉しい。劇場を出た後も笑顔になるお芝居。

新宿は歌舞伎町でこんなに良いお芝居を観ることが出来て幸せです。

演が終わるとエスカレーターやエレベーターが混み合うことを避けるため一列ごとに立ち上がり、進みます。その前にこちらも見て行きましょう。

のぼりが美しい。

本日の出し物。

ダンナはお土産を買います。「歌舞伎座 雷おこし」、美味しいです!