「映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?」斉藤守彦・著。
私の映画の師匠、斉藤さんの書籍。
これね、ホントここまで書いちゃって大丈夫?と心配しちゃいます。
ところが我が国の映画産業は、この「製作」「配給」「興行」が同一資本によって一貫経営されている。つまり、生産者と卸問屋と小売店が、同じ財布を持っているのだ。
そのことで、
配給会社が興行会社を、つまり「卸問屋が小売店を支配」関係となっている。
映画の料金が、どのようなきっかけで、どのぐらいずつ値上がりして来たのか、様々なデータからはじき出している。「どさくさまぎれの料金値上げに、ポリシーはあったのか」ってなタイトルからもわかるように、かなり核心に触れていると思われw…。
斉藤さんのおかげで、何十年かぶりに映画館(シネコン)に足を運び、あの頃(私20歳代だから1980年代か!)と今のシネコンの違いに驚き、なんて快適に映画を見ることが出来るようになったのか!と喜びを覚えております。
しかし!!!
現在では入場者の18%しか1800円の料金を払ってないということだが
エー、本当ですか?
あらら、私はその18%の人間!
いろいろな方法を駆使すると、結構安い価格で見ることが出来るのね!
そうね、1,800円払ってつまらない映画に当たってしまった時はガッカリ感が強すぎて二度と行くもんかと思っちゃうだろうし、仮に1,000円でつまらなかったとしても自分的には納得がいく。それに1,000円なら気楽に映画館に行ける。ま、せめて1300円ぐらいがいいなぁ。中でドリンクを買っても2000円でお釣が来るぐらいが嬉しい。
この本は、映画を愛してやまない斉藤さんの、もっともっと映画を見よう!という思いが込められています。
先日、アバターを3Dで見たけど(こちらは2,000円ですけど)、それはもう本当に美しくて、これは家庭の画面での再現は無理です。これゾ、大きなスクリーンで見る醍醐味。これを見るきっかけをくださったのも斉藤さんであります。ありがとうございます!今年はもっと映画をたくさん見よう〜。レディスディの1,000円使って!と思う今日この頃であります。