マイルス・カフェ(ケイ赤城クリニック)

マイルス・カフェ(ケイ赤城クリニック/超初心者ジャム)に参加した。

あの「ケイ赤城」さんですよ!
1989年ー1991年・マイルスデイビスと演奏したピアニストですよ!
そのケイ赤城さんがクリニックをしてくださるという、とんでもない企画に参加させて頂いた。

「はじめてジャム」から始まって超々初心、超初心、初心者、初心者上級、MOEMI TRIO(←ほとんどプロのような方々)まで(16時から23時)マイルス・カフェは大盛り上がり。

みんな緊張しまくりっス(^ー^)
アタクシは2週間も空けてしまい、その間ろくな練習もしてないから、ただでさえボロボロなうえに緊張しちゃって、何がなんだかイイトコなし。情けない。

そんな私にもブルースを目の前で弾いてくださり、ありがとうございます。

すべてのクラスを見学していた。心に残る言葉があっちこっちに。私も、見学者も、そしてマイルスもメモを取る。アメリカで活躍するプロの空気を胸いっぱいに吸い込んで、興奮しまくっておりまする。

CDにサインを頂きました。ありがとうございます。

はじめてジャム

2・4でとる。
八分音符で引き続けるのではなく、もっと短く切ってみて(間をあける)。
僕はいつでもメトロノームを持っている。これで2・4でとる練習をするんだ。

超々初心者(Bags Groove)
ソロを歌ってみて。
もっと裏で感じて。

超初心者(Now’s the time)
(管楽器が8人と多かったので)テーマの頭をちゃんとあわせる。
テーマを忠実に弾くと、もうそれはスィングしているんだ。

初心者
譜面を見ない。
アドリブは、その曲のテーマを感じることが出来るように。だから、譜面を見てコードを追いかけているようでは、それは出来ないよね。
(最後の小節数が合わなかった時)Jazzは高度になればなるほで、実は曖昧になる。それに呼応する。
アドリブは、引き続けない。息を吸う。
<Four>
この曲は奥が深い。難しい曲なんだ。半音の違いが感じられるように。それがモダンJazzらしいところ。

初心者上級
このクラスはドラムが6人もいて、管楽器がいない。ピアノトリオに。
<酒とバラの日々>
この曲は映画音楽で、その映画というのは「酒におぼれてボロボロになった人の話」、最近は明るく演奏されることが多いようだが、もっとドロドロの話、その中から幸せを見つけてというそういう感じがどうやったら出るか?
例えば、(ピアノ)メロディを両手でオクターブのように弾いてみて。
ピアノトリオは3人でもオーケストラ。ピアノは、どの場面でどの音域を使うといいか、いつも考える。

MOEMI TRIO(ピアノトリオ)
ピアノは芸大の高校を出て、ジャズの道に入ったお嬢さん。うまい。
曲はご自分でアレンジしたもの。そのアレンジもよい。
(3曲続けて聞いた後)音がきれいだ。ただ、きれいなだけではJazzじゃない。きれいな音と汚い音、その時の一瞬に出る音がある。
ジャズは旅なんだ。

ケイ赤城さんの言葉によって、皆さんの演奏がガラっと変わる。驚く。
特にスイング感。

それから、コードの解釈(日本でよく使われている本は、アメリカでよく演奏するコードとは異なるところがあるようで、こうした方がいいでしょ?なるほどーと)コードは奥が深い。ジャズは深い。改めて思った次第。

なにか頭をガーンと殴られたような(実際に頭を殴られて事はないので、あくまで想像ですが)衝撃を受けた。

マイルス、こういった機会を本当にありがとうございます。