読書:ラストレター

「ラストレター」木藤亜也・著。
ラストレター

副題は、「1リットルの涙」亜也の58通の手紙
TVドラマでは亜也さん役は、若くてかわいらしい沢尻エリカさんが演じていたので、亜也さんの年齢は私よりずっと下だと思っていた。

この本を読むと、あらら、昭和37年生まれなのね。ってことは私の2学年下(年では1つ下)とは驚いた!「山口百恵主演の映画」や、「ポールモーリア」や「サイモン&ガーファンクル」が出てきて、あー、同じ時代を生きていたんだ、と思う。

その時代、家庭のトイレは和式が一般的だった。
障害を持つ人にとって、今より何倍も、生活はきつかったと思う。

バリアフリーという言葉はなかったし、車椅子で外に出る人はほとんどなかった。だから、「本屋さんに行きたい」と書いてある部分、「今」ならば、もっと、かなえてあげられたでしょうにね。

そんな大変な暮らしの中、友人達との手紙のやりとりが彼女をささえていることがわかる。TVで見る何倍も大変な生活だったんだ。私のこの健康な時がいつまで続くのかわからないが、今を精一杯生きたいと、そう思った。