親戚へご挨拶など

横浜の弟一家と待ち合わせて、母の叔母が住む「逗子」に向かう。

母の叔母(母の母の妹)は、88歳になってから、娘夫妻を頼って、気仙沼の家を畳んで逗子に移住した。耳が遠くなった上に気仙沼弁しか話すことの出来ぬ人が、逗子でどんなにか心細かろうと母は心配している。(母は)自分の母親を亡くし、顔立ちがよく似た叔母のことを母のように思っている。

意外にもお婆ちゃんは前よりも元気になり、90歳を超えたというのに、数年前よりも若々しく感じる。逗子に移住してすぐの時は、心細くて引きこもっていたようだが、観念したのだろうか。積極的な人生を歩んでいるように見えた。人間はたくましい。

夕方は、今回のメインイベント、母の孫(私の弟の娘)の入学祝いのランドセルを購入に行く。孫の成長が楽しみな母なのであります。
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ついでに「お姫さまみたいなドレス」を買ってもらった姪っ子2人の満足そうな写真を。やっぱり女の子はお姫さまが好きなのねー。
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新国立美術館 & 六本木ヒルズ・展望台

母と東京見物。六本木へGoー!

乃木坂駅を出て、6番出口から直結になった「新国立美術館」に行く。黒川紀章の斬新な建物がすごい。私、建築の事は知りないが、見るものの心にズッシリと残る作品だと思う。
新国立美術館前の母

新国立美術館

新国立美術館

入場料は無料。無料で見ることが出来る展示はあるが、企画展は別途料金がかかる。
私のお目当ては「異邦人たちのパリ 1900 - 2005(ポンピドー・センター所蔵作品展)」で1500円。中に入るや、私の好きな藤田嗣治の絵が迎えてくれる。ある時期、私は彼の絵画(の印刷物)を部屋に貼っていたっけ。

しかし母は、この年代のアーティスティクな絵画がわからないため、気仙沼人らしい大きな声で「えーーー、あんだ、これ、いいド思うスか?」「ハッパわがんね」と言っては、二人で笑いながら、館内をグルグルと見てまわる。わからないながらも母は(おそらくは気仙沼人の多くが)文化的な事に触れるのが大好きだ。

館内は広い。天井が吹き抜けになっているから、余計に広く感じるのかもしれない。2Fでお茶する。いい空間です。これからもチョクチョク来てみよう。
新国立美術館でお茶する母

お茶してます

「あそこが六本木ヒルズ」と指差すと母は「行ってみたい」と言い、六本木ヒルズに移動。午後に行く予定の「親戚への手みやげ」の大きな紙袋を2つかかえて六本木を歩く。

大きなビルはすぐそこに見えるが、それなりに歩く。六本木ヒルズの真下に到着すると、「上に登ってみたい」と母は言い。母は高いところを見るや「登りたい」と言う。(登山の経験もないのに)富士山・頂上に登って父を驚かせた。そういう人ですから、いざ、展望台へ。
六本木ヒルズ

「東京タワーが小さく見える」と母が言う。「昔の東京タワーはもっと大きかった」ってw。いやいや、東京タワーの大きさは変わらないって。
六本木ヒルズ・展望台

時間がなくて駆け足だが、東京の街を一望す。東京は、なんてゴチャゴチャなんでしょ。その混沌としたところが東京の良さかもしれない。