読書:すごい考え方

「すごい考え方」ハワード・ゴールドマン・著、松林博文・翻訳。

以前、読んだ「すごい会議」と同じ著者、装丁も似てる、ので読んだ。
全体には、周知のことが多く、事例が少ない点が残念である。同じ著者であっても、訳者が違うとこうなるのかと、その違いを比較するのもおもしろいかも。

夕食会で私は「会社が成功するための条件にはどんなものがあると思いますか?」とハワード氏に尋ねてみた。すると彼はしばらく考えて「そうだね、雰囲気(ムード)がいいということかな」と答えた。

これは嬉しい。私が経営する上で大切だと思っていることは「よい雰囲気作り」だ。けど、IT企業で働く若き社員らに「よい雰囲気をつくりましょう~」と実にやさしい言葉で語りかけても、もっと小難しい言葉や横文字を並べた、いかにも頭良さそうな言葉でないと、あまり納得したくない者もいる(と思う)ので、最近は、言葉には出さずに、影ながら努力をしているわけだが、ハワード氏のような方が言ったとあらば、私も声高に言ってもいいだろう。

ま、そういうわけで、いろいろ声をかけるのであって、どうぞ、嫌がらずに相手してくださいね、スタッフの皆さん。

読書:リーダーのためのとっておきのスキル

「リーダーのためのとっておきのスキル」石田淳・著、小阪裕司・監修。

著者は「株式会社ウィル PM インターナショナル」と「株式会社ウィルエドゥケイトスクール」の代表。アメリカの「ADI社」の日本代表も務める。

「IS行動科学マネジメント」とは、ADI社が開発したマネジメント手法をベースに試行錯誤を重ねてアレンジをしたものに、そのように命名したようだ(ISが何の略かはわからないが)。

「IS行動科学マネジメント」は、データを中心とする人間行動の法則です。

「IS行動科学マネジメント」の人材育成には、大きく分けて5つのステップがあります。
 1.行動を分析し、「行動のレパートリー」を考える
 2.行動の核を見つける
 3.チェックリストを作る
 4.行動することを「快」につなげる
 5.理念をインストールする

「行動科学」という言葉は、「犬のしつけ」の本で、よく目にした(笑)

会社経営にこそ「行動を科学する」ことが必要だと思い、私なりに取り入れてはいる。がしかし、、、部下を指導(というか伝授)する際に、なかなか思うように伝えられないことが多い。著者が書いているように「行動を書き出し、分析すること」を取り入れてみようと思う。(著者も書いてるが)中小企業では、マネジメントにお金をかけられない。お金をかけずに成果を上げる方法を私も模索中だ。