「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」ジェフリー・S・ヤング、ウィリアム・L・サイモン・著、 井口耕二・訳
やっと読み終わった。ふ~。途中で飽きたけど辛抱して最後まで読んだ。
私はMacとMacOSが大好きで、それを作り上げたジョブズという人にも興味がある。ジョブズの基調講演(プレゼンテーション)は人を魅了する。また、逸話の数々もおもしろおかしく伝わってくる。
いろいろなご苦労の後、iPodとiTMSによって大成功(ピクサーも成功)というストーリーは、非常におもしろい。
けれど少々、首をかしげたくなる記述もある。例えば、ジョブズが基調講演に着るシャツは、ある有名なデザイナーのものだと聞いたことがある。しかしながら、この本では「黒い安物のタートルネック」と記述。最後の方で「いかにジョブズがデザインにこだわるか」と書いているのに、そのジョブズが、基調講演に着る服にこだわらないはずはない、と私は思ったりする。
でもまぁ、私は直接、ご本人に聞いたわけでもないから、本当は安物かもしれないし。そんな細かい部分はおいといて、よくまぁ、こんな事も取材したなーと思う箇所も多く、様々な人間模様はおもしろい。