読書:すごい考え方

「すごい考え方」ハワード・ゴールドマン・著、松林博文・翻訳。

以前、読んだ「すごい会議」と同じ著者、装丁も似てる、ので読んだ。
全体には、周知のことが多く、事例が少ない点が残念である。同じ著者であっても、訳者が違うとこうなるのかと、その違いを比較するのもおもしろいかも。

夕食会で私は「会社が成功するための条件にはどんなものがあると思いますか?」とハワード氏に尋ねてみた。すると彼はしばらく考えて「そうだね、雰囲気(ムード)がいいということかな」と答えた。

これは嬉しい。私が経営する上で大切だと思っていることは「よい雰囲気作り」だ。けど、IT企業で働く若き社員らに「よい雰囲気をつくりましょう~」と実にやさしい言葉で語りかけても、もっと小難しい言葉や横文字を並べた、いかにも頭良さそうな言葉でないと、あまり納得したくない者もいる(と思う)ので、最近は、言葉には出さずに、影ながら努力をしているわけだが、ハワード氏のような方が言ったとあらば、私も声高に言ってもいいだろう。

ま、そういうわけで、いろいろ声をかけるのであって、どうぞ、嫌がらずに相手してくださいね、スタッフの皆さん。