歌舞伎座・2009年1月壽初春大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座は2010年4月の公演を最後に建て替えが決まっている。
それまでの16回は「歌舞伎座さよなら公演」で、それが今月から始まった。
まだ歌舞伎座に行ったことがない方は、これが本当に見納めになるから、一度、足をお運びくださいまし。

チケット代は、これまでより少し高いが、満員御礼。
今夜のチケットは、数日前にWEBで買うことが出来た。
一等18,000円(1階10列32番)。

演目は、
1.壽曽我対面(ことぶき そがたいめん)
2.春興鏡獅子(しゅんきょう かがみじし)
3.鰯賣戀曳網(いわしうり こいのひきあみ)

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「壽曽我対面」は、実に華やかな配役。
工藤祐経:松本幸四郎、曽我五郎:中村吉右衛門、曽我十郎:尾上菊五郎、舞鶴:中村魁春 、それに、染五郎 、松緑、菊之助らの若手も出ている。

吉右衛門は見せますねー。好きな役者です。お正月らしい出し物です。

「春興鏡獅子」は、中村勘三郎。
鏡獅子は毛ぶりが有名だが、実は踊りの大半は小姓弥生の舞がほとんど。
この演目のイヤホンガイドは西形節子さん。

私は共立女子短大時代に日本舞踊研究会に所属しており、西形先生に日本舞踊を学んだのであります。西形先生は共立女子大で教鞭をとってらしたのです。日本舞踊研究会は当時、部員数が少なく、かろうじて学校の認定を受けていたものの、お稽古は広尾の先生のお稽古場に通っていた。

それ以来、先生にはお目にかかった事がないが、いつもイヤホンガイドで声を聴いております。それで、日本舞踊の名手がガイドしますから、踊り手ならではの解釈が入り、実に興味深い。

弥生の舞いは、見た目以上に中腰で立ち、ゆったり・しっとり踊り上げる点は、踊り手には本当に大変のようだ。さらに2つの扇をたくみに操らなくてはならない。これを振り付けた九代目・市川団十郎という人は、何って才能だろうか。

イヤホンガイドによると、九代目は「扇に気を取られるのではなく、あくまでも自然に踊り上げること」としているようだ。「曲芸ではないのだから、少しぐらいの失敗よりも、あくまでも踊り手として自然に舞うこと」のようだ。

初めて玉三郎が鏡獅子を踊った時に、「ああ、弥生ってこんなに美しいんだ!」と気づいて驚いた。そして、当代・勘三郎の当たり役。(私の勝手な想像ですが)勘三郎は玉三郎の鏡獅子の後では弥生を、とてもしっとりと踊るようになったと思う。玉三郎の弥生を研究したのではないかと、勝手に想像している。

その勘三郎丈は10年前よりも痩せていて、10歳年をとったのにむしろ若く見える。初々しい弥生をしっとりと舞い、その後の獅子はダイナミックに踊り上げる。勘三郎の鏡獅子は、いまだに成長しているように思う。

ただ、毛ぶりの箇所は、連獅子で親子で舞う時の方が(張り合っているからか?)、もっと威勢が良いように思えたのは気のせいか?

胡蝶は、片岡千之助(片岡孝太郎の息子、片岡仁左衛門の孫)と中村玉太郎(中村松江の息子)。どちらも8歳だそうです。これからも良きライバルとして、良き友として歩むのでしょうね。少し前まで、胡蝶を中村勘太郎、七之助が舞っていたのに、時の流れはなんて早いのでしょうか。

「鰯賣戀曳網」は、何度見たことか。
三島由紀夫の作品。
「伊勢の国ー、阿漕浦(あこぎがうら)の、猿源氏(さるげんじ)が、イワシこーいー」という名セリフ。演技の一つ一つ、覚えている。

勘三郎と玉三郎の当たり役。
実に楽しいお話。
(イワシ売り(勘三郎)が殿様に化けて、実は姫様の遊女(玉三郎)に会いに行くというストーリー)。初めて歌舞伎をご覧になる方は、こういった楽しい演目がよろしいかと思う。

歌舞伎のおもしろさは、その舞台美術にもある。
この演目では、幕が上がると「(京都)五十大橋」がドーンと中央に描かれ、背景は黒。黒は夜を表すそうだ。その構図が見事。

舞台がはねた後の歌舞伎座。
初春歌舞伎とあってか、和服のご婦人を多く見かけた。
不景気もなんのその。ここは華やかな場でした。
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歌舞伎座の正面玄関入ったところから2階を見上げる。
ここはカメラで撮影OKと許可を頂き記念にパチリ。これもあと1年ちょっとで見納めとなります。
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お正月らしい飾り付け、羽子板も飾ってありました。
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歌舞伎座・9月秀山祭九月大歌舞伎(夜の部)

週末にがんばった甲斐があり、仕事は山を越えた感じの本日。
歌舞伎座へ。
歌舞伎座・9月秀山祭九月大歌舞伎(夜の部)

今月もまた土日のチケットが取れずに今日のチケットを押さえていた。
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演目は、

1.近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
2.鳥羽絵(とばえ)
3.河内山(こうちやま)

「近江源氏先陣館」では、玉三郎が佐々木盛綱(吉右衛門)の妻・早瀬を務める。
このお話では、父の為に、幼い小四郎が自害する。
そのシーン、年配のご婦人はおもわず目頭を押さえています。私の左隣の方は、涙が止まらぬようでした。

小四郎には、橋之助の三男・宜生(よしお)丈。

「鳥羽絵」は、中村富十郎、鷹之資親子です。
鷹之資丈は初めて見ました。あどけなくも凛々しい顔立ちで、踊りのうまい富十郎から仕込まれていますから、2人の踊りは見応えがあります。将来が楽しみな鷹之資丈。

「河内山」は、吉右衛門の当たり役。
札付きの悪・坊主お河内山を見事に演じます。
私は、、、不覚にも、、、30分近くも寝てしまいました。大変、申し訳ないです。この頃の寝不足と、吉右衛門に安心感があるのと、ご飯を食べた後、という3つが重なり、いい場面で寝てしまうという情けなさ。

ハっと目をさました後からは、吸い込まれるように見入りました。うーん、もう一度見たい。。。

赤坂大歌舞伎

赤坂サカス」に出来た「赤坂ACTシアター」で「赤坂大歌舞伎」が行われた。
土日のチケットが取れなくて、本日のチケットを入手していた。

赤坂サカスに行くのは初めて。
オオ、赤坂がすっかり変わりましたねー。

シアター前には「のぼり」が立ち並び、現代的なビルの間に、そこだけ江戸情緒あふれる芝居の雰囲気が出ています。
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赤坂大歌舞伎
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本日の演目は
「狐狸狐狸ばなし」「棒しばり(舞踊)」

「狐狸狐狸ばなし」は勘三郎が好演します。
ちょっとした化かし合いがテーマです。
女房が亭主をだます。
亭主が女房をだます。
そして、、、。

勘三郎はドンドン父の顔に似てきますねー。前は全然似てないと思ってたんだけど、私が見た先代の勘三郎の年齢に近づくに従い、似てきます。

勘三郎の持ち味が充分に出ていて大爆笑です。
歌舞伎を難しいと思ってらっしゃる方、実はおもしろい話も多いんですよ。

「棒しばり」では勘太郎、七之助が好演。
この2人の踊りは見るたびにうまくなっている気がします。将来が楽しみです。

歌舞伎座・8月納涼大歌舞伎・第3部

歌舞伎座・8月納涼大歌舞伎・第3部。

今月も人気の演目でチケットを取れずにいたのですが、数日前にネットでチェックすると、数枚あるじゃありませんか!こういう事もあるんですね。

日付を迷っている数分の間にも、そのチケットはドンドン売れてしまいます。これは迷っている場合ではない。

本日分は桟敷席が1枚だけある!(桟敷席・東8-2)
エエイ取っちゃえ(14,000円)。
いつもは昼夜の2部構成ですが、今月は3部構成なので、チケットは通常より安い(通常は桟敷席が17,000円)。

会社を少し早引けさせて頂いて、歌舞伎座へ。
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演目は「紅葉狩(もみじがり)」と「野田版 愛陀姫(あいだひめ)」

紅葉狩は、勘太郎が「更科姫実は戸隠山の鬼女」を好演。
舞台は紅葉一色で美しい。
その中で、常磐津、長唄、竹本が3方に並び、交互に演奏します。その掛け合いが見事。

踊りは、初演の九代目市川団十郎が振り付けたもの。扇子を2本持っての難しい踊りが続きます。勘太郎は上手くなりましたねー。子役の頃からうまかったけれど、しっとりと踊り上げます。

「山神」という役で難しい踊りを踊るのは坂東巳之助。前に観た時はほんの子役の時だったと思うけれど、すっかり立派な青年になりました。踊りが上手い。父も、祖父も踊りの名手ですから、さすがです。この踊りは、四代目芝翫が振り付けたそうです。

幕間、今日はお弁当にビーフシチューを予約してみました。
前に「限定10食」と書いてあるのを見て気になっていたのです。それに東銀座はビーフシチューの名店が多いので、幕間に行って食べたいのですが、それには時間が足りない。

さて、このビーフシチューは和風で、このような土鍋に入っていて、火で暖めてくれています。美味しい。ご飯にお新香、サラダとデザートが付いて2,200円。
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桟敷席に座ると「桟敷席に運んでくれるお弁当」があります。そちらは3,500円。私の隣の、和服のお品の良いご婦人達は、そちらを食べていたようです。桟敷席に座る時は、着るものにも気を配りたいものです。ところが、私は白いポロシャツに短パンですからー、、、いけません。次回はきちんとして行きたい。

もう一つの演目は「野田版 愛陀姫(あいだひめ)」
これがお目当ての方も多いと思います。会場には補助椅子が出て大盛況。

オペラ「アイーダ」を元に、野田秀樹が歌舞伎用にアレンジしたもの。
濃姫を演じる勘三郎が、悲しくもおかしいです。

それにしても、古代エジプトという舞台を、日本の戦国時代・尾張と美濃という設定がおもしろいですね。それに歌舞伎の様式美を取り入れた新しい試みです。私は、音楽的には、もっと和楽器を多様して欲しいと思いましたが、どうでしょうか?

野田版歌舞伎は3作目です。他はまだ見ていません。シネマ歌舞伎など映画になっているものもあるので、観てみたい。

歌舞伎座:7月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座・7月大歌舞伎・夜の部を母と観ます。
歌舞伎座に母を連れていくのが、私の唯一の親孝行でしょうか。

母には昼の部がよかったろうと思うが、午後に東京に着くので昼の部には間に合いません。夜の部にて泉鏡花の世界を堪能します。
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今日は花道近くの前から3番目という良いお席がとれました。

演目は「夜叉ケ池」と「高野聖」の2本。
「夜叉ケ池」は玉三郎が監修で、猿之助の門下生「21世紀歌舞伎組」の皆さんが好演します。けど師匠の猿之助が出ていない舞台というのは、なにか一つ物足りない気がします。なんでしょうか「華」というのは、持って生まれたものなのか、何でしょうか。でも、皆さんは好演しています。応援したいですね。

さて、お目当ては「高野聖」です。
この演目は昭和29年、中村扇雀時代の坂田藤十郎と簔助時代の八世坂東三津五郎が演じて以来だそうです。

玉三郎と、高野山の修行僧・宗朝は海老蔵が演じます。

「行ってはいけない」と言われる道を、ひょんな事から入ってしまう宗朝(海老蔵)。そして出会ってしまった女(玉三郎)。

玉三郎の怪しい妖艶さが実に良いのです。
この役柄をこのように演じられる人って、他にいるだろうか、などと思ってしまう。

この世界は、海老蔵にはちょっと難しかったかな。やっぱりここは、片岡仁左衛門さんにやってもらいたいと思ったりします。

玉三郎と海老蔵の入浴シーンは着物を脱ぐ時は岩の後ろで行いました。照明も暗くしていますから、前から3番目でも肌はぼんやりとして見えません。そのまま、水の中に入ります。舞台から少し低くなったところに入ると、舞台には肩から上しか見えません。おもしろい演出だと思いました。

最後のシーンは、不思議な世界を中村歌六さんが説明します。語りのうまさ。こういった役柄が、この芝居に深みを与えるのだと思います。

歌舞伎座:7月大歌舞伎

歌舞伎座・7月大歌舞伎・昼の部を観る。

歌舞伎座前には、大きなポスター。
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贔屓の玉三郎は、義経千本桜/吉野山と川連法眼館の「静御前」を演じる。
海老蔵とのコンビは、その年の差が親子ほどあるというのに、それを全く感じさせない美しさ。

海老蔵は久しぶりに観たが、丁寧に演じていて、それでいて大胆で、なかなか立派になってきたなぁ、と思う。

前に観た時は、はりきりすぎて声がつぶれてしまっていて心配したが、今日は声もよく出ていた。

狐になってからの演技は、非常にダイナミックに身体が動いている。
私がこの演目を最も多く観たのは、市川猿之助である。

猿之助と比べては失礼というものだが、あえて比べてみると、ジャンプ力とかそういうのは海老蔵に軍配があがる。若いですからね。情という面においては、猿之助にはかなわない。現・勘三郎は、猿之助と甲乙付けられないなと思ってはいる。

ただ、海老蔵の若さを思うと、この世代では明らかに海老蔵が引っ張っていくだろう。これだけ人気があり、ルックスも良いのに努力を怠っていない。親を始め、まわりの指導もよろしいのでしょうね。

玉三郎は、文句なしにすばらしい。踊りはすばらしく、声は良く通る。今月は昼・夜と重要な役柄が続くので、身体に気を付けてください。

人気役者が出るとあって、本日の歌舞伎座は補助椅子がたくさん出ていました。

シネマ歌舞伎「ふるあめりかに袖はぬらさじ」

シネマ歌舞伎「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を観に、東銀座の「東劇」に行く。
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シネマ歌舞伎を観るのは「京鹿子娘二人道成寺」に続いて2度目。

平成19年12月に歌舞伎座で公演した様子をHDカメラで撮影して、スクリーン上映するというもの。

「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は有吉佐和子が書き、杉村春子が初演。その後、玉三郎が演じて当たり役となり、シネマ歌舞伎制作になった。

昨年の12月の歌舞伎座に行くことが出来なかったので、シネマ歌舞伎になるという事を楽しみにしていた。

シネマ歌舞伎は舞台とは異なる。
映画とも違う。
舞台を撮影しているので、観客の反応が入る。笑い、拍手、、、etc.
私もその場にいるような感覚になる。

玉三郎が上演する時はいつも満員で良い席が取れない。売り切れてしまう事もしばしばある。その点、こんなに間近に演技を観ることが出来るのは大変、嬉しく思います。

けれど、やはり舞台とは異なりますから、舞台の臨場感、壮大さは、やはり劇場に足を運んで、リアルで観るに限ります。シネマ歌舞伎は舞台とは別ものだと思います。

月曜日の夜ということもあってか、会場はすいていました。
もう一度行って観たいです。予定を確認すると、、、もう行けないかな…。

参考サイト:
驚異の満足度 98.2%! 公開中のシネマ歌舞伎『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
玉三郎 シネマ歌舞伎『ふるあめりかに袖はぬらさじ』を語る

歌舞伎座(2008年4月昼の部)

4月大歌舞伎を見るために歌舞伎座(昼の部)に行く。
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本日は千秋楽。
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贔屓の坂東玉三郎が出演しています。
私の席は、1階の花道の(桟敷席側の)真横。

発売日の発売時間に歌舞伎会会員用のネット予約をしましたが、特別会員の方がいい席を押さえてしまうので、端の席しかありません。それでも見れるだけ幸せです。
なんといっても役者と演目がいい!

■本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
時蔵の八重垣姫、橋之助が武田勝頼を演じる。
どちらも品があっていい演技です。

幕間にロビーで、和服姿の橋之助の奥さん(三田寛子)とお子さん達を見かけました。お子さん達が大きくなったなーと思ったりして。歌舞伎ファンは子役の時から見てますから、親戚のおばちゃんのような気持ちで見ています。

■熊野(ゆや)
本日のお目当てはこれ。
玉三郎の熊野そして、仁左衛門の平宗盛。

2人の舞は絵のように美しい。
私の席は花道すぐですから、がぶりよりで玉三郎を見つめました。

でも、玉三郎の視線はいつも、こちらを見ているようで見ていないのです。
目があった気がするのは、単なるファンの願望でして。
大満足で写真も買っちゃいました。
                 
■刺青奇偶(いれずみちょうはん)
玉三郎のお仲、勘三郎の半太郎、仁左衛門の鮫の政五郎ですから、もうなんてったっていいんですよ。

玉三郎はお姫様役もいいけど、こういった、はすっぱな役もいいんです。
それと勘三郎とのやりとりが、もうおかしくて、おかしくて。
それでいて、幸薄い女性の、悲しい生き様が、涙をさそいます。

政五(仁左衛門)が半太郎(勘三郎)に捨て台詞で去っていくところ、カッコいいですね! 仁左衛門が立ち去った後、場内の拍手はなりやみません。

主役級以外の方も、花道そばで見ていると、すごいですよ。

歌舞伎座では、いろいろな品物が販売されているので、幕間にそれを見るのが一つの楽しみです。私はいつも記念の写真を買って、それから「最中アイス」を頂くのだが、今日は「茹で上げあずき(抹茶アイス)」にしてみました。ちょっと「あずき」が甘かったかな。
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歌舞伎座(2008年1月夜の部)

母が母の叔母を訪ねて、そして孫を見に、横浜に来ている。

「東京には寄らないがら」とか言ってるけど、
「歌舞伎みる?」と言ってみたら
「(チケットを)取れんのすか?」というので手配した。

そういえば私、趣味が歌舞伎鑑賞だったはずなのに、最後に観たのは、2007年2月に母と見て以来だから、ほぼ1年ぶりとはトホホのホ。

仕事の都合で1幕目には間に合わない。
2幕目の「連獅子」
3幕目の「助六由縁江戸桜」を見る。

「連獅子」は、松本幸四郎、市川染五郎/親子。
そういえば、この親子の連獅子を見るのは初めてかな。
中村勘三郎親子に比べると、比較的おとなしいという印象だが、踊りはきっちりとしていて、そして最後の毛ぶりでは染五郎が熱演。場内は拍手喝采。

「助六由縁江戸桜」は市川團十郎の十八番。
花道に出てきて、パシっと決まる姿はすばらしい。さすが・お家芸っすね。

中村福助の「揚巻(あげまき)」そして、中村芝翫が演じる曽我満江との場面。このように親子で演じる場面は、なんとも言えぬ気持ち。きっとあと数十年したら、今度は福助とその息子で演じているのだろう。

「助六」は、花魁が美しいし、内容はわかりやすく、それでいて歌舞伎の様式美がすばらしく、歌舞伎に不慣れな方にもお薦めしたい。母も大満足の様子。
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玉三郎・豪華写真集は50万円

先日、会社の人とマイケル・ジャクソンの40万円のチケットは高いだろッ、ってな話をしていたら、坂東玉三郎の豪華写真集(篠山紀信/撮影)は50万円。講談社から6月に発売。数量限定販売。すごい…。

それで、3月下旬(3/28)には、38,000円の写真集が出る。50万円を最初に聞いちゃうと3万8千円が安く感じられ、こっちなら買ってもいいかな、なんて思ってしまうのは、金銭感覚が瞬間的に麻痺してしまったに違いない。