歌舞伎座(昼の部)海老蔵/襲名披露

久々の歌舞伎座。
おととしの秋頃、会社合併話が出てから行ってない。1年と8ヶ月ぶりくらいだろうか? 歌舞伎の友、ジョイちゃんがチケットを取ってくれた。

先月と今月は海老蔵襲名披露で満席。
それでも当日券売り場には大勢の人が並んでいて、マイクを持った係の人が「当日券は一等の補助席が数枚しかありません。一人一枚ということではないので、並んでいただいても、お席の確保が出来ません」と何度も言ってるのに、帰る人がいない。どうするんだろ? 夜の部かしらん?

その人達を後にして、正面・入り口へとイソイソ。

昼の部では、海老蔵襲名の「口上」がある。
名門の御曹司の襲名だけあって豪華な顔ぶれ。すばらしい。本当ならお父ちゃんの團十郎もいるはずだったのにね。お大事になすってください。
久しぶりに見る雀右衛門は、お変わりなくてなにより。

私とジョイちゃんのお目当ては、海老蔵よりも、玉三郎仁左衛門勘九郎福助も出演している)の寺子屋だったりする。

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)のうちの「寺子屋」の場面は、松王丸(仁左衛門)と千代(玉三郎)が、道真公の遺児(秀才)の身代わりに我が子の首を差し出すという悲しい物語。封建時代には、こういう事が本当にあったんだろうなぁ。で、この身代わりになった子の名前が小太郎ちゃんなのであ~る。玉三郎演じる千代が「小太郎~」と呼ぶんだな。

海老蔵の鏡獅子は、前半のお小姓・弥生に堅さが見られるかな。後半の獅子の精は威勢があって力強い。踊りはもっとお稽古が必要だな、などと、ちょっと辛口な感想を持ちつつ、これからの歌舞伎界を背負って立つ若きプリンスにエールを送る。

「外郎売」では、久しぶりに松緑を見る。成長した後が見られるが、やはり「松緑」という名は偉大すぎるよなぁ。がんばって欲しい。

歌舞伎座の予約

7月の歌舞伎座の電話予約日。今日は日曜日なので、10時前からスタンバって電話。

歌舞伎会の会員は一般の発売日(毎月15日)よりも2日早い13日から予約出来る。特別会員になると、さらにその2日前の13日が予約開始が可能。

But(←うわッ)私は一般会員なので、本日セッセとお電話するのラ~。10時10秒前に電話。数回の呼び出し音の後でつながった!ラッキー。

7月は坂東玉三郎が昼夜とも「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」をやるのでござる(玉三郎が桜姫を演じるのは19年ぶりらしい)。これは貴重っス。気合いを入れて一等席ダイ!

だが、すでにいい席はないそうで、一等席の端っコをゲット。この席は、ちょいと首が痛くなりそ。でも、見れるだけいいのだ。なにせ堅気の労働者は土日しか行けませんから。で、今からウキウキ・ワクワク~(^^)

勘九郎のNY公演は…

中村屋の掲示板によると、7/17 ~ 7/25に行われるようだ。演目は「夏祭浪花鑑」。

近畿日本ツーリストが取り扱うらしい。6日間で30万円程度ではないかという話。

7/12~15はボストンでMacExpoが開催される。日程的にはちょうどいいのだが、、、ウルウル。

勘九郎が夏にNYで「平成中村座」

中村勘九郎がこの7月にニューヨークのリンカーン・センター(の一角に小屋を作って)「平成中村座」公演することが決まったそうだ。すばらし~。

私は浅草で見た。わ~、NYまで駆けつけて応援したいな~。

勘九郎は、来年のこの日(雛祭りの日に)勘三郎を襲名する。私は先代の勘三郎のファンなのだ。「いよいよ襲名か」と思ったら、なにか目頭が熱くなりまする。