読書:セーラが町にやってきた

「セーラが町にやってきた」清野由美・著。

気仙沼の、というか被災地の「街づくり」が一向に進まないとある方に話して、相談してみた。

すると「小布施」はきっと参考になるよとアドバイスを頂いた。

毎年「小布施見にマラソン」に参加している知人がいる。
その方からも「オヤマさんも小布施に行ってみて」と言われていた。
今年は私も「小布施見にマラソン」に申込みをしていたが、小太郎の入院で断念したところだ。

「セーラさん」というすごい女性がいるというの話を聞き、本が出ているから読んでみるといいと薦められたので、amazonに頼んでいたのが届いて、一気に読んだ。

アメリカからやってきたセーラさん。なんてパワフルな人なのでしょうか。
小布施の「桝一市村酒造場」に勤務し、小布施に残る日本の良さを生かした街づくりにも参画していく。

セーラさんの言葉
「私に何か能力があるとするならば、それは粘り強さなんだと思います。

何かを提案すると、それが出来ない理由を聞かされ、無理といって動こうとしない人々を粘り強さで押し通していく。

「小布施に行くと、町起こしに必要な題目は経済効果ではなく理念なんだとよくわかります。セーラさんが言う「住む人が誇りの持てる町」って、簡単なフレーズですが、とても鋭いものですよ」

小布施に行ってみたくなりました。
気仙沼を「住む人が誇りの持てる町」にしたい。

「『おもしろそうな企画を立てることは、本当は誰にでもできる。肝心なのは行動力、気力、体力、経済力、そして忍耐力。この5つが揃って、やっとイベントは実現する。』その点でセーラのリーダーシップは町全体に、それまでは違う次元の活性をもたらしたと評価する。」

気仙沼は地元の若者達、そして若いボランティアさんが様々な試みをしている。年配、そして行政はそれをやりやすくしてあげることが務めだと思う。若者は別の次元の試みをするだけのパワーがある。この本、参考にしていきたい。