父の気仙沼弁

祖母と父が亡くなってから、随分経ちます。
それでも、2人とはしょっちゅう会話しています。
頭の中で(^ー^)。

父は、車を運転して、大槌町山田町に行ってました。
取引先があったのだろうと思います。
私も車に乗せてもらって何度かドライブしたことを覚えています。

父は大槌町(おうつち)のことを「おーづづ」と言ってました。
「今日、おーづづサ、行がねっけ」
(今日は大槌町に行きましょう)

「やまたも寄って来っから」
(山田町にも寄りますね)

不思議なことに、気仙沼弁って、ただ濁点を付ければ良いというものでもなく、
山田って「やまだ」って読むのが普通ですけど、
父は「た」と濁らないのです。
「やまた」と言ってました。

「おーづづ と やまた」私の中ではいつも2つはセットです。

山田町も大槌町も、あの大震災で大変な被害が出ました。
父が通った道路や建物はあるのだろうか?
そんな事をふっと思ったりする本日でございます。