母と一ノ関駅にて待ち合わせて、これから「矢びつ温泉 瑞泉閣」に参ります。
ホテルのお迎えのバスに乗りました。
母は、骨折して手術していたので心配していましたが、思いのほか元気で安堵しました。
一ノ関からバスで30分ほどかかりましょうか?
ホテルに行く途中でバスが留まり、団体で申し込んでいる方々が続々と降りています。
運転手さんが、「4時10分でーす」と言ってます。
どうやら途中下車して観光をされるようです。
母が、「降りられるんですか?」とたずねると、
「いいですよ」とのこと。
私どもも便乗することにいたしました。
母が言うには、「ここまでなかなか来れないから」と。
大きな荷物は、そのままホテルに届けて頂くことに。
対応してくださったホテルの方に感謝いたします。
そこは「厳美渓(げんびけい)」でした。
私は「猊鼻渓(げいびけい)」には行ったことがありますが、こちらは初めてです。
「仙台藩主・伊達政宗公が、「松島と厳美がわが領地の二大景勝地なり」と自慢しては、度々この地を訪れました。」とあるように、その眺めはすばらしい。
母は、父が病気をする少し前に、父の運転で連れて来てもらったのだそうです。
私の家族が家族旅行したという思い出は、子供の時にただ一度、仙台の「八木山動物園」に行った、それだけです。
高度成長期に、どちらのご家庭もそうだと思いますが、両親ともに忙しすぎた。
父は65歳の時に病気で倒れましたが、60歳を過ぎたころでしょうか、母を連れてドライブに行くようになりました。
母の「父との楽しい思い出」はその頃に集約されています。
厳美渓には、TVでも放映されたことがありますが、有名なおだんご屋さんがあります。
澤のこちら側で、このザルにお金を入れて、「ポンポン」と合図を送ると、団子とお茶がカゴで到着するという、なんとものどかです。
ドレ、私どももやってみました。
お団子は400円でお茶もついています。
3つのお団子が入っていて、美味しいです!
それからガラス工房(無料で入れます)でひとしきり遊び、母に「母の日のプレゼント」風鈴を買って、お迎えのバスに乗りました。
おもいのほか楽しい思い出が出来て良かったです。
「瑞泉閣」は一ノ関にありますが、気仙沼の方が創業したそうです。
母は、婦人会などで日帰りでは来たことがあったけれど、宿泊は初めてとな。
すばらしい料理の数々に、母はおもわず「これ4人前じゃないの? 席を間違えてるんじゃないの?」と言うほどです。
温泉もとても良くて、疲れが癒されました。
母の骨折も早く良くなるといいのですが。
少しでも、気晴らしになったでしょうか。