東京マラソン2011です!
(予想に反して)天気は晴れ!
しかも、気温は上がるとな。
家を8時に出まして、丸の内線の西新宿駅で下車。
「時間に余裕があるわー、近いって楽ねー」と思いながら、荷物置き場に向って進むと、
「荷物預けまであと10分です」とアナウンス。
ゲゲゲーーーー!
急いで上に着ていたものを脱いで鞄に詰め、指定のビニール袋に入れます。ちょっと寒い程度で、あああ、昨年とは大違いだわ。
指定の番号のトラックに預けます。
・・・・・が、、、私は何番なのー???
係の人、係の人、係の人〜〜〜。
やっと見つけてたずねますと、ゼッケンの下に○で囲った番号がそれでした。注意書きに書いてあったのでしょうね。ちゃんと読みましょうね。
それで私の預ける先は、あっちの端。
そうこうするうちに
「荷物預けはあと5分です」とアナウンス。
荷物を持って、あっちにこっちに人が移動していて思うようには進めません。もっと余裕を持ちましょうね。
やっとやっと、自分の番号のトラックに辿り着き、
もう一度、紐をギュギュっとゆわいて、預ける頃には、
「あと1分です」とな。はぁ〜。
自分のブロックに入るには、あと20分で締め切りとな。
その後は、最後尾からのスタートですと。
これはいけない。
急いで、トイレ、トイレ、トイレ。
一番すいてそうな列に並ぶも、
隣の方が早く進むのは気のせいでしょうか。
こちらも5分前にやっと済ませて、Aブロックに向かいます。
Aブロックは陸連枠で一番前からのスタート。
ここに並べなければ、最後尾からスタートですから、必死ですよ。
ゲートを入ったら、なぁ〜んだ、ゲートの中にもトイレはありました。
けれど、ゲートの中のトイレは混んでましたから、外で済ませて正解か。
そこに並んでる仲間に手を振り、先に行っちゃいますよー。
すでに大勢の人が並んでいて、Aの最後尾かしらん、と思う間もなく、さらに後ろに列は続きます。前へ詰めてくださいとアナウンス。もうね、満員電車のよう。このままの態勢で、あと40分待つのねー。
そんな時にまみちゃんの妹さんから声を掛けられ、オオオ、出場でしたか。がんばろうね。
9時からのTV放映の前に、石原都知事の開会宣言などがあります。今年は息子の石原良純さんが出場されるそうで、やっぱり親なんですね、ちょっと心配そうなコメントをされてました。
石原都知事は昨年も言ってましたが、最終ランナーが完走するシーンや、完走出来ずに泣き崩れる人達のドラマが印象的だと言ってました。マラソンには様々なドラマがあります。
私は昨年の東京マラソンで、応援してくれたダンナと結婚することになっちゃって、これはこれでドラマですよね。
そして、また今年も、ここに立てたことに感謝します。
9時5分、車椅子の部がスタートしました。
そして、9時10分。スタートです。
紙ふぶき。ワ〜〜〜!
この紙ふぶきはハート型なんですよ。
つかみたいけど、つかめない。
そうしているうちに、前が進み出して、私も静かにゆっくりとスタートします。
これから42.195kmの旅が始まります。
沿道には大勢の人!
昨年は雨、今年は晴天。
昨年は雨でも人が多いと思ったけれど、晴天の本日はさらに大勢の人です。
都庁前を出て、ヒルトンホテルのところを右に曲がって、靖国通りに向かいます。
テンションが上がります。
後ろから、早い人達がドンドン追い越していく。
つられて早く出てしいまいそう。
ここは我慢。ゆっくり、ゆっくり、ジョグでいきましょう。
靖国通り。
左手には歌舞伎町。
ここの交通を止めてランに使わせていただくなんて、すごい事ですよ。
そして、ダンナ達仲間が待つ新宿5丁目の交差点に向かいます。
「右側にいる」というので、右へ、右へ寄っていきます。
前方にマラソン完走クラブでご一緒しているヤマグチさんを発見。
ヤマグチさんは、キチっと押さえた走りをしています。
私は、押さえられてないから〜、いけないわ。追い越しちゃった・・・。
すると沿道に黄色のTシャツを発見。
これです。これを高くかかげてくれて、すぐにわかりました。
目立つわー。なんだかおもわず笑みが。
みんな、ありがとう!
靖国通りをさらに進みます。
富久町の歩道橋の下、左側に気仙沼の仲間がいてくれるというので、今度は左に寄ります。
すると!
この横断幕ですよ!
「気仙沼の星」(気仙沼の皆さん、すみません(^^;)
これは、かなり目立っていました!
私のすぐ近くにいた志津川出身の方から、
「気仙沼の方なんですか?」と声を掛けられたり、いやぁ〜楽しかったデバ!
あとで聞きますと、かなり多くのランナーがこの横断幕を見ていたそうで、「オヤマさん、すごいですね〜」と話題に。
本当にありがとうございます!
飯田橋を過ぎて私は快調です!
マラソン完走クラブでご一緒の、さっきいや姐さんに会いました。
お2人もサブ4ランナーですから、やっぱり、私は早すぎるわ。
でも、なんだかいい感じで、一緒に会話を楽しみながら進みました。
「やっぱ東京は楽しいね☆」
10kmのゴールである日比谷公園も過ぎて、そして品川に向かいます。
そうか、このペースを守れれば、私もサブ4出来るのかなぁ〜。
でも、もう無理です。
お2人には先に行っていただいて、私はマイペース。
沿道の、くみかわさんからも声が届きました。
オオオ、よく私に気付いてくださいました。ありがとうございます!
品川で折り返すと、前方を走る人の中にまさぴょ〜んが見えたけど、サーっと行っちゃったので、声を掛けられず。今日は「4」を狙ってますね!
そして銀座に戻って、ここから浅草に向かいます。
ここまでは、本当に調子が良かったし、とても楽しかった。
しかし・・・ジワジワと来ます。
「浅草橋」昨年は同級生が待っててくれたので、今年はいないとわかってもツイツイ沿道を注意深く見ちゃったりしながら、進みます。
昨年のことが、つい昨日のことのよう。
・・・足に来てます。
もうすぐ浅草。辛いです。
折り返しのところを曲がって、右側に寄っていくと、オオオ、新宿から移動した仲間たちがここでTシャツを持って応援してくれてました。
これは嬉しい。
元気をもらいました。ありがとう、ありがとう、ありがとう〜!
さらに行きますと、クマさんが、三度笠の仮装で走ってました。
これがですね、実にカッコ良いんですわ。
ベストドレッサー賞をあげたい。
29km辺りには、ツイッターのハッチャンが応援してくれてるはず。
ビールのかぶりもの、、、、ア、いたいた!
ハッチャーン!と3回叫んで、向こうも気付きました。
考えたら、初対面ですよ(^ー^)。
応援ありがとうございます。
しかし、辛い。
ここから辛くて、この後、どうすればいいのでしょう。
ヘトヘトになりながら、心も折れそうになりながら走っていますと、
マラソン完走クラブの私設エイドがありました!
そうだ、本日、出場出来なかった仲間がたくさんいるのです。
私は今日、出れたことが幸運。
くじけていては罰が当ります。
皆さん、ありがとう、ありがとう、ありがとう。
タッチしながら、元気を頂きました。
京橋駅の近くには、昨年と同じ場所にダンナが待っていてくれます。
昨年は応援に来てくれているとは知らずに走ってました。
大勢の応援で、なかなか出会えなかったのに、
不思議な縁で、33km辺りで、偶然に会いました。
その運命の場所(と2人は呼んでおります)が近い。
しかし、今年は人が多いわ。
これで見つかるのでしょうか?
しかも、私の前には、でかい人が何人もいる。
一生懸命、目をこらすと、目印の黄色のTシャツ発見!
ダンナも私を見つけたようです。
いやぁ〜、今年ほど大勢いたら、偶然には出会えませんわね。
ダンナが「がんばれ!」と手を振ります。
私は、声が出ない。手を振るのが精一杯でした。
昨年と同じ場所の写真がこちら。
あと10キロ。
ここから速度をあげたいところだけれど、維持することさえ難しい。
逆に少しスピードを落としながら、歌舞伎座前を通り、築地、そして佃大橋。
ここが辛いとされていますが、ここは辛い場所への序章。
月島を過ぎて、豊洲。
あああ、やっと豊洲です。
それから、小さなアップダウンが少しあって、表示があと4キロ、と出ています。
あと3キロ。
40kmの表示も見えました。
最後の最後の「晴海大橋」の坂道が、私は一番辛いと感じます。
ここをなんとか走りきると、あとはゴールに向かってGoー!
少し元気が出ました。
最後の力を振り絞って、ゴ〜〜〜〜〜ル!
タイムは次の通りでした(正式ネットタイム)。
(スタート地点までは約51秒)
5km:28:32
10km:27:57
15km:28:13
20km:29:04
25km:29:35
30km:29:58
35km:30:38
40km:32:35
ラスト:13:22
————————–
合計:4:09:54
オオオ、これは自己ベスト更新!
1月の勝田から1分縮めてました。
初めての10分切り。
しかし、勝田ではゴール後も余裕があったのに、今回は全く余裕なし。
足はつって歩くこともままならない。
少しストレッチして、ようやく、歩き出し、
完走メダルをかけて頂きました。
ワ〜〜〜、ゴールしたんだわー。
ダンナも応援してくれました。ありがとう。
これはフィニッシャータオルです。
今日は、内臓が疲労していて、途中ではバナナを2キレ、レーズンを少し、これしか食べることが出来ませんでした。
あとは、持参したスポーツジェルを2つ飲みました。
公式エイドは、どこも手際がよくて、すばらしかったです。
私設エイドもたくさん出ていました。
そして、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
知らない方からも、たくさん、声を掛けていただきました。
大勢の応援の皆さんと、そして走る仲間に助けられながら完走しました。
すばらしい大会です。