読書:市民ランナーのためのマラソン挑戦100日プログラム

「市民ランナーのためのマラソン挑戦100日プログラム」ジョー ヘンダーソン・著、Joe Henderson・原著、渡植理保・翻訳。

目から鱗が落ちまくった1冊です。
健康のために始めたマラソンも、次第に「自分の記録と戦う」ようになる。そして身体に無理を強いる場合がある。私のような軟弱な者も、そうなりかけたいた!

そうすると、どうなる?
故障する、身体を壊す。

軟弱な私でさえ、自分の身体を顧みないで無理をしていた(と反省する)。

週のうちに1度はメインの(少し長い距離を走るなどの)トレーニングをする。他の日はメインにモチベーションが上がるように、少なく走る。それでいいのだ。

なんだか気が楽になった。

ところで「休養日」を設けよ、とどの本を見ても書いてある。
「休養日」は何もしなくてもいいのだろうけれど、だんだんと「何もしない後ろめたさ」を感じてしまう。

そういう日には、クロストレーニングといって、水泳、自転車、ジムなどのトレーニングを入れるとよい、と書いてる本が多い。私は、うーん、、、と考えこんでしまう。私は走ること以外の(例えば水泳などに)興味がない。スポーツジムに入っても、どう考えても続かないと思う。

著者もそうらしい。
そこで著者が考えたのは「ウォーキング」それも「逆クロストレーニング」というトレーニング。ウォーキングだけれど、走る時と同じ格好をして、歩いて、時々、少しだけ走ってみるという方法。

私も歩くのは好きなので、これは出来そうな気がする。

そう言えば、私は3月の荒川フルマラソンを走った翌々週に、多摩湖まで42kmほどを一人で歩いたり走ったりして満足していたが、そのことで疲労が(精神的にも、肉体的にも)溜まってしまったようだ。モチベーションがまったく上がらなくなった。

たまたま4月は忙しくあまり走ることが出来ず、、、。
そうしたら、また5月には走りたくなった。

あの時のモチベーションの低さは、自分の精神力の弱さと思っていたが、そうではなく「走りすぎない」ということもまた、一つのスキルのように思える。

この本、繰り返し読みたい。