「USEN宇野康秀の挑戦! カリスマはいらない。」和田勉・著。
イケメン社長の宇野氏のことを書いた本。
大阪有線・現在/株式会社USENの2代目社長。親の跡を継ぐ前に、仲間らと一緒に起業した株式会社インテリジェンスの初代社長で、現・会長でもある。
優しいお坊ちゃんなイメージからはほど遠い苦労人のようだ。
親の会社の跡をつぐというのは大変なことだと常々思っている。
私は自分で起業することは出来たが、父の会社を継ぐことは難しかっただろうと思う。親と子では考え方もやり方も異なる。すべてにおいて比較される。親のやり方を変えることは並大抵の事ではない。それを成し遂げた。
著者の和田氏は、宇野社長のことを次のように書いている。
真っ当さとベンチャー精神
- 宇野は、起業や再生を実現した有能な社長でありながら、チーム経営を重視する
- 宇野は、スピード経営を標榜しているのに、長い会議が当たり前
- 宇野は、事業をまじめにコツコツとやあっているが、非連続性の決断・行動もある
- 宇野は、ソフトな人当たりとハードな内面を併せ持つ
そういったアンバランスな点が宇野氏の特徴かもしれない。