読書:鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く!」

「鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く!」」勝見明・著。

鈴木敏文さんはすごいのひとこと。参考になる言葉多し。セブン・イレブンの成功法はいろいろ紹介されているので、理屈は広く紹介されていても、他を圧倒する売上高は、それを実践するのがどれだけ大変かということを示している。鈴木氏は商売の基本を繰り返し話しているようだ。例えば次の通り。

「消費は経済学ではなく心理学で考えなければならない」p.1
「パートやアルバイトまでが仮説・検証を唱える」p54
  →えー!そんなことが可能なの~。びっくり
「わがままで多くの矛盾を含んでいるのが顧客の心理だ」p.65
「データは読み方次第で意味が違ってくる」p.126
「対話により難題を克服する」p.135
「人間は自分の問題になると保守的になる」p.144
「基本4原則(品揃え、鮮度管理、フレンドリー(接客)、クリンネス(清潔さ)が実践されているか」p.154

そして、全編にわって「顧客のために、ではなく、顧客の立場で」と繰り返す。この2つは似て非なるものと説く。

「みんなが反対することはたいてい成功し、いいということはたいてい失敗する」p.232
  →うーん、そうなのかもしれないけど、多くの人が反対することをやるというのは勇気がいるなぁ~。

とにかく、気づきの多い本だ。