歌舞伎座:八月納涼歌舞伎(第二部)

歌舞伎座です! 8月は3部で上演。今日は第二部を買ってある。14時30分から始まる。お弁当なし。

いつもの場所で写真を撮る。アングルが今一つでした。

イヤホンガイドを借りて、歌舞伎座の中へ。本日のお席は、桟敷席・東5の二番。ホットコーヒーを買って着席。

一、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
河竹黙阿弥・作、髪結新三
髪結新三:中村勘九郎
弥太五郎源七:松本幸四郎
手代忠七:中村七之助
下剃勝奴:坂東巳之助
丁稚長松:中村長三郎
お熊:中村鶴松
家主女房おかく:中村歌女之丞
車力善八:片岡亀蔵
加賀屋藤兵衛:市川中車
家主長兵衛:坂東彌十郎
後家お常:中村扇雀

黙阿弥の作品。髪結新三だ。本当にあった話の説明がある。恋人を助けようと「婿の殺害」を命じたお熊は打首の刑に処せられる。その時の「黄八丈」の小袖が印象的だったらしい。お芝居の内容はグっと変更されている。

勘九郎さんは初演だそうで、いやいや立派です。セリフの中に「父親が」と出て来てヤンヤの拍手。この作品は明治6年、中村座で初演。初演は五代目・菊五郎。そして、六代目の娘婿が十七代・勘三郎。勘九郎のお爺さんだ。中村屋にとってはお家芸とも言える作品。

髪結新三を初和の頃に「カミイ新三」と言ったと説明が入る。あっ、本当だ。カミイだ。リズミカルで良い感じ。

お熊は鶴松さんが演じる。中村屋の三男のような扱いの鶴松。今日も良い演技です。中車さんは大事な役だが出番は少ない。もっと見ていたいものです。ラストシーンは舞台に直ってお辞儀をして終わった。ヤンヤの拍手。

二、艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか):紅翫
紅翫:中村橋之助
虫売りおすず:坂東新悟
朝顔売阿曽吉:中村福之助
大工駒三:中村歌之助
角兵衛神吉:中村勘太郎
町娘お高:市川染五郎
蝶々売留吉:中村虎之介
団扇売お静:中村児太郎
庄屋銀兵衛:坂東巳之助

常磐津。舞踊作品。初演は1865年、あと数年で明治を迎える頃。守田座で上演。四代目・中村芝翫が演じる。いろいろな踊りを演じることから「五目踊り」と言ったりもする。秋の盛りという設定だったが、今は夏の設定で演じられる。浅草は観音様と新吉原もある。

若手がズラリと並んで見事。みんな顔が小さい! 昔の役者さんが出たら「顔デカ」と思うだろうなぁ。勘太郎さんも並ぶ。少し前まで、もっと小さかったが、背が伸びてますね。13歳だって。これから声変わりなど大変な時を迎えるんだなぁ。華やかに舞って終了。良い舞台でした。

歌舞伎座の外に出る。記念の写真も撮りましょう。ウーン、いま一つ。

向き直って、撮り直し。パチリ。

歌舞伎座よ、今月もありがとう〜!