歌舞伎座・第四部です!
座席は、1階15列16番。
第四部:与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 源氏店
三世瀬川如皐 作
切られ与三郎:松本幸四郎
妾お富:中村児太郎
番頭藤八:片岡亀蔵
和泉屋多左衛門:市川中車
蝙蝠の安五郎:坂東彌十郎
一部、二部、三部とも日本舞踊が中心で、この四部でやっと歌舞伎のお芝居というプログラムになっている。幸四郎さん。本当は良い人だろうけれど、このやさぐれた役をキチッとやさぐれるのは素晴らしいです。「いやさお富久しぶりだな」に心の中で「待ってました!」と叫びます。いやいや本当に「待ってました!」。
児太郎さんが応えます。「そういうお前は」。もうね、泣けて来ます。児太郎さん、年々、良くなってる気がする。早く襲名したいでしょうね。ご本人も松竹も。
中車さんを観たのは昨年12月。いやいや素晴らしいです。これだけの役をキチっとこなすのは並大抵ではありません。お父様の猿翁(前・猿之助)さんは何て言うだろう。息子さんに対しては厳しいのかな? 子供の頃から歌舞伎役者として育ったら、今頃はどうなっていたでしょうね?
幸四郎さんが最後に狐になって去って行くところを観たらジーンと来ました。様々な役者さんが演じたことを思い出します。それを観ることが出来たのは幸せだなぁ。
銀座駅まで歩き丸の内線に乗って帰ります。本日は禁酒しました。禁酒18度目。