歌舞伎座・2019年8月 八月納涼歌舞伎(第三部)

歩いて歌舞伎座へ。会社は15時45分に出発。Google Mapの指示通りに歩くが、途中からちょっと細い道を入ってみる。建物の間にこんな小道がある。

その間を通り抜けて行くと国立劇場の裏手に出た。その道を突き進むと、最高裁判所の裏側を通り、三宅坂の交差点に出た。

信号を渡り、皇居ランで通る道をテクテク、テクテク。桜田門が見える。そちらには行かずにまっすぐ進む。

歌舞伎座に到着したのは18時10分前。すぐに地下に降りてお弁当を購入。オ、「歌舞伎茶屋」さんに空き席がある。入りましょう。アイスコーヒーお願いします! ちょっとゆっくり出来ました。

1階に上がり、イヤホンガイドを借りる。

劇場の中へ。トイレも済ませて準備OK。本日のお席は、1階 15列15番。15,000円(税込)。今日は贔屓の坂東玉三郎ですよ! テンション上がります。

今日は途中に休憩が一度あるだけなので、芝居を見る前にブロマイド写真を買います。玉三郎が様々な衣装で出ているので、今日は6枚も買ってしまった。大満足!

歌舞伎座「納涼歌舞伎」第三部です! 18時半スタート。

「新版 雪之丞変化(しんぱん ゆきのじょうへんげ)」
三上於菟吉:原作
日下部太郎:脚本・演出補
坂東玉三郎:演出・補綴

中村雪之丞:坂東玉三郎
中村菊之丞、土部三斎、孤軒老師、脇田一松斎、盗賊闇太郎:市川中車
秋空星三郎:中村七之助

玉三郎の演出は見事! 舞台に巨大モニターを設置して映像を映し出す。あぁ、こういうの初めて見た! 開始の時は映画のように役者の名前がバーンと出て、そこから始まる。それがよく調和されている。

あとでネットを見ると玉三郎は「納涼歌舞伎」には出ていなかったらしい。そう言われれば、なるほど8月には玉三郎を見ていなかった。

七之助とは親子ほどにも年齢が違うが、二人並んでも遜色なし。七之助も良いですねぇ〜。今月は勘九郎が出ていないが兄さんの分も頑張ってます。

中車は本当に凄いですよ。大人になってから歌舞伎の世界に入り、こんな大役もこなすんですからねぇ。いったい、いつお稽古をしているんだろう。ものすごい努力家だと思う。今月は5役も。凄いなぁ〜。

前半が終わりお弁当。日本料理ほうおう はなみち弁当、2,000円。

ふたを開けるとジャーン。この休憩時間が20分しかなくて、大急ぎで食べました。美味しいです!

舞台は続きます。

玉三郎は様々な衣装を着る。道成寺の衣装を着ての舞もある。これを見ることが出来たことは幸せ。近頃は道成寺を全編通しては踊らなくなってしまった玉三郎。前に何度も見ましたね。そして、結構、出ずっぱりだ。これには玉三郎ファンとしては嬉しい次第。

最後は華やかに舞って終了。良い舞台でした。これにまでに観た歌舞伎とは異なる充実感です。素晴らしい。

歌舞伎を観ることに幸せをかみしめつつ、銀座駅に向かいます。