先週に引き続きまして、十二月大歌舞伎(夜の部Bプロ)です!
会社は午後休を頂き歩いて参ります。いつもと違う道を行きましょう。久しぶりの赤坂御所だ。前はここを走ったが、結構な坂道できつそう。復活は出来るか?
赤坂の比枝神社は大きいが入ったことがない。そのそばの道、初めて通る道。あっ「内閣総理大臣官邸」の裏道だ。へぇ〜。
日比谷公園の中を通り抜ける。「東京クリスマスマーケット2018」をやっている。生ビールが美味しそうだなぁ〜。
そして銀座。そして東銀座。地下に行き、弁当を買う。地上に出て、イヤホンガイドを借りる。準備OKだ。まだちょっと時間がある。写真を撮る。
中に入るとすぐにトイレに行き、写真を買い、コーヒーを買う。写真は玉三郎ばかり7枚じゃ。
そして舞台は始まるのであります。本日のお席は、13列34番。18,000円でございます。高いのぉ〜。
1.壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋
遊君阿古屋:中村児太郎
秩父庄司重忠:坂東彦三郎
榛沢六郎:坂東亀蔵
岩永左衛門:坂東玉三郎
平成になってから「阿古屋」を演じているのは玉三郎だけとイヤホンガイドが説明しています。そして今回は玉三郎から若手二人に引き継ぐ意味合いもあるそうな。今日は児太郎。そして玉三郎はなんと岩永左衛門ですよ。ヘェ〜〜〜。この役はセリフはないのです。義太夫が語る。そして化粧を見ても、全然、玉三郎だとはわからない。ジーっと見ました。双眼鏡を使ってジー。全然わからない。歌舞伎って凄いね。
阿古屋の3つの楽器の演奏は上手い。それでも、玉三郎の方が音がキラキラしていた気がするのは気のせいか、どうなのか? 専門家の意見を聞いてみたいところだ。
2.あんまと泥棒(あんまとどろぼう)
泥棒権太郎:尾上松緑
あんま秀の市:市川中車
先週も見ているが見る角度が違う。今日は正面から見ています。筋書きはわかっていても、そういう違いがあって面白いものです。先週も書いたけど中車さんは45歳を過ぎてから歌舞伎界へ。これが出来るのは中車さんだけだと思う。凄いことです、ホント。
休憩に、今日も「サンタ・ヘレナ・アルパカ・スパークリング・ブリュット」を頂きます。スパークリングワイン。先週と同じ。
お隣に座るご婦人に話しかけてみました。「どなたのファンですか?」、すると「今日は出てないんですけど、猿之助なんです」とな。「今日は玉三郎の舞踊を見たくて来た」そうだ。「今年のはじめの方に見た舞踊が素晴らしくて、もう一度、見たいと思って」と。なるほど〜。「団十郎さん、勘三郎さん、三津五郎さんが亡くなっちゃいましたね」と私が話す。「でも、中車が来ましたみたいな」、「そうそう、本当にそうですね」と。歌舞伎の話って楽しいですね。
3.傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)
傾城:坂東玉三郎
玉三郎が一人で舞います。美しい。美しすぎる。おおよそ25分の舞にいっせいに引き込まれました。今年最後のお芝居に大満足です。ご婦人に別れを告げて外へ。写真を数枚撮って丸ノ内線の乗り場に向かいます。
今年最後の歌舞伎は素晴らしいものでした。来年も参ります!