「東京がひとつになる日。」そう、それは東京マラソンです!
天気は晴れ。青空が見えます。風もなく、穏やかな天候。
今年は荷物チェックなどが厳しいというので早めに参りました。家を7時少し過ぎに出て丸の内線に乗り、「西新宿」駅で下車。
西新宿駅のトイレに寄ろうとするも混んでいるので、諦めて先へ。まだ7:40くらいで早い。スタート地点に向かいます。私は「第1ゲート」から中に入って「E」ゾーンスタート。「第1ゲート」ってどこ?
標識が出ていて、それに沿って進むと「第1ゲート」がありました。
ここから選手は中に入るが、ダンナは入れません。時間に余裕があるから、新宿三井ビルディングの、いつも利用させて頂いているトイレへ。あら、空いている。男性用はそれなりに混んでいるが女性用は空いていました。これは助かります。外は寒いので、少しだけ寒さ避けをさせていただき、さて、行きますゾ!
ダンナに「頑張るゾ!」と告げて「第1ゲート」から中へ。中に入る際に手荷物チェックを受けます。それがこの列。
手荷物検査を受けると中に進みます。荷物搬送用のトラックがダァーっと並んでいて、私は「5」のトラックへ。結構、手前の方にあったので、上に来ているものを脱いで渡します。係の方から、足に「チップ」が付いているか確認され、オッケー!を頂きました。
さ、「E」ゾーンに向かいます。うわっ、混んでますね〜。まだ時間帯は早いのに大変な混みようです。少しずつ、少しずつ進んで、やっと「E」ゾーン。すでに大勢の方が並んでいます。スタートは9:10。まだ、8:20ぐらいだから、あと50分かぁ〜。
寒さに負けないように、身体を少しずつ動かします。首をグリグリ、手首をグリグリ、腰をグリグリ。そうこうしているうちに8:45になりますとアナウンスが始まりました。DJ TAROさんの軽快なおしゃべり。
いよいよだなぁ〜。
本日、ここに立てたことに感謝します。
色々なことがありました。大きな病気もしました。実家は津波でなくなりました。そんなことをボーっと思います。今日、走れることに感謝します!
今日は、黒い長袖のシャツにおだづなよTシャツを重ね着。
「がんばろう気仙沼」を付けています!
背面には「おだづなよ!!負けてたまるか気仙沼」の文字。
気合が入ります!
白のウィンドウブレーカーも着てるけど、スタート前に脱いで手に持ちます。ダンナに会えたら渡そう。さらに上に来ていたクリーニングでもらうビニールもスタート前に脱いで、スタッフさんのゴミ袋へ。そして、手に持っていたホカロンもゴミ袋へ。今日は暖かいです。
9:05には車椅子の部がスタートしました。
そして9:10には、マラソンのスタートです。少しずつ前に詰めます。
そして、スタートしたようです。ワー!!!
ゆっくり歩いて前へ、前へ。
それがジョギングに変わり、そして、スタート位置です。そこまで約4分。
舛添都知事が上に見えます。行ってきまーす!ワー!!!
「A」では浴びた紙吹雪は道路に散っています。それでも思ったよりも待ち時間は短くて、良いスタートが切れました。同じくらいの走力の中を走るのは、やっぱり走りやすいです。
「新宿警察署裏」の信号、大きな交差点のところに、いました!いました!ダンナが「おだづなよTシャツ」を目印にしてくれています。近寄って、手にもっていた「ウィンドウブレーカー」を渡そうとした時に、オオオS君!会社のS君が応援に来てくれてました。ありがとう!ありがとう!声にならない声で御礼を伝え(伝えられたか?)先へ行きます。
最初の5kmは下り坂。ここを急いでしまうと後がもたない。ゆっくりゆっくり。
それにしても、もう5度目だが、この大会のコースの素晴らしさを思う。そして沿道には人が途切れない。すごいなぁ〜。
最初の方は声がかからなかったが、どうやらそれは人が混んでいて、私のTシャツの文字が見えなかったようで、途中からすいてきたら「気仙沼がんばれ」の声があちこちから頂きました。ありがとうございます!
飯田橋、マラソン仲間がいるということだったが見つけられず、ごめんなさい。先を急ぎます。
私の母校「共立女子学園」のそばを通ります。あの頃は、まさか54歳になる私が走っているって、想像もしなかったなぁ〜。
オ!「オヤマさぁ〜〜〜ん」という黄色い声が聞こえます。エ?私のこと?と見ると「ミヤミヤ」だぁ〜!オオオ!ありがとう!
品川に向かって進みます。
右手に増上寺が見えてきた、そろそろか?
あ!あった!「ピンクのおだづなよTシャツだ!」ダンナです。そちらに寄りますと、オオオ!S君もいてくれました。ありがとう!ありがとう!
応援は本当に嬉しいです。力が出ます。
「泉岳寺」を通ると、いつも思い出すのは父との旅行。
「お父さん、東京観光をしましょうか?」と言うと「泉岳寺に行きたい」と、珍しくリクエストをした父。そして、両親と私の3人で「赤穂浪士の墓」に行きましたね。そんなことを思い出しながら走ります。
品川の折り返し。サ、ここからだわ!
先ほどダンナが応援してくれた反対側にダンナは移動していると思うのだが、そちらに寄って走るもダンナを見つけられず。先を急ぎます。
この後は浅草に向かって北上。この道からが辛くなってきます。今年はゆっくり走ってるから、まだマシか。
「浅草橋」駅近くを通りまして、「浅草」という地名が入ってはいるが、まだまだ先です。ここが長いよねぇ〜。と思っていると、オオオ!マラソン完走クラブでご一緒する皆さんが応援に来てくれています!ありがとう!ありがとう!
応援は本当に元気を頂きます。嬉しい。
そして、「浅草寺」だ!折り返し。
「気仙沼がんばれ〜」の声をたくさん頂いてます。ありがとうございます!折り返すと、わずかだけど道を下っているような気がします。さっきは登りだったのかな?がんばって先へ、先へ。
そして、またマラ完の皆さんの応援。嬉しい、嬉しい!ありがとうございます。サザエさんのご主人もありがとうございます!トモトモのご主人もありがとうございます!嬉しい!
そして「京橋」駅近くにダンナを発見!
ここが結婚にいたった記念の場所です。ここまで来たよ〜〜〜!
サ、ここからが辛いのです。ここまでは気持ちも高ぶっていて走れるのだが、ここからです。ここからが本当のマラソンなんだね。
歌舞伎座の前を通ります。亡くなった歌舞伎界の方々の顔が浮かびます。頑張ります!
新富町は何度も打ち合わせで来ましたっけ。その会社は移転し、ここに来ることもなくなりました。皆様、お元気でしょうか?
そして佃大橋だ!
あと少しだから頑張ろう!と自分に言い聞かせ、足も身体も本当にきつくなっている。心で走る、ですね。
「豊洲」です!この一本道が果てしなく長く、長く感じます。沿道の応援がずっと続きます。ありがたい。感謝、感謝!
「東雲」です!
あの角を曲がって、それから、本当に辛い最後の道をヨロヨロと走ります。歩いてる人が増えました。歩かない、歩かない。あと少しだ!
前にダンナを応援したところを通ります。あの時、ダンナは手を振ってくれていたけれど、実は気づいていなかったそうな。確かに、もうね、ここは辛いね。
そして、41kmを通過。あと1kmと少し!
ここまで来たんだなぁ〜。頑張ろう!
そして、最後の角を曲がり、ゴールが見えます!
あと少し、あと少し!
そして、ゴーーーーーーーーーーーーーーーーール!
ゴールです。嬉しい、嬉しい!
ゴール直後に撮っていただいた写真。
記録はこの通り。
4時間19分47秒、かろうじて1月の勝田より良かったか。
手元のGPS時計ではこの通り。
5km:29:03
10km:29:15
15km:28:48
20km:29:15
25km:28:39
30km:29:19
35km:29:20
40km:30:47
ラスト:26:47
(距離は44.15km走ったことになっている)
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合計:4:21:18(スタートからのネットタイムです)
足は棒のようになっています。
今年は靴に付けてるチップを返却しなくていいのだそうです。記念にもらって帰りましょう。
そして、「完走バスタオル」をかけて頂き、たくさんのものを頂きました。バナナ、みかん、カロリーメイト、ランチパック、水、サロンパス、ノンアルコールビール。
さらに先に進みますと、オオオ!マラソン完走クラブでご一緒するMピョンがボランティアをしています。写真も撮ってもらってありがとう!
さらに進んで、預けた荷物を受け取ります。
ダンナに電話。「完走しましたぁ〜!」
ノロノロと女子更衣室に入り、テキパキとしているつもりでも、とにかく遅い。
遅い、遅い着替えが済んで、またダンナに電話。
すると新聞の方が連絡を待ってるとな。取材を受けるそうです。了解。
ノロノロとつき進み、新聞2誌(読売新聞、東京新聞)から完走などを聞かれ、汗にまみれた顔も写真に撮っていただいて終了です。ありがとうございます。
それからダンナとバスに乗って「新木場」駅へ。バス到着の頃に具合が悪くなって吐きそうだったが、胃に何も入ってないのか、吐くこともなく(顔は真っ白だったらしいが)、地下鉄に乗り「有楽町」下車、日比谷線の「日比谷」駅から「恵比寿」へ。
恵比寿駅から会場は徒歩20分くらい。その近くに銭湯「宝来湯」があるので、私はそちらへ。
もう打ち上げが始まる16時30分になってしまった。ダンナは銭湯によらずに直接行ってもらうことに。私もあとから参りますと伝えてくだされ。
私は、すみません、しっかりと湯につかり、あぁぁ、これで生き返った心地。
本日の会場は「流行hayari」さん。
なんと、写真を1枚も撮らずに、飲んだ、食べた、笑った!皆さん、本当にありがとうございます。
そして19時には完全撤収で、お店は通常の営業に戻られました。ありがとうございます。
とても良い大会でした。
応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。