叔父に「気仙沼に帰ったご挨拶に参ります」と電話すると、
「安倍総理が来るから会社にいた」というので、そちらに伺いました。
再建した潮見町工場です。
その先にある漁協の製氷工場の視察に安倍総理がいらっしゃるのだそうです。
どこから聞いたのか、3時40分頃らしいとな。
この工場の前の道を通るだろうからと、チラリチラリと外を見ます。
きっと車が何台も連なっていくことでしょう。
そこに弟が帰ってきました。
「そろそろだね」
「そろそろか」
野次馬一家ですね、いても立ってもいられずに
「行ってみましょう!」(行ぐべ、行ぐべ)
叔父夫婦と、私と母と弟と。総勢5人で向かうは漁協の新しい製氷工場。
こんな感じで、待つこと20分以上、30分ほどでしょうか。
気仙沼に現職総理が来るのは田中角栄以来じゃないかと、叔父達は話しています。
「あの時は、大勢の人だったなあ」とか。
しかし、本日は寒いですね。
あちら側には、市長さん、両・副市長さん、商工会議所の会頭や漁協の組合長さん、市役所の職員の皆様など、えらい皆さんがお迎えに並んでいます。
私どもは一般市民の場所です。
チラリとでも見えるのでしょうか?
そこに数台の車が次々とやってきて、建物の前に止まりました。
一般の場所からは遠く離れています。
「見えな〜い」ガックシ。
すると安倍総理は車から降りると、サササっと、なんとこちらに向かって歩いて来ました。
そして、一人一人と握手をしてくださったのです。驚いた、驚いた!
防衛大臣の小野寺五典君が、私を指して
「総理、こちら同級生です、同級生」
「オオ」と安倍総理。
なんといいますか、何の関係もないんですけどね。テンション上がりまして、ついつい
「家族全員で来ました」とか何とか口ばしっておりました。
そこにいたオバちゃんたちの心をガシっとつかんだ安倍総理、さすがですね。
オバちゃんたちは、「カッコいいねー」と絶賛です。
歩く時の姿がさっそうとしているとな。
建物から出てくるまで、また30分くらい待って、お見送りまでいたのでありました。