気仙沼の出船送り

昭和の時代、気仙沼では「出船」の際に、大変なお見送りがありました。
遠洋漁業の基地ですから、いったん沖に出ると1年も帰らないということになります。

ですから、ご家族の皆さん、関係者の皆さん、多くの方がお見送りにいらして、このように色とりどりのテープを船とこちら側で持って、そうして、そのうちにテームがいっぱいいっぱいに引っ張られて、手を離すと海に、色とりどりのテープが流れます。

その寂しさと、大音量で鳴らすのは軍艦マーチ。
威勢のよい軍艦マーチ。

しかしながら、平成の時代に入り、効率化を考え、いつの間にか出船送りは影をひそめてしまったのだそうです。

それを再現しようと数年前から再開しているそうです。

今日は大安吉日。
ちょうど、出船送りがあるから、見ていってはどうかと教えて頂きました。

ホテル望洋下の岸壁。
あいにくの雪にもかかわらず、多くの人が集まっていました。

船頭さんが挨拶します。
これからの長い長い航海が無事にいきますように。
2013_0206_01