読書:道をひらく

「道をひらく」松下幸之助・著。

そういえば、、、今まで松下幸之助さんの本を読んでなかった(!)
最近は急いで本を読むことが多いのに、この本を開くと、声を出して読み上げたくなる。ゆっくりと、一つ一つをかみしめている。会社の社員をつかまえては、「ここを読んでみて」と読ませたりしている。
いい言葉が多い。というか、いい言葉だらけ。身にしみる。
お商売の神様のお言葉は深いですのー。

「昔は、いわゆる止めを刺すのに、一つのきびしい心得と作法があったらしい。(中略)おたがいに、昔の武士が深く恥じたように、止めを刺さない仕事ぶりを大いに恥とするきびしい心がけを持ちたいものである。」などは、優しい文章の中にも松下氏の厳しさが見える。

「けいじめが大事」では、「朝起きて顔を洗ったら、まず仏前にすわって手を合わす。」で始まる。昔の日本はそうだったよね。それなのに今の私の朝は、ひどくあわただしく、バタバタと過ぎている。そういうことが「けじめ」に影響しているのかもしれない。

反省したり、考えたり、感心したりしている。
何度も繰り返し読みたい本だ。