読書:東横インの経営術

「東横インの経営術」西田憲正・著。

初めて「ホテル東横イン」に泊まったのは、2000年5月26日、仙台東口I号店だった。祖母の一周忌に気仙沼に帰る途中に仙台に泊まって、「Macで音楽クラブ」の仙台オフ会を開催したっけ。なつかしー。

2000年当時、ホテルでインターネットに常時接続サービスは多くなかったが、このホテルは駅から近くて、安くて、ネットに接続出来るので、予約した。当時もたぶん、今と同じ5400円程度だったと思うが、駅から近くてその料金とあっては、程度が知れている。「どうせ寝るだけだから」と覚悟して行った。

想像は良い意味でうらぎられた。ガラスごしに明るいフロントが見える。地図と看板を何度も見て「やっぱり、ここだ」と思いつつも、ホテルに入るや「ここは東横インで間違いないですか?」と聞いてしまった。料金とのギャップに驚いた。

「今は支配人からフロントまで全員が女性」と書いてあるが、当時は(フロントには女性もいたが)、男性(の支店長らしき人)がとても親切に対応してくれた。

建物だけではなく、サービスが良くて、チェックアウトの時には「この価格は、何か特別価格ですか?」と聞いたことも覚えている。フロントの方がにこやかに「いつも、この価格です」と言われた。

名前からして「きっと東急系に違いない」と思ってしまった。バックにそういう資本力があるんだろうと思った。「けれど、ビジネスホテルだから東急の名前は出さないのかな?」と勝手な想像だった。まぁ、これだけ、いろいろ覚えているということは、それだけ強烈な印象だったんだろう。

そうそう、「Macで音楽クラブ」が、大阪のiWeekに出展した2002年4月は、「天満橋大手前店」に泊まったっけ。なつかしー。

その後、東急とはまったく関係ないことを知ることになるし、ホテル東横インは、加速がついて全国展開をしている。大規模に展開するとサービスが低下することが多いが、こちらのサービスはむしろドンドン向上していて、インターネットで予約をすると、靴下をもらえるサービスまである。私も各地で泊まっている。8月に泊まった「京都五条烏丸店」のフロントで、この本を見かけて買った。

おもしろい。一気に読み切る。昨日読んだ「ユダヤ人大富豪の教え」と共通する部分を随所に発見する。気になる方は、この2冊を読んでみて下さい。心も豊かになります。