読書:逆さメガネ

「逆さメガネ」養老孟司・著。

養老さんは、私の母と同じ世代の方で、母からも「戦後、教科書に墨を塗った話」を聞いた。そんな経験から「教科書が必ずしも正しくない」ことを身体で理解しているのだろう。いろいろな角度からものごとを見つめることで、本質が見える。

視野を上下させる「逆さメガネ」という特殊なメガネがあって、それをかけると、最初は何も出来ないが、徐々に慣れていき、普通に行動出来るようになる、という力が人間にはあるらしい。「変化」に適応する力。

私のまわりは、ものすごいスピードで変化している。私も、この頃は変化していると思う。もうしばらくは変化を続けたい。