不景気はてんでん・こんでん

祖母の命日(5回忌)。

母と少し長電話。

商家らしく、親子の会話にも「不景気による影響」てな話をしている。バカだ。母は、祖父がよく口にした「不景気はてんでん・こんでん」を私に伝える。

「てんでん・こんでん」は気仙沼弁で、「それぞれ違うのだ」という意味。つまり、「世の中は不景気だと騒がれていても、その不景気によって儲ける人もいる。だから、不景気を嘆いて絶望感に陥るのではなく、そういう時をむしろチャンスと考えてビジネスをすることだ」という話。

そして祖父は「不景気に儲ける人こそ、真の商売人なのっサ」と皆に言って聞かせたわけ。66歳の母と42歳の娘が、なにも電話でそういう話を熱心にしなくても…と思うが、ま、そういうオヤマ家なのであ~る。